菊地絵理香 圧巻の完全優勝 アース・モンダミンカップ2021

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初日ベストスコアで首位発進した菊地絵理香さん。
最終日まで1度も首位を譲ることなく、アース・モンダミンカップで優勝を飾りました。
2017年以来、自身でツアー4勝目、初めての4日間大会での優勝。
また、2019年に結婚してから初めての優勝です。

菊地絵理香 圧巻のプレー

菊地絵理香さん、前回の優勝は2017年、20代でした。
今回は、2019年に結婚し、30代になってからの優勝です。
若手の台頭が著しい中、内容も完璧と言えるほどの優勝でした。

うまいより、強い 菊地絵理香-決意の完全V|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

優勝のスコアは-20、他の選手のスコアを見ると、その傑出さが分かります。
この優勝で、進化を感じましたし、届きそうで届かなかった、「日本」が付くタイトルを、これから獲れるだろうと予感させてくれるほどでした。

笹生優花、申ジエにアドバイス求めた菊地絵理香の貪欲姿勢
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(27日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6639yd(パー72) 初日から首位を走り、最終日はボギーなしの4バーディ「68」。後続に2打差となる通算20アンダーで完全優勝を果たし、4勝目を挙げた...

今年も健闘した西郷真央

優勝した菊地絵理香さんに、最後まで食らいついたのが、西郷真央さんでした。
中盤、4番からの4連続バーディーは見事でした。

菊地さんのプレーが隙なく、最後までいったのは、西郷さんのプレーに拠るところもあったと思います。
菊地さんが優勝インタビューで、西郷さんの健闘を本音で語りましたが、まさに。

西郷さんは、昨年のこの大会も最終日、最終組でした。

西郷真央 アース・モンダミンカップで頑張った選手
プロのデビュー戦が最終日、最終組。この春まで高校生だった西郷真央さん。今回の活躍は、見事としか言えないです。デビュー戦の18歳ルーキーは失うものなんて、何もないのです。基礎と軸がしっかりした体格と振れるスイング。そこから生み出される豪快なショット。女子ゴルフ界に、新たなヒロインの予感です。

そして、同じように9番のパー3で池に入れてしまったのですが、その後が違った。
最後の最後まで攻めて、菊地さんを守りに入れなかったと思います。
最終日のベストスコア、66を出したのは西郷真央さんです。

勝負どころだったホール

勝負どころは、いくつかありました。

9番パー3

まずは、9番、池のプレッシャーがかかるパー3。
ピンを狙った西郷さんのショットは池へ。

まるで、池にピンが立っているようなロケーションでプレッシャーはハンパ無いです。

続く菊地さんは、迷った番手で1つ下を選択。恐らく5UT。

グリーンの左手前をキャッチし、パーセーブします。
前半のキーホールで、スコアが動くと思われた9番。
ここで、前半4連続バーディーだった西郷さんの勢いが1つ止まりました。

11番パー4

これは、菊地さんが第2打でスーパーショットを見せました。

ベタピンのOKバーディー、文句なしです。

16番パー4

16番は難易度No.1のホール。
菊地絵理香さん、最終日で唯一のピンチだったと思います。
第2打を左奥に外して、難易度はMAXのアプローチ。

これを2クッションで乗せ、スーパーパーセーブした。
しかし、西郷さんもここをパーとし、食い下がります。

17番パー4

ここは、まず、菊地さんがバーディーパットを入れ、突き放しにかかる。
しかし、西郷さんも入れ返したのですね。

2位・西郷真央 17番、第2打の意義|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
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お見事としか言いようのない、勝負でした。

あと一歩及ばなかったミレニアム

上位フィニッシュの2人が突出したのですが、この2人の健闘も称えましょう。

3位に入った西村優菜

きっと最終日はやってくれると見た、西村優菜さん。
優勝争いには食い込めませんでしたが、単独3位フィニッシュです。
この1年の成長は、間違いなく見事だと思います。

古江彩佳の涙

オリンピック代表争いで、否が応でも注目された古江彩佳さん。
あれだけ騒がれると、さすがの古江さんでも、上手くいかなかったのでしょう。

笑顔が消えた 古江彩佳-無念、残念|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
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プレー中に涙するほど悔しくても、結果は-8で11タイ。
立派だと思います。

今大会のまとめと結果

まずは、コースコンディション、セッティングとも、「準メジャー級」だったと思います。
賞金総額については、メジャー2大会分でしたね。

その中、茂木宏美さんが難しいセッティングをした。
最終日のピンポジだって、相当に難しかったのです。

その中で戦い、見事なプレーを見せてくれた選手には感謝です。

久しぶりの有観客試合、そして、全日のインターネットライブ中継。
新しいゴルフの歴史が始まったようにも感じました。

最終の上位陣。全体がこちらです。

好勝負に水を差すことを気にしたか、雨は日が暮れてからでした。

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