座和のゴルフ遍歴 コースデビュー!

座和のゴルフ遍歴「夜明け前編」では、ゴルフに触れあったきっかけを書いていきました。そして、社会人になり、初めてのコースが接待コンペで幹事役、それも急きょ出場になってしまったという話を書きました。では、実際のデビューラウンドはどうだったのかを書いていきます。

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幹事は忙しい

さて、当日の朝。私は接待する側ですので、2時間前にはコースへ到着しました。
初ラウンドのコースは、岐阜県にある、新しめのコースでした。

 

コンペっていうのも、接待ゴルフってのも初めてだったし、自分のプレーよりも、「まずは接待優先」だったので、朝は準備で忙しいです。
車に積んできた賞品や自分のゴルフバッグを降ろしたり、受付のテーブルをセットしたり、結構、忙しいもんですね。

 

それで、お客様が来たら受付をして、スタート時間を知らせたり、ボールを進呈したります。
受付がやっと終わったのが、スタート30分前。
自分の練習とかする時間なんて、全然ないじゃん!
まぁ、これが接待ゴルフコンペなのかと思い、スタートせざるを得ない状況でした。

緊張感マックスのスタートホール

接待側、かつ一番下っ端の私は、当然1組目のスタート。
ただでさえ、初ラウンドで緊張している上に、後続組もみんな見てますよね。
加えて、お客さんは、お馴染みさんが多いので、「今度の新入りの腕前はどうだ?」という面もちで見ているので、

緊張MAXです!

上司から言われた通りに、5番アイアンでティーショット。すると、
意外にも、ナイスショット。
フェウェイの真ん中に140ヤードほど飛んでいきました。

よっ、よかった。

お客さんからも、「オーッ」という声が上がりました。
今思えば、若造がティーショットで5番アイアンを持っただけで、「初心者です」と宣言しているようなもんです。ですから、歓声までは湧かなかったですが、「ほほぅ、良くやった感」の声だったと思います。
しかし、この1番のティーショットで、どっと疲れて、こうなりました。

ふあぁぁぁ・・・

緊張感から解放って感じでしたけど、これ、スタートホールの第1打ですから。
これから、長い道のりが始まります。

初ラウンドの前半戦

さて、スタートホールのティーショットは、何とか上手くいきました。
しかし、これからが長い道のりです。

上司から事前に、「接待側の心構え」として3つ伝えられていました。

1.クラブを3本持って走る。
2・お客さんのボールは走って探す。
3.お客さんには大きな声で、「ナイッショ!」と言う。

この3点は忠実に守らなければなりません。
ですから、自分のプレーよりも、まずそちらが優先です。

ただし、ここで結構な問題が出てきます。
私はティーショットを5番アイアンで打ちます。
そうすると、当然セカンドオナーになる訳で、真っ直ぐ行けばフェアウェイに、林とかに行けばそちらに、どちらにしてもクラブ3本をすかさず抜き、走っていかなければなりません。

ゴルフに慣れた頃には分かったのですが、
走ってからすぐ打つと、呼吸が整わないのでミスが出やすいのですね。お客さんから、

まぁ、そんなに慌てなくても良いよ

と言われ、ほっとしました。

さて、肝心のプレーですが、ティーショットの5番アイアンはまずまず当たります。
それは、ティーアップしているという、心理的な効果が大きいです。
セカンドでも5番アイアンを使うことも多いのですが、こちらは芝生の上から打ちます。
そうすると、ティーアップした球を打つのと全く感覚が違うのですね。
基本的にダフリが多くて、トップも時々。
ナイスショットは数えるほどでした。
それでも、不幸中の幸いで、曲がらなかったため、左右のOBはありませんでした。

問題はグリーンの近くに入ってからです。
そもそもアプローチの練習はしたことがなかったので、感覚が全然わからないです。

ウェッジを使うことだけは知識としてあったので、グリーン近くに行くと、ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、パターと3本を持って走ります。(^_^;)
・・・当時はアプローチウェッジなるものはなかった。
それで、寄せる訳ですが、寄りませんねぇ。
グリーンの周りを行ったりきたりで、もうだめだと思ったら、距離が残っていてもパターで打ちました。

それと、最もやっかいだったのが、バンカー。
これも、エクスプロージョンの知識はあって、プロの試合も見ていたのですが、
実際に打ったことも練習したこともない!
ですから、出る訳がありません。

