【まとめ版】西郷真央優勝 2022パナソニックオープンレディース

スポンサードリンク

GW開催となるパナソニックオープンレディース。
ゴルフファンには、観戦も心地よいゴルフシーズンとなりました。
来週のメジャーを控え、選手の調子も気になるところです。

昨年の優勝は、プレーオフの末、上田桃子さん。
この勝利で手にした、HSBC世界選手権への出場権もゲットしましたね。

上田桃子勝つ! パナソニックオープンレディース2021
2021年、パナソニックオープンレディースは初日、珍しい顔ぶれが上位にきたのですが、2日目は実力者が続々とスコアアップ。雷雲接近による中断。日没後のホールアウトなど、ドラマな2日目でした。最終日は、とんでもない強風の中、心技体ともに全集中の上田桃子さんが勝ち切りました。

2022パナソニックオープンレディース大会初日

大会初日は悪天候予報のため、スタート時間が1時間繰り上げとなりました。
結果的にこれが良い判断で、何とか無事に最終組までホールアウトできました。

終日の雨の中、スコアメイクに苦しんだ各選手。
上位陣。全体がこちら

開幕戦以来、久々にトーナメント登場の申ジエさんが首位。
久々登場には理由があって、両ひじを手術していたのですね。

不屈の闘志が宿った 申ジエ-圧巻の首位|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

両ひじを同時に手術した訳ですから、これは日常生活にも支障です。
リハビリを乗り越えて、この時期にトーナメント復帰ができることが脅威。
しかも悪コンディションの中、首位スタートは経験値のすばらしさでもあると思います。

(天候:雨 気温:15.1℃ 風速:3.9m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/3フィート コンパクション:23mm》

2022パナソニックオープンレディース大会2日目

大会2日目は、良く晴れて、前日と違い、一見良いコンディション。
しかし、風とピンポジションが意外に選手を苦しめました。
この日のベストスコアは-4の68。見た目以上に風が読みにくかったと思います。

そんな中、風に強いと言えば、テレサ・ルー選手が久々の首位です。
上位陣。全体がこちら

飛距離、秘技で首位浮上 テレサ・ルー復調急|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

テレサの直近のスケジュールですが、4月はロッテ選手権に推薦出場しました。
渋野日向子さんの優勝争いを間近で見て、刺激を受けたようです。

「逃げちゃダメ」 テレサ・ルーが“しぶこ”から学んだこと
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 初日(29日)◇浜野GC(千葉)◇6660yd(パー72) 「2打目の狙いは逃げちゃダメ。自信がなくても。狙うしかない」。ツアー16勝のテレサ・ルー(台湾)が渋野日向子から感じたことを明かした。 ...

また、全米女子オープンの日本予選会にも出場。
両試合とも結果は出なかったのですが、得るものは大きかったと思います。
そして、何より、ゴルフに対して、意欲的ですね。

(天候:晴れ 気温:15.5℃ 風速:2.8m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:23mm》

2022パナソニックオープンレディース優勝争いのポイント

さて、2日目を終わった上位陣を見ると、ベテラン勢が目立ちます。
これは難しいコンディションの中、経験値がある程度反映されていると思います。

一方で、今季好調の西郷真央、高橋彩華の両選手も優勝争いに絡むと見ます。
遅咲きの仲宗根澄香さんは、最終日、最終組に入りました。
浜野ゴルフクラブは井上誠一設計のコース。
バーディーを獲るところと守るホールのメリハリがあります。
そこを、どのように丁寧にマネジメントしていくかがポイントだと思います。

2022パナソニックオープンレディース大会最終日

今週は気合十分のテレサが前半2つ伸ばして、首位でハーフターン。
ゲームを有利に進めていましたが、やはりサンデーバックナインに動きはありましたね。

復帰戦の西郷真央が逆転優勝

前半はバーディーパットが決まらず、それでもパーセーブを重ねた西郷真央さん。
12番のパー5で初のバーディーを奪い、優勝争いに加わります。
そして、ハイライトは15番で起きました。
難しいホールのセカンドショットが直接入り、イーグルです。

これで、単独首位に一気に浮上。
そして素晴らしかったのが、16番以降、上がりホールのプレーぶり。
16番、17番を危なげなくパーとし、18番のパー5では2オン。
イーグルは逃したものの、バーディー奪取で、ただ1人、-10まで伸ばしての優勝です。

最速で今季4勝目 西郷真央、果報は寝て待った|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

西郷真央 Mao Saigo(@maomao_golf)がシェアした投稿

(天候:曇り 気温:17℃ 風速:8.2m/s)
《グリーン=スティンプ:11 2/3フィート コンパクション:23.5mm》

最終日に頑張った三ヶ島かな

最終日、スタートから猛然とダッシュしてきたのが三ヶ島かなさんでした。
15番で唯一ボギーとしたものの、7バーディーを奪取。
66は最終日のベストスコアで、順位を5位タイに上げ、フィニッシュしました。

高橋彩華 収穫の優勝争い

最終日は最終組の1つ前でのプレーとなった、高橋彩華さん。
もう、優勝する前とは全く違う、落ち着いたプレーで、一時は首位に並びました。
惜しくも優勝はならなかったのですが、崩れる様子は見られませんでしたね。
これからも、このようなプレーが期待できると思います。

ルーキー最上位は岩井明愛と後藤未有

今大会のルーキー最上位は、7位タイ。岩井明愛、後藤未有の両選手です。

まず、岩井明愛さんは自己ベストフィニッシュ。
QTで失敗してしまい、レギュラーでの出場は限られます。
そんな中なので、上位フィニッシュは、リランキングに向けて大きいです。

また、後藤未有さんは、今季3度目のTOP10。
これはリランキングクリアに向けて、大きく上昇したと思います。
何しろ、この試合、最終日のイーグルは圧巻でした。

一時期は首位に2打差と優勝争いに絡んできました。
バックナインのプレーぶりが改善できれば、優勝も近づくと思います。

2022パナソニックオープンレディース最終結果

最終の上位陣。全体がこちらです。

コメント