2021年初のメジャー、ワールドレディスサロンパスカップ。
例年通り、茨城ゴルフクラブ東コースで開催です。
大会初日
コースコンディションは非常に良い。
気温、風もですが、メリハリの効いた、コースセッティング。
そして、13フィート超えの、今年最速のグリーン。
上位陣は、バラエティに富んだ顔ぶれとなりました。全体がこちら。
最近は若手中心だったのですが、先週の上田桃子さんの活躍が刺激になったか。
ベテラン勢も久しぶりに上位に名を連ねています。
#ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ
1st Roundが終了! #笠りつ子 が6アンダーで首位発進✨2位には惜しくも先週プレーオフで敗れた #大里桃子 が1打差でつけています!今日の成績はこちら👇https://t.co/BVlLRLOj1f#gettysport<Atsushi Tomura/Getty images> pic.twitter.com/JzAy6LbSne
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) May 6, 2021
初日で驚いたのは、4パット、5パットが出たことですね。
それも、今季優勝者がです。
それだけ、カップ位置が微妙であった証であると思います。
大会2日目
大会2日目も、天候とコンディションは最高。
初日に続き、グリーン勝負という様相が強くなりました。
そんな中、スーパーショットも飛び出しました。
ガチャン! ミラクルショット🌈
#上田桃子 14番ホール2ndショットを直接カップインしてイーグル‼️#ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ #JLPGA#日本テレビ放送網#久光製薬#茨城ゴルフ倶楽部 pic.twitter.com/5cx1AkhZjh— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) May 7, 2021
そのスーパーショットを決めた上田桃子さん、好位置です。
65というスコアは、大会レコード。
しかし、もう1人大会レコード、65を出した選手が首位です。
高橋彩華さん、予選ラウンドは無敵に近いですね。
課題は決勝ラウンド、そして、最終日。
今度は、最後まで走り切ることができるでしょうか?
2日目を終わっての上位陣。全体がこちら。
見ると、大変バラエティに富んだ上位陣です。
年齢で言えば、2位タイにいる上田桃子さん34歳、西郷真央さん19歳。
身長で言えば、大里桃子さん、171cm、西村優菜さん、150cm。
キャラで言えば、元祖ギャルファーのキンクミちゃんと、現ギャルファーの臼井麗香さん。
色々な意味で楽しみな決勝ラウンドです。
予選カットラインは、+2、56位タイまでで、69人。
+2を見ると、薄氷で滑り込んだ原英莉花、松田鈴英の両選手。
執念で出場を勝ち取った西山ゆかりさんや、ステップの王者、リハナさんもいます。
ステップ組と言えば、木下彩さんも予選通過。
単年登録の応援選手、高木優奈さんは、-2、26位で決勝ラウンドです。
大会3日目
大変、濃密な大会3日目となりました。選手の本音からいきますか。
ピンボジ凄すぎて頭疲れた笑
— 植竹希望 (@nozomi_nonsuke) May 8, 2021
テレビで見ていてもそう思えました。
ピンポイントでグリーンをとらえていかなければならないショット力。
加えて、一見、近くに付いても、バーディーチャンスとは言い難い難しさ。
そんな中ですが、3打差をつけ、首位に立ったのが、
何度目の最終日最終組かと思ったのですが、5度目ですね、高橋さん。
しかし、あれだけ難しいピンポジを落ち着いたプレーで、ノーボギーの69。
見事なラウンドだったと思います。
混戦で迎える最終日ですが、ある程度、候補は固まってきたように見えます。
プレー全体として最も危なげないゴルフをしている、西村優菜さん。
そして、先週からの好調キープの大里桃子さん。
加えて、これは期待値も入りますが、西郷真央さん。
この辺りを中心に優勝争いが繰り広げられそうです。
しかし、スコア上は混戦。パッティングの調子がカギを握りそうです。
それと、風が出ると、ワンチャン、上田さん、岡山さんも来るかもしれません。
3日目終わりの上位陣。全体がこちら。
大会最終日
大会最終日も、予報より風は穏やか。ただし、グリーンが素晴らし過ぎるほど。
コンパンクションが24.5、スティンプが14フィートと、これぞメジャーです。
前半フロントナインは、最終組が適度な緊張感を持って進める良い展開。
中盤までは、-11から-12くらいで、誰かが優勝かと思っていました。
ところが、CSの放送が終わり、ツイッターで確認してみると、
それは、聞いてない。(^▽^;)
いや、いくら何でもストロークが離れているので、稲見さんは無いだろーと思っていました。
そんな追い上げを知ってか、知らずか、安定感抜群の西村さんも伸ばします。
#西村優菜 17番バーディーで2位と3打差!最終18番へ!#ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ #JLPGA#日本テレビ放送網#久光製薬#茨城ゴルフ倶楽部 pic.twitter.com/DP1tuUCIzO
— JLPGA_official (@JLPGA_official) May 9, 2021
終盤、見事なバーディー攻勢。
17番でバーディーを奪取した時のスコアは-14。
トーナメントレコードを更新していました。
そうなると、誰も追いつけない。
最後まで、見事としか言いようのない優勝でした。
3日目を終わった時点で、西村さんを優勝候補の一角に入れました。
しかし、想定した優勝スコアは-12。
西村さん目線で言えば、4日間とも69で-12だったのです。
それが、最終日、難しいグリーンコンディションの中、67です。
思えば、初優勝の三菱電機レディスの武蔵丘。
あの試合も、グリーンは無茶苦茶速かった。
これぞ、西村さんの真骨頂という感じがします。
最終日の上位陣。全体がこちらです。
さて、毎年ですが、この大会の最終日は母の日です。
―きょうは母の日
いつも自分のゴルフについてきてくれて、犠牲になっている部分はあると思うので、この日に勝てたのはうれしいです。「いつもありがとう」と伝えたいです。
ただ、同世代や近い世代の選手に比べると、西村さんがご両親にかける負担は、決して多くはなかったと思います。
ご承知の通り、良くできた子なので。
ですから、この優勝こそが、最高のプレゼントになったと思います。
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