女子ゴルフ、JLPGAツアーでも難しいコースが続く序盤。
例年、桜と風が名物の葛城ゴルフ倶楽部で行われるヤハマレディースオープンは難関コースです。
昨年は、稲見萌寧さんが、決勝ラウンドのビッグスコア連発で優勝を飾りました。
ヤマハレディース2022 大会概要
大会名称:ヤマハレディースオープン葛城
開催コース:葛城ゴルフ倶楽部 山名コース (6,590 Yards/Par 72)
開催期間:3月31日~4月3日
賞金総額:10,000万円
優勝賞金:1,800万円
出場人数:120人
決勝進出順位:2R終了時 60位タイまで
決勝進出人数:69人 (147=+3までのプロ 65人、アマ 4人)
主催:ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機株式会社
公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
大会URL:こちらです。
ヤマハレディース2022 放送予定
この大会は、テレビもCS、BSと渡り歩くと、ほぼ視聴ができます。
加えて、インターネット中継が用意されています。
ヤマハレディース2022テレビ放送
【BS放送】
■BS朝日
3月31日(木) 13:55~15:56(LIVE)
4月 1日(金) 13:55~15:56(LIVE)
4月 2日(土) 13:00~16:00(LIVE)
4月 3日(日) 13:00~16:00(LIVE)
【CS放送】
■スカイA
3月31日(木) 8:00〜12:25(LIVE)
4月 1日(金) 8:00〜13:00(LIVE)
4月 2日(土) 8:00〜13:00(LIVE)
4月 3日(日) 8:00~13:00(LIVE)
ヤマハレディース2022インターネット中継
【インターネット配信】
■GOLFTV・DAZN
3月31日(木) 11:15〜16:30(LIVE)
4月 1日(金) 11:15〜16:30(LIVE)
4月 2日(土) 10:30〜16:00(LIVE)
4月 3日(日) 10:00~16:00(LIVE)※表彰式終了まで
<GOLFTV>https://www.golf.tv/
<DAZN>http://dazn.com/ja-JP/l/welcome
ヤマハレディース2022 出場選手、ペアリング、見どころ
4日間大会ですので、2日目までのペアリングが発表になっています。
初日がこちら、2日目がこちらです。
120選手が参加しますので、予選ラウンドは、朝と昼のスタートに分かれます。
QTでの出場ランクは、49位の劉依一さんまでとなります。
主催者推薦選考会からの出場選手
主催者推薦選考会が行われ、7選手が本戦に進みます。
マンデートーナメントを通過した選手は以下の通りです。全体結果がこちら。
@飯島早織、@森愉生、@小宮千鶴、藤田かれん、脇元華、金田久美子、@馬場咲希
髙木優奈 臨時登録者として、推薦出場
プロテスト未合格ですが、髙木優奈さんが臨時登録者として、推薦出場です。
同時に髙木優奈さんは、ヤマハとの用具契約が発表されました。
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注目される組は、テレビ中継を意識しての2組でしょうか?
3.31開幕🏌️♀️
/#ヤマハレディースオープン葛城🏆
大会初日注目組✅
\Group21-11:20am
✅#小祝さくら
✅#稲見萌寧
✅#原英莉花第1日ペアリングはこちら👇https://t.co/9ab163Uacp#JLPGA#GettyImages pic.twitter.com/ybKvXAuzoJ
— JLPGA_official (@JLPGA_official) March 29, 2022
3.31開幕🏌️♀️
/#ヤマハレディースオープン葛城🏆
大会初日注目組✅
\Group11-7:05am
✅#西村優菜(@yunagolf)
✅#西郷真央
✅#高橋彩華第1日ペアリングはこちら👇https://t.co/9ab163C0Yh#JLPGA#GettyImages pic.twitter.com/MnuD1tmW6P
— JLPGA_official (@JLPGA_official) March 30, 2022
ヤマハレディース2022大会初日
大会初日は、スタート時間の差で、大きく条件が異なりました。
特に昼前から吹いた風の影響は大きかったと思います。
そして、やはりと言うか、強さを見せつけたのが西郷真央さんです。
今大会のセッティング担当は、塩谷育代さん。
例年より、敢えてグリーンスピードを落とし、難しい場所にピンを切れるように工夫しました。
しかし、何よりも西郷さんの高値安定のプレーぶりが際立ちました。
しかし、初日に関して上位は混戦です。全体がこちら。
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(天候:曇り 気温:20.3℃ 風速:6.5m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:23mm》
ヤマハレディース2022大会2日目
大会2日目も、スコア上は混戦ですが、やはり西郷真央さんが抜けている。
そんな上位陣。全体がこちら。
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しかし、2日目はとてつもない選手とスコアが飛び出しました。
アマチュアの上田澪空(うえたみく)さんです。
1イーグル7バーディ、1ボギーの64は、2017年アン・ソンジュ選手に並ぶ大会コースレコード。
まだまだ全国的には無名に近い、上田澪空さんですが、JGAナショナルチームに選抜されています。
JGAナショナルチームのメンバーがこちら、上田澪空さんの戦績はこちらです。
上田澪空さんは、東京、共立女子第二高校の新2年生の16歳。
そして、実は、同時期に開催されているのが、オーガスタナショナル女子アマ。
こちらには、アマチュア世界ランキングで至らず、出場が叶いませんでした。
同大会には、同い年で言えば、世代を引っ張る、手塚彩馨さん(長野・佐久長聖高)が参戦しています。
しかし、あの葛城で自己ベスト、しかも、ツアーセッティングですから、恐ろしいポテンシャルです。
(天候:晴れ 気温:11.7℃ 風速:2.7m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:23mm》
さて、2日目にはスーパーショットもいくつか見ることができました。
入れたいなー
↓
お、いい感じに打てた
↓
お願い!!入って!!🙏🏼
↓
うそーーん!入らんのかーい!!
