100切りに必要なアイアンショット

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アイアンショットの考え方

これは、ショット全般に言えるのですが、特にアイアンショットにフォーカスしていきます。

なぜならラウンドあたりの打数で言えば、ショートゲームの次に多いのがアイアンショットだからです。女子の場合はユーティリティーに代わるのかもしれませんけど。

考え方としては、シンプルに挙げていきたいと思います。

できるだけ芯に当てるように努める

「当たり前のこと言うな」って言われそうです。(;^_^A

だって、当たり前じゃん!

たしかにその通りなのですが、本当にそうでしょうか?

実はこれ、盲点なのですが、100切りができない方のアイアンショットを見ていると、芯に当てるよりも、飛距離を出すことに、熱心なように思います。

つまり、「振りすぎ」なわけです。

振りすぎるとスイングのバランスも崩れて、当然、芯に当たる確率が低くなる。

最近は、「飛び系アイアン」の出現によって、特に飛距離重視の傾向が強くなっています。

先輩が7番アイアンで170ヤード飛ぶって言ってたもんな。

しかし、アイアンは狙ったところに運んで止めるクラブ」なのです。

飛ばすことに優先が行って、運ぶこと、止めることがおろそかになっている。

結果として、ミート率が低くなり、距離も方向性も合わないとなるのです。

10%ルールを採用する

10%ルールとは何か?

これは私の100切りに対する、マネジメントの決めごとのようなものです。
しかし、これがスコアアップのための練習や実践に役立っているのでご紹介します。

どなたでもそうだと思いますが、本当のナイスショットってラウンドでも少ないですよね。
・・・多分、多くても数発じゃないでしょうか?

それが快感なんだけど。

トーナメントに出ているツアープロだって、1日に数球なのです。

そうすると、差があれど、たいていはミスショットな訳でして、
それでもスコアを作るためには、あらかじめ、「ミスの許容度を決めておく」のが良いのです。

確かにいつでも、ナイスショットは打てないもんな・・・。

そこでなのですが、私は100切りを目指していた時は10%ルールを採用していました。
10%ルールの意味ですが、番手毎のミスを前後左右、10%以内に収めることです。
つまり、7番アイアンを使い、150ヤード飛ばせる方と仮定します。

150ヤードのショットであれば前後左右で15ヤードまでは許容範囲内という考え方です。
そう考えれば、ミスして135ヤードしか飛ばなくても、許容範囲と考えます。

ショットはこのレベルで十分100切りは出来ると思います。

ルールと言うと硬いですが、別の表現では、「OKライン」と言っても良いと思います。

狙いはいつでもグリーンのセンター

これは、定期的にゴルフ雑誌でも取り上げられるのですが、100切りレベルだと、100ヤード以内でも、アマチュアのグリーンオン率は50%を大きく下回ります。

ですから腕前相応で考えると、やっぱりグリーンはセンター狙いになるのです。
特に右か左、どちらかのサイドにカップが切られているときは、
「狙います!」からの「ショートサイドに外し、寄らず入らずのダボ(*´Д`*)」という場合が多いのではないでしょうか?

思い当たるなぁ。(;^_^A

そこで、この状況を10%ルールで考えてみましょう。
100切りレベルでは100ヤードショットの精度は前後左右で10ヤードまではOKでしたよね?
例えばサイドから7ヤードにカップが切られているとします。
センター狙いであれば、グリーンのどこかに乗る確率が高いです。

なるほど。

でも、もしピンを狙ったとすると、例えミスの許容範囲である10ヤードに打てたとしても、ショートサイドの3ヤードに外れてしまうことも理論上あり得ますと言うか、普通にあります(^_^;)
ショートサイドに外すと、上級者でも寄せるのは難しいです。

そうすると、スコアを作ることが目的だとしたら、どうでしょう?
やはり基本はいつもセンター狙いだと思います。

効果的なショットと練習

アイアンショットの具体的な練習方法を2つ書きます。

これは自分が体験して効果があったもので、100切りには十分。そして、上級者でも基本に戻るときには、この練習ドリルを使っています。

ティーアップして、ボールだけを打つ

人間って器用なもので、ゴルフスイングでも、手が結構使えてしまいます。
ただ、これだけだといわゆる手打ちになってしまうので、よろしくない。
そのままのスイングでは、距離感、方向性とも狂ってくるので、かえって逆効果なのです。
結局、打つ球数に比例して上達はしないのですね。

