小野祐夢優勝 フンドーキンレディース2021

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例年は秋開催だった、フンドーキンレディース。
2021年は、春開催なので、コンディションも違う中、注目の試合です。

事前記事

フンドーキンレディース2021 放送予定 ペアリング
国内女子レギュラーツアーも開催が軌道に乗ってきたところですが、ステップアップツアーも2021年の第2戦が始まります。フンドーキンレディース、昨年は激闘のプレーオフを制したリハナさんも参戦。初戦を制した佐藤靖子さんにも注目が集まります。

大会初日

空気も、コースもグリーンコンディションも、何となく重い。
そんな印象を持った初日でした。

グリーンも一定な感じではなく、距離感に首をかしげる選手も多々見られました。
さて、そんな中ですが、リーディングは、全く持って混戦です。
上位陣。全体がこちら

服部さんが一歩抜け出して-3なのですが、後続の多いこと!
5打差の+2で60人ということで、2日目以降も全くわからない展開です。
特にステップアップツアーですので、前後3打くらいは簡単に動きます。

前回覇者は好発進も「良くも悪くもなく」 アマチュア2人も2位で追走【ステップ初日コメント集】
前回覇者は好発進も「良くも悪くもなく」 アマチュア2人も2位で追走【ステップ初日コメント集】 - 2021 フンドーキンレディース

大会2日目

大会2日目は強風。そんな中、スコアが動きました。
首位が-5と頭2つ抜け出して、小野祐夢さんです。

小野祐夢が単独首位浮上 2勝目に前進/女子下部ツアー
◇国内下部ステップアップツアー◇フンドーキンレディース 2日目(14日)◇臼杵CC(大分)◇6358yd(パー72) 首位に3打差の17位から出た23歳の小野祐夢が7バーディ(2ボギー)を量産、この日ベストの「67」をマークし、通算5アンダ...

上位陣。全体がこちら

個人的には大変嬉しいリーダーボードで、
小野祐夢、小川陽子、リハナと応援選手が上位にいて、アマチュアの永嶋さんです。

注目したい永嶋花音

永嶋花音さんは、ながしまはなねさんと読みますね。今風でかのんではないです。
東京出身で、宮崎の日章学園高校卒。
ちょっと注目したいのですが、プレースピードが尋常じゃなく早い。
プロのツアーであれだけ早いのはなくて、ほぼ中学生レベルの早さです。
それでも、2日目終わりでこの位置にいるので、大したものだと思います。
童顔できびきびしたプレーは好感度も高く、これから人気が出そうです。

優勝争いの行方

さて、優勝争いですが、明日の予想スコアが難しいので、まずはお天気から。

問題はなく、2日目より風が弱いか?
そうなると上位陣はスコアも伸びそうで、-7くらいかもしれません。
67くらいは出るかもしれないので、6位タイまでの8選手にチャンスはありそうです。

そうは言っても、昨年のカストロールレディースで初優勝した、小野ちゃんの好調さ。

小野祐夢初優勝 カストロールレディース
例年の夏から秋へと開催時期が変更となった、カストロールレディース。グリーンコンパンクションが25というメジャー級の硬さの中、スコアは伸びず、我慢を強いられる展開となりました。上位陣はレギュラーツアーの経験者が顔を並べる中、勝ち切ったのは、小野祐夢さん。初優勝成りました。

ディフェンディングチャンピオンのリハナさん。

リハナが激闘を制す フンドーキンレディース
2020年のフンドーキンレディースは、歴史に残る激闘。 間違いなく、ステップアップツアー史上に残る最高レベルの戦いでした。 事前に書いた、見どころの記事はこちらです。 大会初日 先週、TOTOジャパンクラシックで12位に入った植竹希望さんが...

ステップ上位の常連で、もう優勝もあり得るだろうの小川陽子さん。

もしかするかもの、@永嶋花音さんと、見逃せない最終日です。

大会最終日

最終日の天候は晴れて風も穏やか。絶好のゴルフ日和となったように見えました。
見えましたと言うのも、見た目以上にスコアが伸びなかったからです。

小野祐夢が最後は勝ち切る

首位に立った選手が、なかなか伸ばせないというバックナインの展開。
小野祐夢さんも、取りたい10番のパー5でダブルボギー。
ここでズルズルいってもおかしくないところでしたが、14番、17番でバーディー奪取。
一時は首位を譲りましたが、再逆転で優勝となりました。

小野祐夢がシーズン2勝目 小橋絵利子を振り切る/女子下部ツアー
◇国内下部ステップアップツアー◇フンドーキンレディース 最終日(15日)◇臼杵CC(大分)◇6358yd(パー72) 後続に2打差をつけて首位から出た小野祐夢が2020年「カストロールレディース」に続くシーズン2勝目を飾った。3バーディ、1...

見事、ステップ2勝目となりました。しかし、上を目指す意味ではということで、

「あれで少し光が見えた」 プロ2勝目へ小野祐夢が乗り越えた“試練のパーパット”
「あれで少し光が見えた」 プロ2勝目へ小野祐夢が乗り越えた“試練のパーパット” - 2021 フンドーキンレディース

レギュラーツアー34試合に出場した2年前は、獲得賞金1449万3000円の69位にとどまり、シード争いに加わることはできなかった。さらに同年のQTはランク91位に終わった。「もっと優勝争いが増えれば、新しい自分が見えてくると思う。今年はステップで自信を高めたい」。精神面もしっかり鍛えぬき、また来年トップカテゴリーでの戦いに臨みたい。

ALBA記事にもある通りですが、レギュラーでは上のレベルが求められる。
仮定ですが、レギュラーツアーの選手が戦えば、二けたアンダーの優勝争いだったでしょう。
それは、小野ちゃんもわかっていると思います。
すると、-5では、TOP10には入ることのできないレベルとも言えます。
ぜひ、ここから、一層のレベルアップを望みたいと思います。

粘ったリハナが2位を確保

小野ちゃんと並んで注目していた、リハナさん。
まだ、決して本調子とは言えない中でしたが、粘って2位を確保です。

リハナ選手は、2019年プロテスト合格には及ばず、合格者と2打差以内という救済措置により、QTを受験。
QTランキング60位の単年登録選手としての参戦です。
ということは、つまり、今年、プロテストを受験するわけです。
BSの各ゴルフ番組ではいろいろな選手が登場しますが、身近なライバルは、このレベルということです。

さて、リハナさんについては、経歴が他の韓国人選手とは、かなり違います。

情報がほとんどない? 韓国女子ゴルファー「リ・ハナ」の謎に包まれたキャリア(金 明昱) @gendai_biz
リ・ハナ。「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で優勝したのは、ほとんど聞いたことのない名前の韓国女子ゴルファーだった。

元々ですが、両親は中国の人で、リハナさんも中国で生まれました。
8歳でゴルフをはじめ、レベルアップを目指し韓国へ留学し帰化します。
そして、韓国ではツアーの実績もないどころか、選手登録さえされていません。

つまり、中国で生まれ、韓国で育ち、日本でプロデビューなのです。
中国語、韓国語、英語を話すことができる、トリリンガル。
現在は両親とともに、日本在住なので、日本語も上達中で4か国語も操ることになるでしょう。

異色の経歴、そして淡々とプレーしますが、素顔は新世紀世代の19歳です。
これからも、彼女の活躍には注目でしょう。

最終の上位陣。全体がこちらです。

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