とある記事から女子ゴルフファンを考える

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明日から日本女子オープンも始まるので、本当に後ろ向きな記事は書きたくないのですが。
かぶちんさんから、このような投稿記事がありました。

『ひさしぶりにカチンときた記事~小川女史に物申す!』
もういい加減にしてほしい …

小川女史というのは、このブログでも、時おり登場する小川淳子さんのことですね。
・・・良い意味では、全く登場しないですけど。

かぶちんさんが、カチンとくるのは、良くわかります。

その記事元がこちらです。

物は言いよう 大切なのはファンへの気遣い【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】
物は言いよう 大切なのはファンへの気遣い【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

小川さんが文句を書いているのは、このツイートについてです。

このツイートを受けて、私は自分で思うことがあり、先日、記事を書きました。
理由はよく分からないのですが、実はこの記事だけで約5,000アクセスがありました。

女子ゴルフ観戦 これだけは守りたいところ
コロナ禍のため、プロゴルフツアーでは各試合とも無観客開催が続いています。もちろんファンとしては、現地観戦したいところですが、我慢。それでも一部では、沿道を占拠したり、選手のホテルに行くといった行為が散見されるようです。こういった行動はファンとしていかがなものかと思います。

詳細は、記事を読んでいただくとありがたいのですが、要は、節度を守ろうよって話。
無観客ながらも試合が出来ているのは、トラブルが無いことが前提なのです。
一部の心無い人がいれば、無観客でさえ試合ができなくなります。

JLPGAがツイートを出したというのは、間違いなく苦情が入っているということ。
そして、こういった苦情というのは、ほぼ、感情的、罵倒的なものが多いのです。

当然ながら、ツアーとしては、何かしらの対応が求められる。

例えば、沿道を占拠しているような場合には警察に対応してもらう選択肢だってあり得ます。
・・・もしかすると、近隣住民の方は警察に通報したあとの苦情だったかもしれません。
選手が宿泊しているホテルや他の宿泊客からの、苦情だったかもしれません。

なると、JLPGAとして、「ご意見は承っておきます」だけでは済まされない。
ですから、苦情とファンの間、双方に問題が起きないように注意を喚起したわけです。
こういった表現になるのは、双方の感情を逆なでしない、「常識」です。

物は言いよう」と書いていますが、もしこれが、ファン寄りのものだったらどうなるのか?
苦情を出した人(ある意味被害者、または被害者感情を抱いている人)からすれば、
自分たちの気持ちを逆なでされたと受け取ります。
そうすると、火に油を注ぐことになり、収拾がつかなくなるのです。
・・・火に油を注ぐのは、小川淳子さんの得意ワザですが。
これは、会社をはじめ、組織に属した人であれば、簡単にわかる「常識」です。
JLPGAのツイートを見て憤慨したという人がいれば、そっちの常識を疑います。

しかし、小川さんによれば、文面がファン心理をわかっていないことになるらしい。
このファンという言葉を小川さんは良く使うのですが、彼女自身ファンを理解できていない。
ファンの多くは、現地観戦できる時期を待ち望みつつ、今は我慢と思っているのです。
それは、私自身が、熱心なゴルフファンだからこそ、胸を張って言えます。

また、現地観戦するゴルフファンは、総数からすると一部。多くは放送による観戦です。
それでも、テレビ観戦専門の人だって、当然ながらゴルフファンでしょう。
・・・いわゆる、「サイレントマジョリティー」です。
どうも、小川さんは熱狂的じゃなければ、ファンでは無いと思っている節があります。
ファンという言葉を隠れ蓑にして、自分の言いたいエゴを書いているのです。

さて、個人的なことになりますが、今年のお盆は帰省をあきらめました。

感染のリスクは低いと思っていても、帰省先では、そう思われない。
地域によっては、青森であったように、ビラが投げ込まれる世の中なのです。

 

帰省で、本人や家族は感染がなかったにも関わらず、ご近所で感染が出た例があります。

感染した方は、帰省した方がいる、その家族とは接触が、ほぼゼロ。

ルートも感染した人が勤める職場経由だったようなのですが、ご近所はそう思わなかった。
帰省した人を、「犯人」と決めつけ、許した家族を、「無責任、非常識」と責めたのです。
これも、ここでは書けないような表現で、非常にキツイ仕打ちが続いた。
全く持って、理不尽な話です。

ですが、ご家族は何十年も住み慣れた家を手放し、引っ越さざるを得なくなったのです。
その家は売却に出しているのですが、ご近所から、「コロナの家」のレッテルを貼られている。
全く無関係なのですが、評判がそうなってしまっていますから、全く売れない。
そして、引っ越しした人も、高齢で知らない地での生活により、大変な苦労をされています。
都会で暮らしていると、驚くべきような話。本当に理不尽ですが、これも現実なのです。

話は元に戻ります。小川さんが書いた一説にこんなのがあります。

「物はいいよう」だ。ウイルス感染が全国に広まった頃、観光で売っているような県の首長が、東京など感染者の多いエリアの人に対して「今は来ないでください」と口にした。あれを聞いて「二度と行くもんか」と思った人はずいぶん多かったのではないか。

本当にそうか?

