2022年全米女子オープン2日目、日本人選手の結果です。難関コースとセッティングでメジャーは分からないもの。笹生優花、渋野日向子、古江彩佳といった選手が予選落ちする中、日本予選会を突破し出場の髙木優奈、アマチュアの馬場咲希選手ら5人が予選を通過しました。
2022 全米女子オープン2日目、日本人選手の結果
15人が出場したこの大会ですが、予選通過は5選手となりました。
<日本勢の成績>
順位/スコア/選手名
21T/-1/小祝さくら
27T/E/高木優奈、西郷真央
36T/+1/畑岡奈紗
59T/+3/馬場咲希(アマ)
――――――以下の選手は予選落ち――――――
71T/+4/西村優菜
90T/+6/濱田茉優
101T/+7/上田桃子、古江彩佳
110T/+8/渋野日向子
121T/+9/笹生優花
129T/+10/識西諭里
147T/+15/早川夏未
150/+16/伊藤二花(アマ)
棄権/鈴木愛
上位陣です。
それでは、日本人選手の詳細を見ていきましょう。
髙木優奈、大健闘の予選通過
まずは、髙木優奈さん、2日目にアンダーパーを出し、堂々の予選通過です。
インタビューを聞いても、浮ついたところは全くありません。
特にメジャー大会ですから、失うものは何もないという挑戦者の立場です。
合格必須で注目されたプロテストとは、心境が全く違うのかもしれません。
最終日までのプレーは確定しました。
最後の最後まで、挑戦を続けて欲しいと思います。
大器の片りん、馬場咲希の予選通過
日本予選会を突破して本戦出場を果たすアマチュアは例年います。
しかし、本戦で予選を突破するのはまれなことです。
記憶では、黄金世代で、今は競技ゴルフから引退した、当時高校生の橋本千里さん以来ではないでしょうか?
馬場さんも失うものは何もありません。
決勝ラウンドは、目標を決めて、そこへ向かうだけですね。
小祝さくら、ナイスカムバックの予選通過
小祝さくらさん、中盤はボギーが続き、一時は予選通過が危ぶまれました。
しかし、終盤に盛り返し、通算-1で決勝ラウンドに向かいます。
何せ、先週末はリゾートトラストレディスで優勝してからの直行です。
疲れが気になるところですが、決勝ラウンドに期待したいですね。
西郷真央、惜しむ終盤も予選通過
小祝さんとは逆に、西郷さんは一時期-3までスコアを伸ばし、ワールドフィードの映像にも乗りました。
終盤、3連続ボギーが痛いところですが、まずは予選通過で力を見せました。
実は球筋的には、今回出場15人の日本人選手の中では、最も相性が良いと思っています。
つまり、サイドスピンが多い系統の選手がことごとく苦労をしています。
西郷さんは、ストレートに近い球筋で、しっかりスピンも入れられます。
2日目の体調は良くなかったようですが、決勝での上位進出も期待できると思います。
畑岡奈紗、粘りの予選通過
2日目は、大変出入りの激しいプレーとなりました。
5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーで通算+1での予選通過です。
畑岡さんのショット力や経験をしてこの成績です。
難コースですが、かみ合えばアンダーパーが出せる可能性を感じます。
予選通過ならなかった日本勢
逆に10選手が予選通過ならなかったのですが、それぞれに事情はありそうです。
笹生優花、渋野日向子の両選手は、調子の波がこの大会に来ていなかったですね。
古江彩佳さんは、口には出しませんが、先週の疲れは相当だったと思います。
西村優菜さんも、決して絶好調で乗り込んできた訳ではありません。
賢い選手ですから、この経験を今後活かしてくれると思います。
2022 全米女子オープン3日目のスタート時間
3日目は決勝ラウンドになりますので、成績順のスタートとなります。
決勝ラウンドからは2サムで、1番ホールからのスタートのみになります。
日本人選手のスタート時間を抜粋しておきます。
8:14(現地)21:14(日本時間)ビアンカ・パグダンガナン、馬場咲希
9:20(現地)22:20(日本時間)畑岡奈紗、パジャレー・アナナルカルン
10:48(現地)23:48(日本時間)西郷真央、ブリタニー・オルトメア
11:21(現地)0:21(日本時間)ベイリー・シューメーカー、髙木優奈
11:43(現地)0:43(日本時間)小祝さくら、エイミー・オルソン
ちなみに馬場咲希さんの同伴、パグダンガナン選手はツアー屈指の飛ばし屋です。
馬場さんの飛距離の世界レベルが体感できると思います。
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