上田桃子勝つ! パナソニックオープンレディース2021

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例年であれば、GW中でギャラリーもにぎわうパナソニックオープンレディース。
コロナ禍により、今年は無観客開催となりました。

大会初日

前日までの雨もあがり、晴天。しかし、風が強くなった初日でした。
グリーンは徐々に硬く、そして速くなったので、11フィート以上になったと思います。

さて、初日の結果は、

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植竹希望さんが、-6で単独首位発進となりました。上位陣、全体がこちら

 

リーディングを長く貼ったのは、顔ぶれが違うことと、混戦のためです。
・・・上位陣を見ると、何の試合?とも一瞬思います。

首位が-6ですが、イーブンパーが53位タイで69人と混戦です。
本当に国内女子ツアーは、選手の密度が高くなりました。

事前記事で書いた、リランキング組とアマチュア勢が目立つように思います。
これは、優勝争いよりも、まずは明日のスコアが気になります。

岩井ツインズ妹・千怜が5位発進 「2人で決勝に」
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 初日(30日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 7人のアマチュアが出場するなか、18歳・岩井千怜(いわい・ちさと)が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダー5位発進し...

天気は悪くなさそうですが、風ですよね。
それと、基本的に浜野GCはティーショットでプレッシャーは少ない。
ピンを攻めてバーディーを狙い、ショートサイドに外してもパーセーブを頑張る。
あとは、パッティング次第ということで、予選カットラインも気になります。

大会2日目

ひと言では語りつくせない、ドラマチックな2日目でしたね。
急きょ、自分がゴルフに行ってしまったので、帰ってからインターネット中継を。
しかし、雷雲接近により中断。その前には、原英莉花さんの、見事なホールインワンあり。

原英莉花 初のエースは“お上品な入り方”
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 2日目(1日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 原英莉花が13番のパー3でホールインワンを達成した。ピンまで167yd、7番アイアンで放った球はそのまま直接カップに吸い込まれ...

中断の影響は大きく、最終組のホールアウトは日没後。
選手、関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。

相変わらず、大混戦の上位陣。全体がこちら

前回、2019年大会もでしたけど、中断あり、ホールインワンありでした。
・・・前回大会は、最終日にだったのですけど。

さぁ、いろいろとありますが、優勝争いは全く見えません。

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安定感抜群の古江彩佳さんが首位で、堅実な西村優菜さんもいる。
ということは、上位陣が落とす展開は想像しがたい。
むしろ、誰かが爆発しそうです。

今季4勝目へ、古江彩佳が首位浮上 アマ岩井明愛は3差6位
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 2日目(1日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 雷雲接近のために約1時間半の中断を挟んだ2日目は、日没間際の18時47分に全組がホールアウト。現在3戦連続トップ10入り中の古...

すると、優勝スコアは、少なくとも二けたアンダーにはいきそうです。
一方で、-6、-5といったところに実力者ひしめいていますし、
何なら、-4には小祝さくらさんもいて、ワンチャンスあると思います。

となると、優勝争いは、6位タイまでの10人。
もしかすると、11位タイまでの16人が入るかもしれません。

お天気同様、全く優勝争いの予想がつかない感じです。
暗闇の中、最終18番、ナイスパーセーブの植竹希望さん、頑張って欲しいなぁ。

でも、誰が勝っても文句ありません。
2日目にして、既に素晴らしい試合だと思います。

大会最終日

もちろん、天気予報では出ていたものの、予想を上回る強風。
強風ときどき突風というコンディション、風だけで言えば、ほぼ全英女子オープンです。
全英女子オープンと言えば、去年を思い出す、

【2020】AIG女子オープン 優勝ポポフ 上田桃子6位
日本中の女子ゴルフファンが注目している通称全英女子オープン、正式名称はAIG女子オープン。日本勢は、10度目出場の上田桃子選手がキャリアハイの6位でフィニッシュ。優勝は、史上最大の下克上、世界ランキング304位のポポフ選手で幕を閉じました。

上田さんは、鉄壁のメンタルと、磨いた技術でキャリアハイの6位に入りました。

上田桃子 渾身の勝負

この試合、最終日。上田さんは、全英を彷彿させるようなプレーを展開しました。
そして、大里桃子さんとのプレーオフになり、

“桃子VS桃子”のプレーオフは上田に軍配 2年ぶりツアー16勝目
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(2日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 強風が吹き、予選を通過した60選手でアンダーパーで回ったのはわずか3人とタフなセッティングで行われた最終ラウンド。上田桃子が大...

今年から9番のパー3がプレーオフホールとなりました。
例えば、5番アイアンで強風の中、コントロールしてきた技。
難しいショートゲームを決めきったメンタル、見事な勝利だったと思います。

最終日の上位陣、全体がこちら

優勝した上田さんはじめ、最終日の上位陣にアンダーパーがいない。
それでも当然と思えるほどの、厳しいコンディションでした。
価値ある、上田さんの最終日、ホールバイホール。

優勝者が最終日バーディー無しというのは記憶に無いのですが、それも良いでしょう。
最終日のパーは、バーディーに匹敵するホールも多々あったのです。

負けても印象に残った大里桃子

プレーオフで惜敗となったのですが、良い戦いでした。
インターネット中継では、その戦いぶりを存分に見ることができました。
クラッチパットを良く決めていたと思います。

“一生に一度の桃子対決” 大里桃子は惜敗にも充実感
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(2日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 同じ名前、それも同じ熊本出身の大先輩・上田桃子との直接対決。下剋上はならなかったが、大里桃子は「一生に一度、あるかないかのこと...

実力の片りんを見せた岩井明愛

大会前から注目していたアマチュア勢。
最上位は、岩井ツインズの姉、明愛さんでした。
結果のタラレバになりますが、18番惜しくも外れたイーグルパット。
あれが入っていれば、プレーオフに残っていました。

しかし、強靭な体から放たれる豪快なショット。
ツアーに出始めたころの、みっすーを彷彿させましたが、みなさんはいかがでしょう?
プロテスト合格に、十分期待できるであろう実力を示してくれました。

岩井姉妹インタビュー|パナソニックオープンレディース|テレ東スポーツ:テレ東
パナソニックオープンレディースに出場したアマチュアの岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)にプレースタイルや強み、そしてお互いをどう見ているのかについて語った。また姉・明愛はプロテストに対して自然体で頑張りたいと語った。 <パナソニックオープン...

辻村明志コーチの熱量

途中、冷静な上田さんに比べて、キャディをしていた辻村コーチの熱量がハンパなかった。
コーチですから、勝たせたいのはもちろんでしょうけど、こんなこともあったのですね。

「何のためにやっているのか」迷走脱出へ上田桃子が見せつけたもの
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(2日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72) 上田桃子が2年ぶりにツアー通算16勝目を飾った。本人も「珍しい」というバーディなし(1ボギー)で回ってもつれ込んだプレーオフで...

指導を仰ぐ辻村明志コーチとは「2、3週間はずっと話し合っていた」。もともと休養を決めていた「フジサンケイレディスオープン」と同週にコーチと茨城・大洗で2日間の合宿を敢行して解決を急いだ。「泣きながら『勝てる気がしない』と言われて、ガチだなと思った」と、今大会でキャディを務めた辻村コーチは振り返る。

これは、熱が入るのもわかります。
全英女子オープンでもタッグを組んだ2人。
スゲー、カッコ良かったです。

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