「二度と行くもんか」と思った人も、中にはいるかもしれません。
それでも、私の常識からすれば少数でしょう。決して「ずいぶん多い」ことは無い。
その県の首長からすれば、県民の健康、いや命を一番に思ったからこそ出た言葉。
これを推測だけで決めつけ、「ずいぶん多かった」と書くのは良くないことです。

さて、実はコアな女子ゴルフファンでご存知の方もいらっしゃったかもしれませんが、
先日、ある独立系のワンデートーナメントが行われました。
この試合は、観戦可能で、写真撮影など、ファンとの交流もできる形式でした。

私が気にかけている選手もいて、実はここで書くかどうか迷ったのですが書きませんでした。
書かなかった背景ですが、私のブログは月間で、約10万のアクセスがあります。
そこで書くとなると、普通に自分が情報のつもりで書いても、宣伝と取られかねない。

もちろん、気になる選手のことを考えれば、書くという選択肢はありました。
しかし、世間一般感覚からすると、声を大にして書くには時期的に難しいと判断したのです。
独立系の試合ですから、JLPGAのものとは異なるのですが、世間から見ると同じ女子ゴルフ。
何か事が起きれば、関わっていないJLPGAに責任の矛先が向かうのが想像できたからです。
もちろん、ファンにはそれぞれの応援方法があるので、それ自体は否定しませんが。

このブログは、「プロ、アマ問わず女子ゴルフを応援するブログ」です。
そして、主な対象となるのは、JLPGAのツアーや米LPGAのツアー、JGAの試合です。
ですから小川さんのように、重箱の隅を突き、ツアーの発展を阻害する行為は許せないのです。

ゴルフファンの1人として。

しかし、繰り返しここで書いても、どこ吹く風なので、お話にはならないのですけどね。
基本は読んで気分も悪いし、あきらめているので、いちいちは反応しないようにしています。
小川さんが、これだけ無責任で書き放題できるのは、業界的にある権力の後ろ盾があるなんて噂も聞こえてきます。

ALBAさんよ、そんな立場はあるにしろ、この時期にこの記事を載せるかね・・・?

最後に、たまにはくぎを刺しておきます。

この人によってツアーが、ゴルフファンが、そしてゴルフが被害を被るのを危惧します。

コメント

  1. stratocorster より:

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    いつもニュートラルな情報楽しみに拝見させて頂いております。観光県に住んでる方々やサインを求まられるゴルファーの立場や気持ちを斟酌出来ない人が「気遣い」をとは…。大人げなくも私もついコメント投稿してしまいました。

  2. 座和 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >stratocorsterさん
    コメントありがとうございます。
    女子プロゴルフも競技としてのゴルフがあってこそ、そして、ゴルフが本当にスポーツとして市民権を得てくれることを私は最優先に考えています。
    生涯スポーツとしてのゴルフがあり、卓越した技術と華やかさを持つプロゴルファー。
    ツアー全体の基盤が強固になって、世界へはばたくゴルファーが数多く出てくれることを期待しています。

  3. ギアマニア より:

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    PASS:
    石川遼が「ハニカミ王子」と呼ばれてた頃にゴルフを知らないオバサン達がマナー無用でコースに来て大ヒンシュクを買いましたが
    このコロナ禍で握手を求めるなんて輩は、ファンじゃない。
    切り捨てて当然ですね。
    女子ゴルフファンが一番怒っているのは、LPGAに対してではなく
    間違いなく、この小川に対してだと思いますね。
    「JLPGAに将来はない」を毎回繰り返すばかりで
    あまりにも的外れが酷い。
    この人に金払って書いてもらうALBA(まあ、ここも酷いんですが)
    もねえ・・・。

  4. 座和 より:

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    >ギアマニアさん
    遼くんフィーバーの時は凄かったですねぇ。
    プレー中のボールを拾ってしまうといった、にわかファンもいましたしね。
    この小川さんの記事、概ねゴルフファンには受け入れられていないとは思うのですが、
    一部の「ギャラリー早く入れろ派」からすると、正論とも思われているようです。
    そのため、小川さんが繰り返しLPGA批判を繰り返しても、少数ですが支持があるようなのです。

  5. かぶちん より:

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    さすがです!
    見事な切り口で「すっきり」させていただきましたw
    あの偏向記事に扇動されて浅はかな「JLOGA批判論議」が広まらないことをねがうばかりです・・

  6. 座和 より:

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    >かぶちんさん
    コメントありがとうございます。
    かなり長文になってしまいました。
    真意が読む方に伝わっていただけると幸いだと思っています。
    JLPGAにも課題はあるとは思うのですが、本質とはかけ離れた部分に焦点が当たり、批判が広がるのは好ましくないと思います。