実は、この試合こそはやってくれると信じていました。
ニトリレディス開催です。似鳥会長の、女子ゴルフへの理解と愛情は大変強いですから。
大会概要
大会名称ニトリレディスゴルフトーナメント
開催コース小樽カントリー倶楽部 北海道小樽市銭函3-73
(6,695 Yards/Par 72)
開催期間8月27日~8月30日
賞金総額20,000万円
優勝賞金3,600万円
出場人数120人(予定)
決勝進出順位2R終了時 60位タイまで (予定)
主催株式会社ニトリ
公認一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
後援公益財団法人日本ゴルフ協会、北海道ゴルフ連盟、北海道、小樽市、札幌市、小樽市教育委員会、一般社団法人北海道商工会議所連合会、小樽商工会議所、札幌商工会議所、公益財団法人北海道スポーツ協会、NPO法人小樽スポーツ協会、日本経済新聞社、北海道新聞社、テレビ東京、テレビ北海道
協力小樽カントリー倶楽部
企画運営株式会社ニトリパブリック、株式会社東急エージェンシー
大会URL http://www.nitori-ladies.jp/
何と言っても、英断はこれかもしれません。
1年限定で賞金倍増の2億円に 「ニトリレディス」無観客開催#ニトリレディスゴルフトーナメントhttps://t.co/AcccHLgmZU
— GDOニュース (@GDO_news) August 3, 2020
1年限定ですが、賞金総額は倍増の2億円。
一気にビッグトーナメントになりました。
大会会長を務める似鳥昭雄ニトリホールディングス会長兼CEOは「新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止になっている中、明るい話題を届けてくれる女子プロゴルファーのために、今大会に限り賞金総額を2億円に増額することを決定し、全力で応援いたします」とのコメントを出した。
放送とインターネット中継の予定
【地上波・BS放送】予定
8月29日(土)16:00~17:15(LIVE)<テレビ東京系列全国6局ネット・BSテレビ東京>
8月30日(日)14:00~15:15(LIVE) <テレビ東京系列全国6局ネット・BSテレビ東京>※最終日BSテレ東延長あり
【CS放送】予定
8月29日(土)08:30~13:00(LIVE) <ゴルフネットワーク>
8月30日(日)07:00~10:30(LIVE) <ゴルフネットワーク> ※最大15分延長あり
【インターネット動画配信】予定
8月29日(土)12:00~16:00(LIVE)
8月30日(日)10:00~14:00(LIVE)
嬉しいことに、週末は全ライブです。
朝からゴルフネットワークを見て、インターネットに行く。
最終日の優勝争いは、地上波のライブということになります。
できればですが、アースモンダミンカップでのように、初日からやってくれれば。
それでも、日曜日の録画放送だけという茶番からは、逃れられそうです。
ペアリングと見どころ
4日間大会なので、初日と2日目のペアリングが出ています。
初日がこちら、2日目がこちらです。
注目組も多いのですが、個人的に注目なところを。
13組 07:05 笹生優花 穴井詩 李 知姫
14組 07:15 古江彩佳 柏原明日架 有村智恵
16組 07:35 安田祐香 田中瑞希 大山志保
18組 07:55 @六車日那乃 小祝さくら 鈴木愛
32組 11:15 吉田優利 山路晶 西山ゆかり
33組 11:25 西郷真央 三ヶ島かな イミニョン
ペアリングを見て、!と思ったこと。田中瑞希さんが、ニトリ契約となりました。
さて、注目組の中で、@六車日那乃さんを書きましたが、久々にプレーを見られるアマも。
小倉彩愛、和久井麻由。この2人は昨年のプロテストに合格できたポテンシャルと見ていました。
見どころの1つが、コース、小樽カントリー倶楽部なのですね。
小樽はコースも素晴らしいのですが、コンディションも仕上げてくれる。
例年、最も速いグリーンになる、ここも注目なのです。
さて、ちなみに、渋野日向子さんは、イギリスからアメリカに行くので欠場です。
また、上田桃子、稲見萌寧両選手も、2週間の待機期間があるため、今大会の出場はありません。
大会第1日
注目の初日の上位陣。フルリーダーボードはこちらです。
大城さつきさんが首位ですが、彼女は1日だとビッグスコアを出しますね。
注目と言えば、前週優勝の笹生優花さんでして、初日2位と好スタートです。
そして、地元かつ、ホステスプロの小祝さくらさんも好発進です。
まだまだ初日。これからという感じです。
大会第2日
2日目の競技が終わりました。上位陣。フルリーダーボードはこちら。
何と、大型ルーキー、笹生優花さんが首位に立ちました。
まだ、2日目なので、どうのこうのは早い段階です。
しかし、これで3戦連続上位なので、これは本物でしょう。
タイガーかっ!ってスイング。ハッシュタグはマキロイですけど。
地元、北海道勢では、小祝さくらさんが相変わらず上位。
それでも、吉本ひかるさんの方が上に来てますね。
そして、注目選手で挙げたアマチュア選手も上位に来ています。
小倉彩愛、六車日那乃の両名がリーダーボード1枚目です。
