畑岡奈紗 米LPGAツアー5勝目は劇的に

2021年のウォルマート NW アーカンソー選手権。出場した畑岡奈紗さんが優勝。自身、LPGAツアーの5勝目を飾りました。22歳256日での5勝目は日本人プレイヤーとして最速。この試合、畑岡さんは2日連続ホールインワンを達成しており、派手な優勝となりました。

畑岡奈紗は日本人史上最速の5勝目

高校を卒業して、すぐに活躍の場をUSLPGAツアーに求めた畑岡奈紗さん。
ウォルマート NW アーカンソー選手権優勝は通算で5勝目となります。
日本人選手で5勝以上を挙げたのは、岡本綾子、宮里藍両選手に次ぐもので、優勝時の年齢、22歳256日は、最速と言うことになります。

畑岡奈紗が日本勢最速で米女子ツアー通算5勝「10勝を目指して」
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 最終日(26日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71) ホールインワンよりもずっと欲しいものがそこにはあった。同伴競技者の2人に迫られた最終18番(パー5)、2オンに成功した後、10mのイーグルパットを2m以上オーバーさせた。返しのバーディパットも...

2日連続のホールインワンも達成

優勝もさることながら、途中経過が凄かったです。
何と、初日と2日目に2日連続のホールインワンを達成しています。

本当に「What a weekend」。なんて週末だ!ですね。
警報発令ってのが、アメリカらしい表現です。

簡単では無かった道のり

高校を卒業したての女子が単身、最高峰のアメリカツアーへ挑む。
これが簡単ではないことは、容易に想像がつきます。

日本勢3番手に 畑岡奈紗の米ツアー5勝をプレーバック
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 最終日(26日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71) 畑岡奈紗が米ツアー5年目のシーズンにキャリア5勝目を飾った。通算勝利数は日本勢で岡本綾子(17勝)、宮里藍(9勝)に次ぐ。4勝で並んでいた小林浩美をリードして単独3番手になった。日を追うごとに...

畑岡奈紗さんの5勝は以下の通りです。

初勝利・6打差/2018年「ウォルマート NW アーカンソー選手権」
2勝目・2打差/2018年「TOTOジャパンクラシック」
3勝目・3打差/2019年「キア・クラシック」
4勝目・6打差/2021年「マラソンクラシック」
5勝目・1打差/2021年「ウォルマート NW アーカンソー選手権」
「1打差は特別。一番緊張した最終ホール」/畑岡奈紗の一問一答
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 最終日(26日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71) 畑岡奈紗が7月の「マラソンクラシック」以来となる今季2勝目、ツアー通算5勝目を飾った。首位から出て後半11番までに5バーディを奪い、一時は後続に4打差をつけながら、終盤にスコアを伸ばせず「67...

最終日も前半は、一時、後続に4打差をつけていました。
しかし、最終的には1打差の優勝。
さすがに、畑岡さんも優勝が容易でないプレッシャーがあったと思います。

最終の上位陣。全体がこちら

さらなる高みを目指して

畑岡奈紗さんの実力は誰もが認めるところです。
しかし、あと1歩届いていないのが、メジャーのタイトル。
過去、2回はプレーオフまで残りながら優勝には届いていません。

また、日本のエース格として出場した東京オリンピック。
ここでもメダルには届かず、銀メダルを獲得した稲見萌寧さんが脚光を浴びました。

しかし、実力は本物です。
遠くない将来に、メジャー優勝が待っていると思います。

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