アジアパシフィック女子アマ、2日目はとんでもない荒天でした。
初日と飛距離が100ヤード違うってホールもあって、めちゃめちゃ大変だったのです。
スイングに入れない、パッティングでも風で押し戻される光景が散見されました。
健闘した日本選手
そんな中、健闘した日本勢の話をしましょう。
安田祐香
安田祐香さんは、この荒天を、ベストスコアで乗り切りました。
全体のスコアなんですが、初日の73.9から2日目は82.9となったのですね。
あるパー5は初日4.6から6.1になんて、とんでもないことになりました。
それでも安田さんは、持ち前の冷静さでプレーしていたのですね。記事から引用します。
「この風と寒さなら、絶対にスコアは伸びない。耐えるゴルフの方が自分にはあっている」と言い聞かせてスタートした。序盤にダブルボギーが先行したが、「そのあとうまくパーを拾えたし、ティショットも風の中できっちり打ちたいところに打てていた」と、安定感は失わなかった。
バーディーを獲っても、ボギーを打っても表情を変えないクールな安田さん。
このあたりに、ゴルファー強さの1つの要素、メンタルの安定があります。
西村優菜
さて、もう1人は西村優菜さん。前回大会2位です。
国際大会とは言え、アマチュアの試合。手引きカートのプレーも、中には散見されます。
そして、西村さん以外の日本勢はキャディをつけているのですが、西村さんだけは1人セルフ。
あの暴風雨だと、手引きカートを引いていくだけで、相当な苦労だったと思います。
「しんどかった」のは本音だと思います。
ただ、理由はかなり切実なので、引用します。
今大会でハウスキャディを使う場合、料金は1日1万8000円。「まず高いのと、親は共働きで来られないし、弟も学校で来られない。なので、自分でやることにしました」
西村さんのようなトップアマでも、金銭面での実情は楽ではないと実感します。
しかし、そういったことを感じさせることなく、黙々とプレーする姿には、感動しました。
そんな中でのスーパーショット。
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