私の別枠応援選手に、笹原優美さんがいます。
ゴルフサバイバルで優勝もしたので、それなりの知名度だと思います。
そんな笹原さんと、師事する和田泰朗さんが中心となっている試合があります。
それが、TWGT、「THANKS WOMEN’S GOLT TOUR」です。
応援している選手が出場しているのに書かなかったのは理由がありますが、それについては後述します。
さて、そのTWGTですが、大きな特徴があります。
詳細はHPを見ていただければわかるのですが、見られない方のために、引用します。
選手は日頃応援してくださるサポーター、ファンへの「感謝」の気持ちを持って。
サポーター、ファンは目の前で繰り広げられる選手のプレーから「感動」をいただくことへの「感謝」の気持ちを持って。
「選手のプレー」と「サポーターの応援力」とが織りなす「団体戦」をここに用意いたしました。
本トーナメントは、冠となる「企業スポンサー」は設けません。
皆様より頂戴する「入場料」を資本といたします。
その資本が、選手の賞金となります。
より多くのサポーター入場をいただきましたら選手のプレー費、宿泊費、交通費に充てていただきます。
ご入場いただくサポーターと選手との間に「ローピング」はございません。
サポートギャラリーは、クラブハウス、茶店、トイレ、レストランを利用することができます。
サポートギャラリーは、スイング中やプレーの妨害とならないモラルを持って自由にプレーヤーの写真、動画を撮ることができます。サポートギャラリーは撮った写真、動画を自由にSNSに投稿することができます。
サポートギャラリーは、応援観戦時、選手のプレーの妨げにならない距離を保つことをお約束いただいた上で、コース内をフェアウェイやグリーン周りで観戦することができます。
そうです。普段我々が見ている女子ゴルフツアーとは、相当に異なります。
スポンサーがおらず、ギャラリーからの入場料が原資です。
・・・もちろん、この形式ですから入場料は高額は致し方ないところです。
しかし、ローピングがない、写真や動画を撮ることができる、
自由にSNSに投稿できるといったメリットも数多くあります。
しかし、事情を知らない人は、こんなことも言っているのですね。
TWGT第一回大会。
運営の方たちが、選手・ファンのことを思って、自分達の人生の時間を使って作ってくれた大会です。大会理念、お金の流れも理解して、共感して集まってくれたサポーターさん達。成果が出ただけなのにお金が集まったらお金目的?まだ二回目なのに
運営の人たちがかわいそう。#golf897— ⛳️笹原優美 official (@yumi_sasahara) December 18, 2020
お金集めを目的としていない、出場してくれる選手がいるか分からない、コロナ禍で規模は多くできない。
だから上限60名に決定。
⇩
貸し切りじゃないと危ない。
だから貸し切りに決定。
⇩
選手とサポーターが例え集まらなくても賞金額は変えない。
だから優勝賞金100万円に決定。#TWGT #golf897— ⛳️笹原優美 official (@yumi_sasahara) December 18, 2020
まっ!
当事者の方々はちゃんと分かってくれているからいいんですけどね😉参加するかしないか各自が判断すればいいことですから✨
第三回開催されるといいですね🏌️♀️🌸HP、Facebook、Instagramで大会の情報発信されています!
自分で正確な情報を集めて、
大会をより楽しんでいきましょう🤗🍀#TWGT— ⛳️笹原優美 official (@yumi_sasahara) December 19, 2020
笹原さんが嘆く人たちは、何を言っているのでしょう?
いわゆるツアーの出場権を持たないプレイヤーにも、活躍の場所は必要です。
不幸にも、コロナ禍でJLPGAツアーの前半戦が中止となった2020年。
後半戦は再開されたものの、無観客試合での開催を余儀なくされました。
これについては、賛否両論がありましたし、今でもあると思います。
JLPGAのHPには、こんなお願いが掲載されました。
コロナウイルス感染拡大防止のため、JLPGAトーナメントは現在、無観客で開催しています。この趣旨をご理解いただき、沿道・宿泊施設等で、選手に対してサインを求める行為などもご遠慮ください。また、会場周辺及び沿道での選手応援は、近隣住民の方々のご迷惑になりますのでご遠慮ください。#JLPGA
— JLPGA_official (@JLPGA_official) September 25, 2020
選手を応援したいのは、ファンとして当然の心理です。
一方で、コロナ禍ですから、万全の注意を払わなければならない。
それについて、自分の考えも書きました。
コロナ禍の収束が見えない中、今年はJLPGAツアーでの無観客試合は、
やむを得ない選択だったと、今でも思います。
ただし、記事の中でも書いたのですが、社会一般的に見たゴルフについて。
これは、ゴルファーでもあり、ファンでもある自分が感じるより目が厳しいのです。
つまり、スポーツというより、娯楽として見られているという悲しい事実。
ですから、年内にギャラリーを入れるというのは、無理だろうと感じたのです。
一方で、TWGTだからこそできる取り組みが、このツアーなのです。
良くも悪くも規模が小さい。
ということは、感染リスクも最小限に抑える可能性が高いと思うからです。
ただし、感染対策は、十分過ぎるほどやらなければなりません。
と言うのも、万が一クラスターが発生した場合のリスク。
マスコミは、「女子ゴルフでクラスター発生」と、間違いなく報道するでしょうから。
JLPGAやTWGTといった区別もされないでしょう。
ゴルフに対する世間一般の認識って、残念ながらそうなのです。
ですから、逆にこのTWGTの取り組みは意義があると思っています。
決してお金集めが目的ではないと思います。
JLPGAツアーに出場できない選手のために、また、選手を近くで応援したいというファンのために、存在価値はあると思います。
個人的には諸事情で、このツアーの観戦はできません。
主旨や内容を理解し、賛同できる方は、是非、心にとめておいてください。
※参考:TWGT2回までの詳細記事
また、最後にJLPGAツアーについて。
これについては、試合の目的がTWGTとは異なると私は感じています。それは、
世界基準で戦える試合フォーマットを提供すること。
メジャー大会での、渋野日向子の活躍にも象徴されます。
コースセッティングを含め、国内ツアーから世界に飛び出していって欲しい。
JLPGAは、これを基軸に運営を進めてもらいたいと願っています。
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