小倉彩愛さんは、ミレニアム世代で、元ナショナルチームのメンバー。
プロテストも、日本女子オープンローアマの資格で最終から。
しかし、まさかの合格ならずで、私もえっ!という感じだったのです。
また、六車日那乃さんは、実力通りで、予選を上位突破。
現ナショナルチームメンバーですが、何しろ今年は大会が無い。
ですから、調子という意味からは、はかりかねるところもあったのです。
そう言えば、六車日那乃さん、小祝さんに何となく雰囲気似てますね。
いとこって言っても信じるんじゃないかなぁ。
さて、2日目ということで、予選カットがありました。
通過は、+2で、53位タイの62人。
えっ!と思うような選手も予選通過ならずです。
逆に、大変嬉しいことも。
木下彩さん、レギュラーツアーで、自身初の予選です。
ステップでは去年勝っていますが、レギュラーでの初賞金獲得が確定しました。
さぁ、明日からはインターネットと放送で中継が始まります。
大会第3日
さぁ、決勝ラウンドが始まりました。
朝一番から、CS、インターネット、地上波で完全生中継。
ですから、最終組のプレーは1番から最終18番まで見ることができました。
さて、上位陣。全体がこちら。
笹生優花さんの力は、本物というか、むしろ、LPGAからの招待選手のようです。
軽井沢でも同伴の藤田さいきさんから、驚愕の声がありました。
今回も予選ラウンドを同伴した、李知姫さんから絶賛がありましたが、納得です。
フロント9のプレーを見る限り、最後まで独走かと思いました。
それに待ったをかけたのが、地元で、ホステスプロの小祝さくらさん。
こちらは、バックナインで追い上げた。
素晴らしくショットがきれています。
小祝さんは、私が個人的に似ていると思っていた、六車日那乃さんと同組。
もう1人が、小倉彩愛さんだったので、小祝さんが最年長だったわけです。
その小祝さんと六車さんは、何となく似ているにおいがします。
ですから、こういった記事も出ますね。
六車日那乃さんは、無欲でここまでプレーができています。
笹生優花、小祝さくら、六車日那乃という今季の特徴である若い最終組。
小祝さくらさんは、また年長者です。
さて、若手ばかり活躍と思うでしょ?
そんなことはなくて、3日目のベストスコアがこうでした。
7バーディー、ノーボギーの65、出したのは、有村智恵さん。
智恵ちゃんあたりが出てくると、勝負にコクが出ます。
最終日に期待。
最終日に期待するのは、3日目途中まで快進撃をした安田祐香さん。
去年と同じように、16番で池に入れてしまった。
調子は、決して良いようには思えないのですが、ワンチャンスだけある。
それは、明日の天候です。荒れ模様の予報。
今年のAIG女子オープン2日目以上に荒れた、厳しいコンディションでした。
その中、粘りに粘ってリーダーボードを駆け上がった。
何せ、笹生優花さんが荒れたコンディションで、どのようなプレーをするのか。
わからない面もあるので、あるとすれば、ワンチャンスです。
最終日 優勝は笹生優花
昨日から予報が出ていた荒天は、予想以上のものでした。
スタート時間を遅らせたのですが、それでも全選手のホールアウトは難しい状況。
そこで、初めてですが、この手がありました。
本来は62選手によって争われるところを、34選手にカット。
アウト、イン、6組ずつのスタートと波乱の開始となりました。
そもそもが難しいコースでこの天候。
小樽が本来の難しさを見せつけたように思います。
それを物語るように、最終日のベストスコアは71、80以上打った選手も散見されました。
その71を出した2選手のうち、1人が優勝です。上位陣。全体がこちら。
笹生優花恐るべし。荒天もろともせずのワールドクラスのプレーでした。
これは、恐らく同じフィールドでプレーした全選手が感じたのかと思います。
定評のあった飛距離はもちろんのこと、ロングパットも素晴らしい。
やはり、アマチュア時代、16の国と地域でプレーした経験値も大きい。
もはや、「無双状態」になっています。
とは言いつつも、マッチレースを繰り広げた。小祝さくらさんも悪くなかった。
笹生優花 第4ラウンド
小祝さくら 第4ラウンド
マッチレースになりましたが、見ごたえはありました。
実力が全然上ってコメントですけど、実力と勝負は別ですから。
充分に、チャンスはあったと思いますし、それが何かは自身でわかると思います。
それで、リーディングを見てもらえるとわかることが。
李知姫、大山志保、有村智恵とベテラン勢も上位フィニッシュです。
若さばかりが取り上げられがちですが、それだけではありません。
大山さんも、びっくりの笹生優花さんでしたけど。
さて、もう1つ注目した、ローアマ争い。
ここは、最終組で初々しいな姿と、大胆なショットで一気に注目を集めた六車日那乃さん。
序盤で池につかまってしまい、流れがつかめず崩してしまいました。
ということで、小倉彩愛さんがローアマ獲得です。
本当に久々に彼女のプレーを見ました。さすがなプレーです。
笹生優花クラブセッティング
笹生優花さんのクラブセッティングはこちらです。
ドライバーは、テーラーメイドM5、フェアウェイウッドとユーティリティーはマーベリック。
混成軍ですけど、アイアンは三浦技研を使用です。
コメント