米女子LPGAツアーの出場資格と優先順位

2022年シーズンは、最終予選会(ファイナルQスクール)を古江彩佳、渋野日向子の2選手が突破し、正式にLPGAのツアーメンバーになりました。
となると、出場試合や、優先順位が気になるところです。

予選会突破の古江彩佳と渋野日向子 米ツアー出場優先順位は何番目?
◇米国女子◇Qシリーズ(2週目) 最終日(12日)◇ハイランドオークス (アラバマ州)◇6677yd(パー72) 古江彩佳と渋野日向子が来季米女子ツアー(LPGA)の出場権をかけたQシリーズ(最終予選会を突破し、ツアーメンバーの資格をつかみ取った。 45位までが米ツアーメンバーの資格を獲得。上位ほど出場優先順位が高くな...

実はアメリカの女子ゴルフ、LPGAツアーの出場優先順位は、カテゴリー数も多く複雑です。
最も分かりやすいのはシード権ですが、それ以外の出場資格について、優先順位順に整理してみました。
また、日本で言うリランキングも、「リシャッフル」として、年間2回行われます。
リシャッフルは以下カテゴリーで14番目以降の選手が対象となります。
Qシリーズ突破での出場カテゴリーは、14番目なので、決して高くありません。
リシャッフルは例年、5月末と7月末に行われますので、まずは、5月末のリシャッフルでポイントランキング上位に入ることが、後半戦への出場に繋がります。

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LPGAツアー出場優先順位のカテゴリー

以下の各カテゴリー順から、出場優先順位が決定になります。
JLPGAと大きく異なる点は、QT(LPGAで言うQスクール)の出場順位が低いことです。
それだけ、数多くの出場カテゴリーがあると言えます。

リシャッフルには関係しない出場優先順位

出場優先順位には、リシャッフルに関係するものと関係せず、年間維持されるものがあります。
まずは、リシャッフルに関係しないカテゴリーを優先順に確認します。

1:前年のポイントレース上位80人

いわゆる、シード権になりますが、前年度のポイントによって決まります。
LPGAツアーでは、CME GLOBEポイントということになります。
昨シーズン、2021年度のポイントはこちらになります。
ざっくり言うと、日本のJLPGAで言うところの、メルセデスランキングポイントです。
2022年度のポイントランキングはこちらです。

2:生涯獲得賞金上位20位

3:メジャー大会優勝者(過去5年間、優勝時ツアーメンバーだった者)

渋野日向子さんは、2019年の全英女子オープンに優勝しましたので、その時にツアーメンバー登録をすれば、この資格で参戦できました。
しかし、当時は国内志向が強かったため、LPGAツアーメンバーの登録をしませんでした。
そのため、2021年末のQスクールを受験して、出場資格を得たということになります。

4:過去2年間のLPGAツアー優勝者

2022シーズンは、コロナ禍の影響もあったため、2019年の優勝者も例外的に含まれます。

5:過去2年間でのLPGAツアー複数回優勝者

2022シーズンは、コロナ禍の影響もあったため、2018年の優勝も例外的に含まれます。

6:過去4年間でのLPGAツアー年間3勝以上優勝者

2022シーズンは、コロナ禍の影響もあったため、2017年の優勝も例外的に含まれます。

7:LPGAツアーノンメンバーの優勝者

2022シーズンは、コロナ禍の影響もあったため、2020年の優勝も例外的に含まれます。

リシャッフルには関係する出場優先順位

以下カテゴリーの優先順位は、リシャッフルによって、当該年度内の出場優先権が変わります。

8:当該年ポイントレース上位80人(第1回リシャッフル時点)

このカテゴリーから、リシャッフル時のポイントが反映されることになります。
当該年度(2022年度)のポイントランキングはこちらです。

ここへカテゴリー9以下の選手が入ってくると、順次、優先順位が繰り下がります。
逆に言えば、後述するカテゴリー14の資格で参戦している、古江彩佳、渋野日向子の両選手は、リシャッフル時に当該年度80位に入っていれば、このカテゴリーからの出場資格となり、優先順位が上がります。

9:シメトラツアー(下部ツアー)の前年ランキング上位10人

前年度の下部、シメトラツアー(2022年からはエプソンツアー)上位10選手です。

10:前年度LPGAツアーノンメンバーが獲得したポイントが40位

11:前年のポイントレース81~100位

12:生涯獲得賞金上位40位

13:当該年度リシャッフル上位者

ここで再びリシャッフルが出てきますが、これはカテゴリー14以下の資格で参戦している選手が、獲得ポイントにより、上位80位にまで入らなかった場合、このカテゴリー13に入ります。

14:Qシリーズ上位45位タイまで

2022年シーズン始まりは、古江彩佳、渋野日向子の両選手はこの資格です。
LPGAツアーの出場選手数が144名だった場合、このカテゴリーの選手の出場がボーダーラインでした。
そのため、Qスクールファイナル9位だった古江彩佳さんは第2戦から出場でき、20位の渋野日向子さんは出場ならなかったということになります。

15:前年ポイントレース101~125位

16:歴代優勝者(1)

17:歴代優勝者(2)

18:前年ポイントレース126~150位

19:Class A Members(レジェンド枠)

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実質的な出場優先順位

このように実質的な出場優先順位は、カテゴリー14相当までとなります。
通年では、まずカテゴリー1のシード選手が確定。
そして、リシャッフル後のポイントを反映した、カテゴリー8や13のところがカギとなりそうです。

第1回のリシャッフル実施

5月15日、「コグニザント・ファウンダーズカップ」が終了し、第1回のリシャッフルが行われ、以降の出場優先順位の見直しが行われました。
気になる部分、昨年末の最終予選会通過順位によって、これまで出場資格を得ていた、古江彩佳、渋野日向子の両選手は、今回のリシャッフルによって、大きく順位を上げました。

渋野日向子さんに関して言えば、最終予選会20位という資格は、全体で見ると、出場優先順位は、149番目。
リシャッフル後の順位は、ポイント501.625で99番目と大きく上昇。
つまり、簡単に言えば、シーズン後半戦の出場を確実なものにしました。
これもあって、国内のブリヂストンレディースへの参戦が可能になったとも言えます。

また、古江彩佳さんも、出場全試合で予選を通過。
204.072ポイントを獲得し、出場優先資格を上げています。

参考記事

米女子ツアーで第1回リシャッフルが実施 渋野日向子、古江彩佳が今季出場権をほぼ手中に
米国女子ツアー「コグニザント・ファウンダーズカップ」が終了し、第一回のリシャッフルが実施。昨年の「Qシリーズ」の資格で出場し…
2022年度のポイントランキングはこちらです。

参考サイト

https://womensgolf.com/2022-lpga-priority-list

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