感想 ゴルフサバイバル6月の陣第3週

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久しぶりにゴルサバの話。2021年6月の第3週は、面白い回でした。
ゴルフと言うスポーツ、ゲームと、ゴルフサバイバルのルールとがかみ合って、あらためて、色々な感想を持ちました。
観戦や視聴だけでなく、実際にゴルフをプレーする方にとっても面白かったと思います。

2021年6月の陣 出場選手

ゴルフサバイバル6月の陣、出場選手はこちら。

ちなみに、4番ホールまでで、脇元桜、中村絵里香、鎌田ハニー、田島凛の各選手が脱落しています。
そして、今井鮎美選手がバーディーでスキップとなっています。
今回、面白かったのは、5番ホールのプレーです。

5番ホール、ティーショット

面白かったのは、5番ホール、512ヤードパー5です。
普通のパー5ですので、選手は、できればバーディーを獲りたい、でもボギーは避けたいという心理でしょう。
ここで、いろいろなプレーが出てきます。
各選手毎に、ハイライトがあったので、選手別に見ましょう。

井上りこ

今回の10人の中で、格といった意味で、1段上の存在です。
ステップアップツアーが主体ですが、既に1勝。
現時点で開催されている、ユピテル静岡新聞SBSレディースでも、初日好発進。
-2は5位タイ。つまり、ツアープレイヤーです。
ティーショットはやや右ラフでしたが、良しとするところでしょう。

小林瑞季

ティーショットは、やっちまった系で右手を離した。
ゴルファーであれば、左!と思い、瞬間的にする反応で、案の定、左の斜面。

杉原彩花

屈指の飛距離を持つ、女子ゴルファー。
プロツアーに出たとしても、指折りの飛ばし能力でしょう。
このパー5も、ダントツの飛距離でフェアウェイをキープし、アドバンテージです。
大方の予想通り、順当にドラコン省獲得。

加藤優花

初めて見たのですが、独特のキャラクター。
プレーより、良く笑うその雰囲気とかに目が行ってしまう、不思議な選手。
フェアウェイはキープしますが、飛距離は出ないタイプで、ほぼセカンドオナーです。
このくらいの飛距離だと、一般男性ゴルファーでも同等でしょう。

澤井瞳

ステップアップツアー主体に出場している、もうベテランの域に入る選手。
飛距離は、そこそこという感じで、手堅くフェアウェイキープです。

5番ホール、セカンドショット地点

さて、セカンド以降も、判断、選択、ショットの質でポイントがありました。
以下の文章は、敬称略で、一気に。

まず、加藤優花、フェアウェイから3番ウッドで。飛ばないがほぼ真っすぐで良しでしょう。

澤井瞳、残り310ヤードのフェアウェイで、持ったのが7番ウッド。
この選択がどうだったか。
どの位置に運ぼうと言う判断が、もう1つだったように思います。
ホールロケーションを見るに、第3打は左側バンカー群の右、フェアウェイに置きたい。
となると、もう1つ、2つ上の番手を選択する判断もあったんじゃないか?
7番ウッドであれば、距離が残るので、フェアウェイキープは必須。
ここで、右へミスしてラフの斜面となってしまいました。

小林瑞季、かなり前下がりのラフながら、持ったのは3番ウッド。
当然、右に出やすいライで、案の定、右の林方向へ。
ここは逆に、もう少し短い番手の選択は無かったか?
ナイスショットは望めないライなので、若干、ミスしても普通に第3打を打てるところに行きたかった。
ショットと言うより、選択のミスという気がしました。

井上りこ、ちょいラフからユーティリティーでフェアウェイへ。
王道のマネジメントです。

杉原彩花、飛んでいたが、残りは280ヤード、打ち上げアゲインスト。
さすがに2オンは狙えないということでレイアップ。
レイアップの判断は良いのですが、持ったのが6番アイアン。結果は右ラフ。
もう少し上の番手で、フェアウェイはキープしたかった。

5番ホール、サードショット地点

沢井瞳、セカンドのミスで残りは148ヤード、右ラフを6UTで。
距離も残ったし、ライも良くないと言うことで、打った球はグリーン左の難しいラフへ。

小林瑞季、足場はカート道、ボールはベアグラウンドで残り136ヤード。
木の間を通す難しいショットを7番の低い球でグリーンオン。
これは上手かった。
本人曰く、調子が悪かったので、こういったライからのショットが多かったから。
しかし、アマチュアもこういった場面はあると思うので、ミドルアイアンを使った、低い球の練習はしておいて損はないと思います。乗せるは難しくても、脱出に役立ちます。

加藤優花、右ラフ、つま先上がり、残り133ヤード、7番アイアン。
グリーンの右手前に外しましたが、想定されるミスの範囲内。
次を頑張るってところでしょう。

杉原彩花、右ラフ、つま先上がり、残り132ヤード、9番アイアン。
これも、加藤同様に右手前に外す。
ただし、番手が2つ違います。これは、もう少し精度良くいきたかったところです。

井上りこ、フェアウェイ、残り127ヤード、8番アイアン。
ナイスショット、ピン手前3m。このあたりはさすがですね。

5番ホール、グリーン周り

さて、ここからが勝負のグリーン周りです。

沢井瞳、20ヤード、かなり左足下がりのラフでグリーンは下り傾斜。
これは上手く打ってもピン下、3mくらいは行ってしまうでしょう。
ピンを7.9mオーバーしましたが、これは仕方ない。あそこに行ったのがまずかった訳です。

加藤優花、右手前16ヤード。強烈な下りで左に曲がるライン。
寄せるのも難しい位置で、明らかに強いインパクト。
それが、ガチャンと入って、チップインバーディー。
ピンに当たらなかったら、3m以上はオーバーしていたところ。
こういったことがあるので、ゴルフはやめられないですねぇ。

杉原彩花、ほぼ加藤と同じ位置からのアプローチで、これが普通のレベル。
パーパットを頑張るってところには寄せました。

小林瑞季、12mのバーディーパットで、寄せたいところ。
まぁまぁという感じで、これもパーパットを頑張るという距離です。

5番ホール、パッティングと結果

井上りこ、3.6mを決めてバーディースキップ。
これは、攻め方、ショット、パットの精度も良く、ナイスバーディーでした。

杉原彩花、1.5mのパーパットを入れた。耐えたってところ。
小林瑞季、こちらも、1.5mですが下りスライスをねじ込んで耐えた。

と言うことで、澤井瞳脱落となりましたが、本人、反省の弁の通りですね。
ミスの3連続だったので、練習します。その通りですね。

注目の6番ホール以降の戦い

さて、6番ホールはバーディースキップが2人なので、3人での戦いとなりました。
330ヤードと短いパー4。今井鮎美、小林瑞季、杉原彩花、3選手ともパー。
次週は、ショートパットのサドンデスからです。

ちなみに3人の現在地。
今井鮎美:JLPGAプロテスト、第2次予選敗退、DSPEメンバー。
小林瑞季:JLPGAプロテスト、第2次予選敗退、DSPEメンバー。
杉原彩花:JLPGAプロテスト、第2次予選通過、最終プロテスト進出

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