↓
え!!!入るんかーい!!🤣
やったあ!!!ってな感じ(笑)
明日からも頑張ります🔥 https://t.co/cHfyKdOVT3
— 西村優菜 / Yuna Nishimura (@yunagolf) April 1, 2022
#西郷真央 5番PAR5、セカンドショットでグリーンをオーバーするも橋に当たってピンチ回避✨
■GOLFTV・DAZNにてライブ配信中📱
🔗https://t.co/BFKoR2zmVo
🔗https://t.co/6L56uybILO#ヤマハレディースオープン葛城|#Round3#JLPGA pic.twitter.com/x181RKGnx5— JLPGA_official (@JLPGA_official) April 2, 2022
尚、2日目に予選カットが行われ、午後からの強風の影響もありました。
カットラインは、+3、59位タイの69選手が決勝ラウンドに進みます。
そして、ステップやゴルフ番組でおなじみの佐久間綾女さん。
レギュラーツアーでは初の予選通過となりました。
ヤマハレディース2022大会3日目
さぁ、決勝ラウンド。ここで差がつきました。
上位陣。全体がこちら。
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実力に加えてツキもあるように見える今大会。
2位以下に5打差をつける西郷真央さんに死角は無いように思えます。
(天候:晴れ時々曇り 気温:13.1℃ 風速:4.0m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:23mm》
ヤマハレディース2022大会最終日
大会最終日は、神様のいたずらか、「花冷え」の1日。
前日までと天気は一変し、寒い雨のラウンドとなりました。
(天候:雨 気温:9.2℃ 風速:3.1m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:22.5mm》
西郷真央完全優勝!ヤマハレディース2022
それでも、5打差リード、西郷真央さんの主導権は変わらず。
一時期は菅沼菜々さんが追い上げ、1打差になりましたが、迎えた18番。
この時点で2位とは3打差で、何とか普通に逃げ切りと見えました。
しかし、悪天候を凌いできた西郷さんにもまさかが。
18番のティーショットは、右に大きく曲げてOB。
トリプルボギーとなると追いつかれます。
しかし、ここからがゆるぎなかったですね。
終わって見れば1打差優勝ですが最終の上位陣。全体がこちら。
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西郷真央さん、初日から首位を譲らずの完全優勝。
おめでとうございます。
そして、今季はこれからもメジャー含めて複数回優勝が狙える。
昨シーズンの稲見萌寧さんを見るかのような無双状態です。
今大会、主催のヤマハ(株)、ヤマハ発動機(株)からグランドピアノ、水上オートバイなど、世界中のツアーでも類をみない豪華賞品の数々が-。
📝記事▷https://t.co/3FA4aWc4Uv#JLPGA pic.twitter.com/2dFQk6Byq0
— JLPGA_official (@JLPGA_official) April 3, 2022
ヤマハレディース2022 最上位ルーキーは佐久間朱莉
この大会には、ベストルーキー賞が設定されていました。
そして、この賞に輝いたのは、最終日、悪コンディションの中、-4とナイスプレーの佐久間朱莉さん。
9位タイは自己最高、しかも、出場5試合で全て予選を通過しています。
まずは、前評判通りの活躍と言えると思います。
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ヤマハレディース2022 頑張った菅沼菜々
最終日は、一時期首位に1打差に迫りました。
この健闘は良い経験になったと思います。
悔しさが残りますが、何せ、シード選手ながら出場試合数が限られる菅沼菜々さんです。
上位でポイント獲得できたことは大きいと思います。
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ヤマハレディース2022 ローアマは上田澪空
2日目に64というとてつもないスコアを出した、上田澪空さん。
3日目は緊張して眠れなかったという朝からスコアを落としてしまいました。
それでも、最終日は悪コンディションの中、イーブンパーとナイスプレー。
単独5位は、文句なくローアマです。
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「自分はUTくらいの番手になるとピンを狙わないけど、一緒に回ったプロの選手は厳しいところからも狙っている。濡れたバンカーからの練習も足りないし、走り込みもやらないと。4日間プレーして、こんなに大変だとは思っていませんでした」。怒涛の4日間を終えて疲れ切った身体とは対照的に、次々に頭に浮かぶのは、この「職場」で生き残るには何が必要か。
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