2020-2021とシーズンが統合された、国内女子ゴルフツアー。
これにも関係し、また、従前決定していたことも含め、ポイントを整理しましょう。
良くまとまっている参考記事。
賞金女王レース
2020年行われたのは14試合にとどまりました。
その中での上位ということですが、
1位 笹生優花 9389万1170円(ツアー2勝)
2位 古江彩佳 9050万2992円(ツアー3勝)
3位 原英莉花 7072万2208円(メジャー2勝)
プロですから、獲得賞金が多いことに越したことはありません。
一方出場資格やランキングという意味からは大きな変更点があります。
ポイント重視へ移行
以前からメルセデスランキングはありましたが、賞金獲得額より格下でした。
しかし、ランク付けという意味からは、その立ち位置が、逆転します。
いわゆる、ポイント制への移行と言って良いと思います。
例えばリコーカップの出場権は、ポイントに1本化。
また、海外メジャーでの獲得賞金は国内の獲得額に加算はありませんでした。
今年から海外メジャーでの活躍は、国内3日間大会の4倍ポイントが加算されます。
個人的には、非常にフェアで良い変更だと思います。
リランキングとリシャッフル
リランキングについては、2019年から行われていました。
ただし、2020-21シーズンは統合のため、時期が異なります。
第1回のリランキングはサロンパスカップ終了時。
第2回のリランキングはアース・モンダミンカップ終了時となります。
ボーダーラインの選手は頑張りどころであり、下位選手にはチャンスでもあります。
一方でリシャッフルの時期は、ミヤギテレビ杯ダンロップの終了時。
これは、これはシード選手も含むです。
長いシーズンとなったので、シード選手がリシャッフルの対象でも良いでしょう。
ただし、既に複数年シードを獲得している選手も、リシャッフル対象です。
これについては、個人的に疑問もあり、記事も書きました。
永久シードはリシャッフル対象外です。
複数年シード選手も対象外として良いんじゃないですかね?
尚、別途行われた増枠予選会については、2021年内は適用されます。
リランキングにはかからない、出場権利は2021年いっぱいまで保証されます。
増枠についての、該当試合と出場権を持つ選手は、別記事で書きました。
東京オリンピック代表争い
これは、世界ランキングを基本としたオリンピックランキングで決まります。
日本の場合で言えば、上位2選手は、当確ライン。
しかし、この出場権には例外規定があって、世界ランキング15位以内であれば各国4人まで出場できます。
3月2日付の最新ランキングでは日本人3番手の古江彩佳さんが、世界ランキング15位です。
ですから、この順位をキープしていけば、出場が叶います。
また、渋野日向子さんの例をとってもわかる通り、海外メジャーは抜群にポイントが高い。
選考の締め切りは6月28日。
それまでに海外メジャーが3試合あります。
その成績次第では、ジャンプアップする選手もいそうというかいて欲しいです。
入国制限への対応
これは書きそびれたのですが、コロナ禍の影響で来日できなかった選手がいます。
例えばイボミさんは、これにより2試合の出場を逃しました。
今回はこれを救済して、2試合分、他の選手よりも処遇されます。
ツアーの実施とギャラリー入場
リランキングやリシャッフルを含めてですが、試合が予定通り行われるのが前提です。
こればかりは、何とも今の段階で予測はつきません。
ダイキンオーキッドレディスは、関係者の尽力により、1日1,000人を上限に有観客試合となりました。
一方で、明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ、Tポイント×ENEOS、ヤマハレディースオープン葛城は開催ながら無観客で決定しています。
ダイキンオーキッドでの成功があれば、道は開けると思っています。
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