JLPGA プロテスト延期に思うこと

やっぱり、この話は書いておかなきゃならないだろうなぁ。
考えさせられることが多いので、難しいのですけど。

今年の夏から予定されていた、JLPGAのプロテストが延期になりました。
これは、ある程度予測していた部分もあります。

例えば、JGAは主催のアマチュア全競技を中止しました。

JGA主催のアマチュア全競技 中止
コロナウイルスの影響で、2020年に行われるはずだった、JGA主催のアマチュア競技は全て中止となりました。女子で言えば、アマチュア最高峰を決める、日本女子アマが中止となります。

そして、女子プロゴルフで言えば、20-21シーズンと統合されましたよね。

JLPGA 今季と来季を1シーズンに統合へ
緊急事態宣言の解除を受け、女子ゴルフツアーの方針が発表されました。 2020年度と2021年度を合わせて一つのシーズンとするのが妥当との判断です。 つまり、2020年を単年と考えた場合、超スプリントレースになってしまうのですね。 そうなると...

ですから、2020年の単年度というのが、実質無いような感じになっています。

JLPGA[のリリースから。

当協会は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、これまで慎重に協議を重ねてまいりましたが、全国から受験を希望する600名を超える方々の安全確保の観点から、やむなく延期の判断となりました。

女子ゴルフプロテストを延期 来年3月以降に
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は1日、今年度のプロテストを来年3月以降に延期すると発表した。最終プロテストは11月3日から茨城県の静ヒルズカントリークラブで予定していた。 9月初旬に始まる一次予選(三次が最終)など全国から600人以上が受験を予定し、JLPGAは「安全確保の観点から、やむなく延期の判断となりました...

一応、3月以降に延期となっていますが、中止を含め状況次第です。
海外ではどうかと言えば、米ツアーLPGAはQスクール中止ですよね。

米LPGAツアー Qスクール中止と渋野日向子の選択は?
米ツアー2020の出場権を争うQスクールが中止となりました。このため出場権は2019年のものが持ち越し。現状のシード選手には良い決定ですが、来季からの参戦を考えていた選手には厳しいです。渋野日向子さんもその1人。ただし、米LPGAツアーに勝つという道も残されています。

LPGAでは、2021年からの新規参戦はできないようになっています。
これは、シーズン統合の要因が強いのですが、いずれにしろ新規参戦はできません。

JLPGAもテスト合格者でなければ、QTを受験できません。
そもそもシーズンが統合されたので、QT自体も意味があまりないのですけど。
強いて言えば、プロテスト合格者はステップアップツアーには参戦できます。
これも、ステップアップツアーが2021年に実施できればという条件です。

こういった発表もあれば、反応する記事も出ます。

女子プロテストが来年に延期 情報開示少ない発表に選手たちには不安も
女子プロテストが来年に延期 情報開示少ない発表に選手たちには不安も

つまり、延期は仕方ないにしても、その先を示せという声です。
心情はわからなくもないのですが、これも正直なところ無理だと思います。
というのも、コロナ禍は、プロテスト以前にゴルフ全体の問題。
そして、スポーツ全体、社会全体の問題なのですから。
現時点で、見通しをといっても、自分が当事者であれば無理としか言いようがありません。

例えば、こんな話もあります。
バドミントン、奥原希望選手のツイート。

通常であれば、引退試合やセレモニーがある選手が、去らざるを得ない。
というか、普通に現役を続けていたこともあり得る。
それが、コロナウイルスの影響なのです。

一方で、米ツアー男子は、WITHコロナに舵を切りました。

世界経済は、ほぼ、アフターコロナ、ウイズコロナにシフトしています。
日本の場合は、皆さんご承知の通り、動きは、かなり慎重です。
というか、自粛警察に象徴されるように、同調圧力が高い状況です。
何かことを起こせば、当事者は痛烈に非難され、良いことはないのです。

うーむ・・・。

東京オリンピックだって、一応来年に延期となっています。
ただ、皆さんの周りでも、少なくとも来年は無いんじゃないかって声ありません?
私の周囲はほぼ、それで一致しています。
これも当事者は思っていても、立場上言えないってことも大きいかと思うのです。

そうなると、オリンピックを目指していたアスリートは・・・。
混沌とした状況で、いろいろ考えさせられます。

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プロテストとQT
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