ドライバーは飛んで曲がらないのが一番で、誰しもが願うところですが、簡単にはいきません。最大飛距離を追い求めるとピーキーになる傾向も強いです。当たらない、振りにくいと思ったときには、方向性の違うドライバーを試してみる価値は十分にあると思います。
ドライバー飛びの3要素
ゴルフクラブには、飛びの3要素というものがあります。
それは、初速、打ち出し角、スピン量ですね。
打ち出しの初速が出て、適正な角度とスピン量が保てれば最大飛距離が出るというものです。
これは、近年のデータ解析によって明らかになっていて、各社ともフォーカスしているところです。
その飛び、安定していますか?
とは言いつつも、一般ゴルファーは、これだけで選ぶと怪我をします。
つまり、初速に関わるところのミート率。
いわゆる、「芯に当たらないと飛ばない、曲がる」といった状態になります。
そのためにも、再現性が高まるような、振り感の良いドライバー選びも大切になります。
もちろん、スイングで再現性を求める方法も王道です。
一方で、気持ちよく振って、フェアウェイキープできるドライバーも選べるのです。
各社とも、そのための工夫はしているのですが、実際にどうなのかは、うたい文句だけでは分かりづらいところですね。
スコアメイクには、最大飛距離よりも平均飛距離
一発の豪快な飛びは、ゴルファーを高揚させる魔力があります。
一方で、大きく曲がる確率が高いと、扱いづらいドライバーになってしまいます。
そうなると、一発の飛距離を若干犠牲にしても、安定性を求める選択も現実的です。
安定性の鍵となるのは、振りやすさと適正なスピン量。
理想的なスピン量は、2000回転少しと言われます。
一方で、球の上がりやすさや、ほど良いつかまりを考慮すると、若干スピン量は多めの方が安定します。
初速は大切ですが、唯一の正解ではありません。
逆に初速重視で低スピンのものを選んで、球が上がらない、散るといった方が懸念されます。
現実的には、振りやすく、安定した弾道が打てるドライバーが選択肢に入ると思います。
外ブラと国産で感じる味付けの違い
近年では、ざっくりですが、人気は外国ブランドのドライバーです。
キャロウェイのエピックなどが顕著ですが、非常に初速が出る。
加えて、テーラーメイドや、ピン、タイトリストも初速が出ます。
一方で、安定性については、「うーむ・・・」となるゴルファーの声も聞くようになりました。
各社とも、多くのモデルが用意されていて、簡単と言われるモデルもラインナップされています。
しかし、あくまでも、そのシリーズの中では簡単という話で、絶対的なものではありません。
ざっくりと、外国ブランド、外ブラとくくってしまいましたが、大まかにその傾向があります。

あらためて国産メーカーのドライバーに注目
そこで、国産メーカーのドライバーも選択肢に入ってくると思います。
一般的に言って、一発の飛び、初速に関しては、数値上は若干劣ります。
しかし、安定度や振りやすさには、優れるモデルが多いと感じます。

ブリヂストンやダンロップ・スリクソンなどが入りますね。
モデルで言えば、ブリヂストンのBシリーズ、B2やスリクソンのZX5も選択肢でしょう。
新作で言えば、ゼクシオ12や、ゼクシオエクスも発売されました。
「まだ、ゼクシオはなぁ・・・」という方にも、エクスは試す価値があると思います。
ゼクシオの冠がついていますが、かなりスリクソンに寄せたドライバーだと思います。
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