アンプレアブルというルールを前半で学びました。(;_:)
それでも、パッティングは何もせずに得意だったので、3パットは無かったです。
・・・当時はほとんどのコースが高麗の2グリーンだった。
やっとの思いで、前半終了。スコアは69でした。

自分としては、いろいろと上手くいかず落ち込んでいたのですが、お客さんから、

あんた、センスがあるよ、○○(仮病の先輩)なんか、何番で打っても50ヤードしか飛ばないからなぁ。

そんな言葉に救われて、昼食休憩に向かいます。

初ラウンドの後半戦

さて、前半戦が終わりました。
ホッとした安堵感と疲労に包まれます。
ただ、後半戦に行く前に、食事もあります。

当時の接待ゴルフは、昼食時に皆でビールを飲むというのが鉄板だったので、私もお付き合いで飲みます。元々、酒は弱くはないのですが、さすがにほろ酔いになるのが早かったです。
昼食時にお客さん同士は、他のゴルフ場のこととか楽しそうに話しています。

すると、初ラウンドの私にも話題が。

アンタはドライバーは打たないのかい?

うっ!痛いところを。

いや~、練習したんですけど、当たらなくて・・・。

 

そうか、じゃぁ、後半は3番ウッドを使ってみると良いよ。

なるほどと、そうかな?と半信半疑でしたが、後半は使ってみることにしました。
さて、後半10番のティーショット、3番ウッドで打ちますが、
ちょいスラで右のラフへ・・・。
やっぱり上手くいなかいか~と思っていたら、

悪くないよ、ちょっと打ちに行って体が開いただけだから。

なるほど、そういうものなのかと思い、次のホール以降も使ってみました。
チョロはあったものの、それなりに当たると、結構な距離が出ました。
・・・ナイスショットで180ヤードくらい。
また、後半は、前半の反省から、2つのことを徹底しました。

1.徹底的にバンカーを避ける。
2.アプローチは手前から。

これを実践したおかげで、若干スコアは良くなって、67のあがり。
TOTAL136でした。←こんなもんでしょうか?

それと今でも忘れられないトピックスですが、

ニアピン賞を獲りました!

接待ゴルフなので、表彰外だとばっかり思っていたのですが、
ニアピンとドラコンは接待側にも権利があるとのこと。

カニの缶詰セット、嬉しいです!(^O^)

 

とにかく、5番アイアンの頻度が非常に多いラウンドだったので、
ニアピンを獲ったホールは6番で打ちましたが、その成果かも知れません。
そんな訳で、人生初ラウンドは終わりました。
ふーっ、疲れたけど、何か面白かったのが感想です。

コースデビュー後で変わったこと

初ラウンドを終えた私は、徐々にゴルフにのめり込んでいくことになります。
世は平成バブルの頃でしたから、仕事で商談を1時間しても、仕事の話は10分、ゴルフ談義が50分なんてことも、結構ありました。

ビジネスパートナーとしてではなく、ゴル友みたいになると、

じゃ、社長よろしく!

よし、わかった!

なんて会話で、1,000万円単位の契約が取れたものです。
社会人になったら、ゴルフを覚えろってのは、この辺の環境面も大きいです。
・・・今は時代が違うので、当時と当てはまることも少ないとは思いますが。
もちろん、直接このように仕事に結び付くこともあったのですが、それ以外のこと、ゴルフの本質的な上達と、仕事の進め方で似ている部分を見つけることが出来たのです。

戦略の立案、計画の設定、状況分析、レビュー、次へのアクションなどですね。
後のビジネス研修で、PDCAを学んで、「これか!」と思いました。
スポーツの定石はビジネスの定石に結び付く一面もありますが、それを納得できた、新米社会人なのでした。

コメント

  1. まつしま。 より:

    こんばんは。初ラウンドが136なんてやりますね!
    いきなりスプーン持つとは強者だなぁ。
    やっぱり昔からセンスあったのですね。
    ちなみにゴルフヨガ、ミスショット編も注文しました!

  2. 座和 より:

    >まつしま。さん
    >
    >こんばんは。初ラウンドが136なんてやりますね!
    >
    どうなんでしょう?
    息子の初ラウンドは138だったそうです。
    >ちなみにゴルフヨガ、ミスショット編も注文しました!
    まつしま。さんは基礎体幹があると思うので、ミスショット編で良いと思います。
    それにしても、更新のチェック、早いですね(๑˃̵ᴗ˂̵)