【2022】日米女子ゴルフツアー 賞金比較

アメリカ女子ゴルフの下部ツアーは、長くシメトラツアーとして親しまれてきましたが、2022年からエプソンがスポンサーに付き、エプソンツアーとなり賞金総額も上がりました。
日米女子ツアーの試合数と賞金総額について振り返ってみます。

米女下部「エプソンツアー」が新日程発表 賞金総額は史上最高5億円超
米女子ツアー(LPGA)は8日、2022年度の米女子下部「エプソンツアー」の試合日程を発表した。米国13の州で計21試合が行われ、賞金総額は441万ドル(5億900万円)。2019年、20年にそれぞれ設定された400万ドル(4億6000万円)を上回りツアー史上最高額となった。 1大会の平均賞金額は21万ドル(2400万...
スポンサードリンク

【2022】日米女子ゴルフツアー賞金総額比較

数年前までは、ざっくりですが、米女子LPGAツアーがJLPGAツアーの3倍程度が相場でした。
しかし、ここ数年、女子ゴルフの人気向上に伴い、その差は少なくなっています。

いわゆる、レギュラーツアーで比較すると、この通りとなっています。

米女子ツアー 34試合 9020万ドル(約104億円)
日本女子ツアー 38試合 43億2000万円

※2022年2月9日時点で換算

2022年シーズンで見ると、2倍強ということで、差が少なくなっています。
LPGAツアーは34試合ですが、これには世界を転戦するため、インターバルがあります。

一方で、日本国内ツアーは、開幕前の段階ですが、ほぼ毎週の開催で38試合。
1週だけ空きがありますが、ここは埋まってくる可能性があります。
そうなると、年間、39試合でオープンウィーク無しの日程となります。

かなり日米間の差が少なくなった印象ですが、やはり、大会毎の単価が違います。
特にメジャー競技は、昨今、大型スポンサーが付き、賞金総額がアップしています。

国内大会も少しづつ賞金が増額されています。
一方で、国内メジャー競技が、賞金上では、必ずしも格上では無くなっています。
可能であれば、もう一段階上の賞金額を望みたいところです。

【2022】日米女子下部ゴルフツアー賞金総額比較

さて、日米でもレギュラーツアーの下には下部ツアーがあります。
日本国内で言えばステップアップツアー。
アメリカは長くシメトラツアーでしたが、2022年からは、エプソンツアーとなりました。

日米両国の下部ツアーを比較してみます。

エプソンツアー 21試合 441万ドル(約5億円)
ステップアップツアー 16試合 3億5500万円

※2022年2月9日時点で換算

こちらで顕著なのは、アメリカ下部、エプソンツアーの向上です。

米女子ツアー(LPGA)は8日、2022年度の米女子下部「エプソンツアー」の試合日程を発表した。米国13の州で計21試合が行われ、賞金総額は441万ドル(5億900万円)。2019年、20年にそれぞれ設定された400万ドル(4億6000万円)を上回りツアー史上最高額となった。

アメリカの下部ツアーは、アメリカ本土のみで行われるので、国外転戦はありません。
日照時間などの気候面にも有利さがあり、21試合が開催されます。
また、大きく変わったのが、賞金総額で400万ドルから441万ドルへ向上しました。
例えば、森田遥さんは過去このツアーに参戦し、優勝の経験もあります。
当時から比べると、格段に賞金額も上がったと言えます。

日米下部ツアーに期待すること

今回、アメリカの下部ツアーにはエプソンというスポンサーが付きました。
これにより、ツアー全体の底上げがされると思います。

一方で、日本国内におけるステップアップツアーは、まだまだ向上できる可能性があります。
どうしても、地域密着型で、少額賞金大会の集合体といった感じが否めません。

地域密着といった、各大会の個性や特徴は、振興といった意味からも尊重されるべきだと思います。
一方で、ツアー全体の底上げを考えた場合、やはり、「ツアーのスポンサー」が欲しいところ。
例えば、最終戦を、「ツアーチャンピオンシップ」のような上位選手の大会にする。
ツアー自体のスポンサーともなれば、年間を通しての露出度も高まり、知名度は、レギュラーツアーの単一冠大会よりも大きくなる可能性があります。

是非、日本国内においても、下部ツアーへスポンサードする企業が現れて欲しいものです。

コメント