初めてのプロゴルフ観戦、2つの方法と注意点

ゴルフには2つの楽しみがあると思っています。
それは、プレーすることと観戦することですね。

どちらか一方しかしないという方もいらっしゃいますが、もったいない。
プレーをするのは楽しいですが、観戦すれば、プロの技術を間近で見ることができます。
逆に、観戦専門の方は、ゴルフをやってみませんか?

初心者から上級者まで、レベルに応じて楽しめるのがゴルフです。
今回は、ゴルフ観戦の方法を用意したいことをご紹介します。

スポンサードリンク

ゴルフ観戦の方法

観戦は、大きく分けると、「定点観測」と「帯同観戦」に分けられます。
これは、良い悪いではなく、好みです。
まずは、観戦方法のおさらいから。

定点観測

これは、1か所にとどまって、色々なプロを見る観戦方法です。
のんびりと雰囲気を味わいたい方に、オススメですね。
定点観測に適した場所は、ティーショットやグリーンの横か、奥。
または、セカンドショットを打つ地点の木陰とかですね。

季節の良いときでしたら、ビニールシートで昼寝がてらも楽しいです。
食事は持参でも構わないですし、大抵の試合にはギャラリープラザがあります。
地域の名産品なども出品されるので、味わうのも良いと思います。

帯同観戦

これは、「応援観戦」とも言います。
1人のプロに帯同してついていく観戦方法です。
プロだって、応援するギャラリーが多い方がやりがいもありますし、スコアにも良い影響が出ることが多いです。
そして、例えば18ホール帯同すると、プロはギャラリーの顔を、けっこう覚えています。
その日のプレー終了後、サインに応じるプロも多いのですが、1日帯同してくれたファンは、かなりの確率で覚えています。
ゴルフは数時間かかるスポーツですが、ショットにかかる時間は数分。
多くの時間は、歩いているか、考えているのです。
ですから、本当に1日帯同したギャラリーは覚えているものです。

観戦で注意すること

初めて観戦しようという方、楽しんでほしいと思います。
それでも、ここは注意した方が良いと思う点を挙げたいと思います。

お静かに!

常に黙っていなければならないってものではありません。
しかし、高額賞金がかかったプロは、1打で数百万円の差が出る場合もあります。
ショットの1つにかかる時間は数秒です。
そこで、もし、携帯電話の大きな音が鳴ったら・・・?
数百万円が水の泡となることもあります。
ルーティーンと言われる、ショットの10秒ほど前からは音を出さないようにしましょう。
それから、意外と気になるのが、ビニール袋のクシャクシャという音です。
ギャラリープラザでは大丈夫ですが、選手に聞こえる場所では注意が必要です。

シューズは滑りにくいものを

たまーにですけど、ヒールを履いてくる方がいて、びっくりします。
スポーツ施設なので、まずは、最低限、スニーカーが必要です。
それで、ゴルフ場は芝生に囲まれて、とってものどかに一見、見えます。
それでも、歩くと芝は、かなり滑ることがわかります。
できれば、普段使いのできるゴルフシューズがオススメです。

スニーカー風のスパイクレスシューズは、良いかもしれませんね。

万が一に備え、雨具の用意

降水確率が全然の時は不要ですけど、微妙なときってありますよね。
そんなときは、折りたためるカッパと傘は用意しておきたいです。
街中を歩くのと違い、ゴルフ場は傾斜もあるので、傘だけだと不安です。
シューズにも関係しますけど、転倒してしまうことにも気を付けたいです。

プレー中の声かけ

基本的に声かけはOKです。
「ナイスバーディー!」や「ナイスパー」はプロにとっても嬉しい声援です。
一方で、ボギーなどを打ってしまった場合。
これは選手にもよりますが、基本は、声をかけない方が良いと言うプロが多いです。
「ドンマイ!」と声をかける方もいらっしゃいますが、あまりよろしくはない。
そっとしておくのが、選手にとって良いと思います。

それから、マナーとして、推し以外の同伴競技者がバーディーを獲ったときは拍手をした方が良いです。
自分が応援している選手も、その方が喜ぶことが多いです。
よろしくないのは、自分が応援している選手がホールアウトして、同伴競技者がプレー中にもかかわらず、次に移動してしまうことです。
同伴競技者のプレーに支障が出ますし、推し選手にとっても気持ちの良い行動ではありません。

サインをもらうタイミング

せっかく観戦にきたのですから、サインが欲しいですよね。
人気プロには長蛇の列ができて、なかなかもらえないときもありますが、そうではないプロの場合、サインを求められるのは、嬉しいことでもあるのです。
それでも、大切なのは、「サインをお願いするタイミング」です。

スタートしてからホールアウトするまでは、プロにとって、お仕事の時間です。
この間は、サインをもらうのは、基本的にNGです。
では、いつがベストタイミングなのか?

1つはホールアウト後。
クラブハウス前で、対応してくれる場合があります。
もう1つは、アト練の後。
多くのプロは、ラウンド後に練習をします。いわゆる、「アト練」です。
ドライビングレンジを言われる打球練習や、パター練習ですね。

この練習が終わると、今日のお仕事終了なので、サインに応じてくれることが多いです。
逆に言えば、インターバルと呼ばれるプレー中のホール間などは、サインをねだってはいけません。

渋野日向子さんは、全英女子オープンでサインに応じていたのですが、これは、異例中の異例です。
それだからこそ、世界的に、驚きの目で注目を浴びたことになります。

2019年、パナソニックオープンレディース初日には、お宝となるサインをいただきました。

初優勝する前の、渋野日向子プロと当時アマチュアの古江彩佳選手です。
両選手ともに、ラウンド後の練習が終わり、クラブハウスに戻るタイミングでもらいました。
当時、渋野日向子さんは、初優勝する前、古江彩佳さんは、プロテスト受験前のアマチュアでした。
当然、注目を浴びる前でしたので、今と比べると、ファンも少なかったです。
自分がサインをお願いしたのは、両選手が非常に良い球を打っていて、印象に残ったからです。
その後の両選手の活躍は言うまでもありませんね。

まとめに代えて、見て欲しいところ

せっかくなので、プロの技術を見たいですよね。
もちろん、ドライビングレンジやパター練習場でスイングを見るのも良いです。
私がオススメするのは、アプローチ練習、バンカー練習です。
地味なのですが、ツアープロは、これが抜群に上手いです。

打ち方や出球、そして音を聞くだけで感嘆します。
これぞ、プロのワザを見ることができます。
ゴルフのレベルアップを願う方には、とても参考になると思います。

コメント