2023年度　第1次JLPGAプロテスト　出場選手と通過選手一覧

ここ数年、非常にレベルの高い戦いとなる、女子ゴルフ、2023年度のJLPGAプロテストは、7月19日の第1次予選E地区を皮切りに始まります。5地区で開催される1次予選の様子を随時更新していきます。プロテスト全体のスケジュールも確認しておきましょう。

2023年度 JLPGAプロテスト　出場資格とスケジュール

2023年度のJLPGAプロテストは、7月19日の第1次予選E地区から始まります。5地区で開催される1次予選を勝ち上がり、3地区で行われる第2次予選に進出。第2次予選や最終プロテストから出場可能な資格の選手もいますので、その解説記事です。

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2023.08.29

尚、第1次予選の結果は随時更新ですので、最新は目次からジャンプしてください。

2023 JLPGAプロテスト1次予選スケジュール

第1次予選通過者と2次からの受験資格者は、第2次予選に進むことができます。

ここで重要となるのは、2次あるいは最終から、有力選手が出場してくることです。そのため、1次は通過するだけでなく、余裕を持って、可能であればぶっちぎりくらいの勢いで通過し、2次、最終と進むのが理想です。

2次からは、昨年度の最終プロテスト進出者が1次免除で出場しますし、例えば、既に馬場咲希さんや、日本女子アマ優勝の飯島早織さん、ナショナルチームの荒木優奈さんらは、最終プロテストからの受験資格を持っています。

E地区　西日本カントリークラブ (福岡県)

プロテストの先陣を切って、E地区が始まります。初日のペアリング。

E地区初日の結果

E地区初日の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

福岡県のコースですので、九州に拠点を置くプレイヤーが目立ちます。その中で、初日-6で首位に立ったのは、宮崎日章学園3年生の菅楓華さん。彼女の有望性については、昨年、ピックアップし、記事にしています。

菅楓華　プロテスト合格の有力選手

2023年のステップアップツアー、フンドーキンレディースで日章学園高校3年生の菅楓華（すがふうか）さんが単独3位に入り、ベストアマチュア賞を獲得しました。菅さんは昨年の日本ジュニアでも2位に入り、日章学園高校を全国高等学校ゴルフ選手権大会で団体優勝に導いたメンバーでもあります。

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2023.04.14

先ずは1次、3日間の戦いです。2日目のペアリングはこちら。

E地区2日目の結果

E地区2日目の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

初日に引き続き、好調の菅楓華さんがさらに伸ばして首位に立っています。菅さんのスコアは-10まで伸びていますが、通過目安となる40位前後のスコアを見ると、+5が40位タイとここまでで45人となっています。

E地区の最終結果

E地区の最終結果が出ました。最終結果が出ましたので、出場全選手を記載します。

通過ラインは+8までの37位タイ、42選手となり、2次に進むことになりました。一方で首位通過は最終日も69と3日間60台を並べた菅楓華さんで、通算は-13とぶっちぎりのスコアでの通過となりました。

2次、最終から有力選手が登場しますので、1次から出場する選手のレベル感としては、余裕を持ったスコアでの通過が求められます。今回は-13から+8まで21打差があっても通過となりましたが、彼女たちが目指すツアーのレベルは非常に高い。コースもセッティングも違うので単純比較はできませんが、同時期に福岡県で、大東建託・いい部屋ネットレディスが開催されています。2日間の予選ラウンドを終わって、首位が-12、カットラインは何と-4の60選手でした。そういった世界に飛び込んでいくには、1次からのプロテスト出場組は相当高いレベルが必要とされていると言えます。

C地区　伊勢カントリークラブ (三重県)

E地区に続き、C地区でのプロテスト1次が始まります。初日のペアリング。

C地区初日の結果

C地区初日の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

初日、首位のスコアは-6で、アンダーパーが19選手。通過の目安となるラインは、40位タイが+2で50選手となっています。2日目のペアリングがこちらです。

C地区2日目の結果

C地区2日目の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

上位陣は伸ばしていて、順調。首位が-6で、アンダーパーが24選手となっています。通過のボーダーラインは+4くらいになりそうな感じです。最終日のペアリングはこちら。