ですから、オススメなのが、ティーアップして打つ練習です。

この練習は地味ですけど、インパクトの基本が詰まってます。
しっかりとしたスイングでないと、芯に当たらない。
ゴムティーを打ってしまったり、トップしたりします。
やってみれば、手打ちだと、いかに当たらないかと実感できます。

確かに地味だよね~

実は、私が100切りを達成して、90前後でラウンドできるようになったころの話です。
自己流の私は、当時、情報を求めるために、Yahooの知恵袋とかも見ていました。
何と言ってもお手軽にヒントを得られるので。パソコン関係の疑問とかは役に立ちますよね。

そんなある日、「鳥かごで上達する良い方法はないですか?」という質問がありました。
ふむふむ、私も興味があるテーマです。
しかし、アンサーで良い回答がなくて、ある訳ないとか、「練習場で練習しろ」とか、「もっとコースへ行け」とかひどかったです。これじゃぁ質問した人が報われないですよね。
そこで、私なりの回答を投稿しました。

それが、「アイアンで芯を捉える練習をしましょう」です。

実は、私の自宅マンションには共用設備で鳥かごがあります。

※あの、決して、「リッチ」とか言わないで下さいね。(^_^;)
その鳥かごは居住者は無料で使えるので、何だかんだ言って、月に数回は利用します。

さすがにマットは痛んでいるので、どのような練習をするかと言えば、
「ゴムティーでティーアップして打つ練習」なのです。

鳥かごだと、3mくらいの距離しかありませんので、弾道を見ることができません。
一方でメリットとしては、インパクトの音に集中できることがあります。
ゴムティーを打ってしまえば、「ポコンッ」といいますし、トップすると、「カッ!」とか音がします。「ターンッ」と音がすれば、芯に当たった証拠です。

尊敬するゴルフインストラクター、まつしま。さんもオススメしてます。

『ティーアップしたボールを練習してみましょう。』
女子ゴルフインストラクターまつしま。です。ハーフ120からインストラクターになりました。練習では当たっているのにコースでは当たらないあなた!マットの上ではソー…

スリークォーターショットで打つ

スリークォーター、つまり、フルスイングの3/4の振り幅です。

表現の仕方は違いますが、「ライン出し」とか、古閑美保さんは、「パンチショット」と称しています。でも、ざっくり言えば、意味は同じです。

この練習も、地味ですけど、私の中で、とても大切なのです。
ゴルフのスイングで言えば、10時~2時で振っていくイメージ。フルスイングから少し落とした感じです。

こうやって打っていけば、自然と1球ずつ丁寧に打つ習慣が身に付きますし、芯に当たる確率と方向性は高まる、それでいて、飛距離は1番手程度しか落ちないと、良いことばかりです(笑)

いつも、マン振りだけじゃダメなんだな。

スリークォーターの名手としては、今はシニアのスティーブ・ストリッカー選手がいました。
彼は試合でも、ほとんどのショットをスリークォーターで打っていました。

特に腕力のある男性の方に、この練習はオススメしたいと思います。

アイアンショット練習のまとめ

話は最初に戻る部分もありますが、私が初心者から中級者の方に言っていること。それは、

「アイアンは飛ばすクラブではない」ということです。

アイアンは「狙ったところに運んで止めるクラブ」です。

上級になれば、ダウンブローが必要になります。入射角をしっかりと保ち、スピンも効かせたいですから。

ただし、100切りレベルであれば、ダウンブローでなくても全然大丈夫です。

150ヤードをグリーンオンさせることは難しいです。10%ルールを採用すれば、多少ダフっても手前から135ヤードにキャリーできて、上手くすればグリーンオンです。

何よりも地味ですが、飛距離を競うより、芯でとらえることを最大の目標にしたいです。

コメント

  1. まつしま。 より:

    鳥かごの練習設備があっていいですね!いつでも練習できますね。

  2. 座和 より:

    >まつしま。さん
    >
    マンションが出来た当初は、結構な人が利用してたみたいですけど、このところは空いてます。
    ありがたいですね!