2022年エリエールレディスで、11年ぶりの優勝を飾った藤田さいきさん。クラブ契約はフリーで、それも今年に入ってから自分に合うものを模索しています。契約していたゴルフボールも契約していたVolvikからブリヂストンに変更。思い切った変更も功を奏したクラブセッティングです。
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2022エリエールレディス優勝時のクラブセッティング
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ピン G430 MAX(9度)
シャフト:日本シャフト NSプロ レジオ フォーミュラ MB+ 55(硬さS、長さ45.5インチ)
フェアウェイウッド:ヤマハ RMX VD(3番15度、5番18度)
ユーティリティ:ヤマハ RMX(4番22度)
アイアン:ピン i230(5番~PW)
ウェッジ:キャロウェイ JAWS RAW(50度、54度、58度)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG ROSSIE S
ボール:ブリヂストン ツアーB X
実は年初からしばらくは、キャロウェイを中心としたセッティングでしたが、来季を見据えてシーズン中の変更に踏み切っています。
ドライバーは最新作のPING、G430MAXで安定した球筋と飛距離性能でした。
アイアンもキャロウェイのX-FORGED STARからPINGのi230へ変更。
そして、見落とされがちですが、藤田さんと言えば、ボール契約は、Volvikでした。
元々ツアーで使っている選手は数少ないのですが、変更した最大の理由は、Volvikがウレタンボールの製造を見合わせたことでツアー供給を終えるためです。
ツアープロの常識として、クラブとボールを一緒に変えると、上手くいかなかったときに原因が分からなくなる場合もあり、一般的には避ける傾向ですが、藤田さんの場合は、見事に「はまった」感じですね。
今後も変更される可能性がありますが、若干、安定さに欠けたのがフェアウェイウッドでした。
飛距離性能の高いヤマハのVDシリーズですが、こちらは変更の可能性があるかもしれません。
参考記事
2018ダイキンオーキッドレディスでのクラブセッティング
遡って、2018年開幕戦のクラブセッティングを見てみます。
ドライバー:ジャンバティスト JB301 ドライバー
ジャンバティスト AG501 ルミエール(硬さ:X相当)
FW&UT:ジャンカルロ JC501(3番、5番)、ジャンカルロ JC501 HB(4番)
アイアン:ジャンバティスト JB502CB アイアン(5番~7番)
ジャンバティスト JB702(PW)
ジャンバティスト JB502MB アイアン(8番~9番)
ウェッジ:ジャンバティスト JB502 マルチウェッジ(48度、51度、57度)
パター:ジャンバティスト JB501 パター
ボール:プロV1xボール プロV1xボール
この時点では、ほぼ、ジャンバティスト一色のセッティングです。
藤田さいき 2022年のスタッツ
2011年の優勝後はシード落ちも経験し、そこから復活しての優勝です。
今回の優勝でメルセデスランキングは10位に上昇しています。
好成績を残している主要スタッツを振り返ってみます。
パーオン率:71.3152 (13位)
平均パット数(パーオンホール) 1.8040 (27位)
平均パット数(1ラウンド当たり) 29.7449 (49位)
パーセーブ率 87.5850 (10位)
平均バーディー数 3.2041 (28位)
ドライビングディスタンス 249.91 (8位)
最近の女子ツアーではパッティングのスタッツが成績と比例している場合が多い中、藤田さんのランキングは、目立って高い訳ではありません。
秀でているのは、ドライビングディスタンスの8位。
ベテランと言われる年齢になっても、飛ぶこと、そして、パーオン率、パーセーブ率が高いことから、典型的なショットメーカーのタイプです。
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