リハナ プロフィールとシーズン成績

2023年シード権を争う最終のエリエールレディスで惜しくもシード権は逃しましたが、見事ジャンプアップで2023シーズン前半戦出場権を獲得したリハナさん。国籍は韓国ですが、その生い立ちとプロゴルファーへの道は異色です。プロフィールとJLPGAツアーでの活躍を振り返ります。

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リハナは新世紀世代のプロゴルファー

リハナさんは、2001年7月26日生まれ。女子ゴルフで言われるところの、「新世紀世代」で、同い年には、山下美夢有、西郷真央、笹生優花といった選手がいます。

新世紀世代は規定が変わった2019年度のプロテストに、現役高校生として一発合格した世代で、プロ入り後の活躍も目覚ましいものがあり、一気に注目されました。
リハナさんも2019年度のプロテストを受験しましたが、合格には一歩届かず。
しかし、この年の特別規定で、未合格ながらQTを受験でき、ランキング60位を獲得。

その結果、単年登録選手として、2020-21シーズンを戦うことができました。

リハナの生い立ちとプロフィール

リハナさんの生い立ちは異色と言えます。
韓国籍なのですが、両親は元々中国の人で、リハナさんも中国で生まれています。
その後8歳でゴルフを始めるのですが、ゴルフ修行を積んだのは中学生の時からゴルフ留学をした韓国で、その後、韓国籍を取得。高校は白山高等学校卒業です。

しかし、その後は韓国でプロとなることはなく、高校卒業後は日本でのプロを目指し、JLPGAのプロテストを受験します。
つまり、韓国では、全くプロとしての実績はおろか、ツアー選手の登録も無い選手です。

情報がほとんどない? 韓国女子ゴルファー「リ・ハナ」の謎に包まれたキャリア(金 明昱) @gendai_biz
リ・ハナ。「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で優勝したのは、ほとんど聞いたことのない名前の韓国女子ゴルファーだった。

リハナの2020-21シーズン

単年登録、QTランキング60位の資格で臨んだJLPGAツアーの初年度。
リハナさんはステップアップツアーで頭角を現します。

統合となった、2020-21シーズン。
ステップアップツアーでは、2020年6月のユピテル・静岡新聞SBSレディースで初優勝。


これに続き、11月のフンドーキンレディース、2021年のECCレディスでも優勝し、シーズン3勝。

このシーズンではステップアップツアー19試合に出場し、¥18,314,916を獲得し、賞金ランキング1位となりました。

また、並行して受験したプロテストは2020年度、自身2度目の挑戦で7位タイの合格を果たします。
※2020年度のプロテストは当初予定から延期され、2021年6月に実施。

単年登録選手として戦った2020-21シーズン。ステップアップツアー賞金ランキング1位の活躍もあり、2022シーズンは、レギュラーツアー前半戦の出場権を自力で獲得しました。

リハナの2022シーズン

ステップアップツアー賞金ランキング1位として参戦したレギュラーツアー初年度。

シーズン序盤は苦戦します。ヨネックスレディスまでは14試合に出場し、予選通過は6試合で、最高成績は明治安田生命レディスの12位タイ。

この時期、リハナさんはある意味、壁に当たっていたと思います。
そして、ある決断をします。
それは、ジャンボ軍団入りです。
元々ツテがあった訳ではありませんが、ブリヂストンレディスの会場で、ジャンボのマネージャーに会い、直談判。
その後、ジャンボ邸に赴き、正式に練習することを許可されました。

そして、サントリーレディスでは自己最高の6位に入り、第1回リランキングをクリアします。

 

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その後も一進一退の成績となりますが、CAT Ladiesでは7位タイに入るなどして、第2回リランキングを23位でクリアし、ツアー終盤戦までの出場権を綱渡りで確保しました。

三菱電機レディスでは9位タイに入り、初のシード権獲得へチャンスをつなぎました。

 

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そして迎えたエリエールレディス。
単独3位以上であれば、シード権獲得のメルセデスランキング上位50位が狙える位置で最終日までプレーしましたが、最終結果は4位タイ。

惜しくもシード権獲得とはなりませんでしたが、メルセデスランキング55位以内となり、2023シーズンの前半戦出場権を獲得。
QTに出場することなく、レギュラーツアーへの戦いに挑みます。

2023サロンパスカップで3位タイ

年間ランキング54位と、第1回リランキングまでの出場権資格で迎えた2023シーズン。
地味ながら着実な実力上昇は、これまで過去9戦で予選通過8回と安定感を増しました。

そして迎えた、メジャー、サロンパスカップ。
自身初の最終日、最終組でのプレーは、何とか終盤まで優勝争いを狙える位置で頑張りました。
結果は3位タイに終わりましたが、自己最高位でのフィニッシュです。

最新情報ーワールドレディスサロンパスカップー次戦へひとこと|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

リ ハナ(3位タイ:+6)
「最終日最終組が初めてだったので、経験不足の感じもあったし、コースマネジメントのミスもあったし、風もラウンド中に変わってしまって、それも難しかった。今は悔しい方が大きいですけど、次に最終日最終組になったときは、どうやったらいいか、勉強にもなりました。次週からもずっと試合があるので、優勝目指して頑張ります」

そう、今回の3位で大幅にポイントを稼ぎ、暫定ながら235.16ptとリランキングトップに立ちました。
このまま行けば、第2回リランキングの通過はもちろんのこと、初のシード権獲得、初優勝が狙える位置と力だと思います。

 

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