今年の全米女子オープンは、渋野日向子さんの健闘で盛り上がりました。
また、シンデレラストーリーでは、全英女子オープン優勝のポポフ選手。
ポポフ選手は、米ツアーでは、下部のシメトラツアーに出ていた選手。
ですから、いわゆる、LPGAのツアープレイヤーではなかったわけです。
そういったことも背景に、2021年からLPGAの出場権が変わります。
出場資格変更のポイント
今まで、基本的には、賞金ランキング80位以内が出場権でした。
それに代わり、ポイント制の導入です。
米女子ツアーではこれまで前年の賞金ランキング80位内が出場資格1番目でいわゆるフルシード権を獲得する。米女子ツアーでもこれまで各大会でCMEポイントを獲得し最終戦への出場資格へとされていたが、それを翌季の出場権にも採用されることになる。すでに男子男子ツアーでは賞金ではなくフェデックスポイントで出場資格が決められている。
LPGAツアーは日本ツアーに比べて賞金額は高いです。
それでも、メジャー大会は突出して高い。
全米女子オープンの場合、優勝賞金は日本円にして、約1億円でしたから。
今回のポイント制導入で、こういったことが起こります。
さらにもう一つの変更はツアーメンバーでなければ例えばツアーで優勝しても最終戦のCMEグループ・ツアー選手権に出場できなかったが、こちらも「オフシーズンの間には変更を決めたい」とツアーメンバー外の勝者に最終戦への出場権を与えるという。例えば今季でいうと8月に「AIG女子オープン」を制したソフィア・ポポフ、そして先週の「全米女子オープン」覇者のキム・イェリムが新しいシステムでは優勝賞金150万ドル(今年は110万ドル)の最終戦へ参戦できるようになる。
2021年 渋野日向子参戦の可能性
2021年のLPGA通年の新規参戦については、Qスクールがありません。
ですから、基本的には難しいのですが、このポイント制導入で、渋野日向子さんの将来的なLPGAツアーへの、参戦可能性が出てきます。
おそらく、しぶこさんは、2021年もメジャーや推薦で何試合か出場するでしょう。
ポイントが40位以内であれば、ノンメンバー40のカテゴリーで22年の出場権を得ます。
ちなみに、2021年、LPGAツアーは34試合が予定されています。
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