C地区の最終結果

C地区の最終結果が出ました。最終結果が出ましたので、出場全選手を記載します。

2日目を終わっての予想通り、カットラインは+4となり、40位タイまでの43選手が2次に進出となりました。

B地区　富岡倶楽部 (群馬県)

3地区目、B地区でのプロテスト1次が始まります。初日のペアリング。

B地区初日の結果

B地区初日の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

首位は-6で、アンダーパーが26人。カットライン付近を見ると、37位タイが+1となっていて、ここまで45人となっています。個人的には頑張って欲しい神谷和奏さんが、まずまず良いスタートを切れたことは何よりです。2日目のペアリングはこちらです。

B地区2日目の結果

B地区2日目の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

初日首位に立った川上知夏さんが2日目も順調に伸ばし、-10まで来ました。アンダーパーは20人。カットライン近辺を見てみると、40位タイが+3で、46人となっています。最終日のペアリングはこちらです。

B地区の最終結果

B地区の最終結果が出ました。最終結果が出ましたので、出場全選手を記載します。

初日から首位を快走した、川上知夏さんが最終的に-12まで伸ばしトップ通過。通過ラインは+4までの43位タイ、46選手となりました。最終の合格まで見据えると、2次、そして最終からは有力選手も出場してきます。そう考えると1次は予備予選的なものと考えても良いかと思います。

首位通過した川上知夏さん、アマチュア時代のプロフィールはこちら。2005年2月17日生まれなので、2004年度ということになり、JLPGA会員だと、昨年唯一高卒一発合格した藤井美羽さんと同学年ですね。

A地区初日の結果

A地区初日の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

髙久姉妹の姉、ゆうなさんが初日首位に立ちましたね。山口すず夏さんも順調なスタートを切っています。2日目のペアリングはこちらです。

A地区2日目の結果

A地区2日目の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

西澤歩未さんが、2日間とも60台を並べ、スコアを-11にし首位に立ちました。通過すれば良いプロテストなのですが、1次なので、できれば上位通過で2次に向けていきたいところです。さて、通過予想ライン近辺は、36位タイが+1で45名となっています。最終日のペアリングはこちらです。

A地区の最終結果

A地区の最終結果が出ました。最終結果が出ましたので、出場全選手を記載します。

A地区は、中澤瑠来、髙久ゆうな、西澤歩未、山口すず夏、石澄旋の5選手が二けたアンダーで突破し、2次へ進出です。一方、2次への通過ラインは、+1、41位タイまでの43選手となりました。1次予選は最終合格までの道のりを考えると予備予選くらいのレベルですので、2次通過を考えた場合、下位や中位通過の選手は、一層のレベルアップが要求されます。

D地区　信楽カントリー倶楽部　田代コース (滋賀県)

今年度最後、D地区でのプロテスト1次が始まります。初日のペアリング。

D地区初日の結果

D地区初日の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

全米女子オープン出場経験もある、小宮千鶴さんが首位発進。プロツアーでも経験のある、上久保実咲、清本美波、神谷桃歌といった選手が上位発進です。

D地区2日目の結果

D地区2日目の結果が出ました。全体がこちら。上位陣は以下の通りです。

小宮千鶴さんに上久保実咲さんが並び-13で首位に立っています。最終ラウンドのペアリングはこちらです。

D地区の最終結果

D地区の最終結果が出ました。最終結果が出ましたので、出場全選手を記載します。

41位タイまでの46選手が2次に進むこととなりました。首位通過は最終日に63という素晴らしいスコアを出した清本美波さん。清本さんはじめ、二けたアンダーを出した通過選手は実力に加え好調と見ますので、2次以降の戦いも楽しみです。