2022年、注目のアマチュアゴルファーの1人に、馬場咲希選手が挙げられます。
代々木高校在籍中の17歳。
身長175㎝から繰り出されるドライバーショットは抜群の飛距離を誇ります。
全米女子オープンの日本予選会を通過、本戦でも49位。国内ツアーでは、ヤマハレディースにつぎ、ブリヂストンレディスでは、マンデートーナメントをトップ通過しローアマに輝きました。
また、海外アマチュア大会へも参戦。
全米女子ジュニアでは予選をトップ通過し、本戦マッチプレーまで進出。
そして、8月。ついに全米女子アマでは、日本人選手37年ぶりの優勝を遂げました。
更新していく記事ですので、目次からジャンプもできます。
- 馬場咲希選手のプロフィール
- 馬場咲希のコーチとスイング解説
- 馬場咲希クラブセッティング
- 躍進した2022年の馬場咲希
- 馬場咲希 全米女子オープンで決勝進出
- 馬場咲希 日本女子アマは9位タイ
- 馬場咲希 全米女子ジュニアで活躍
- 馬場咲希 関東ジュニアゴルフ選手権優勝
- 馬場咲希 全米女子アマ優勝
- 馬場咲希の世界アマチュアランキング
- 世界女子アマチュアゴルフチーム選手権
- 住友生命レディス東海クラシックに推薦出場
- 馬場咲希 日本女子オープンでローアマ獲得
- 馬場咲希 とちぎ国体で団体優勝
- 馬場咲希 富士通レディースでローアマ獲得
- マスターズGCレディースに出場
- アジアパシフィック女子アマに出場
- 伊藤園レディスでローアマ獲得
- エリエールレディスでローアマ獲得
- 馬場咲希 東京スポーツ奨励賞を受賞
- 馬場咲希 ドキュメンタリー動画
- 馬場咲希 2023年の活躍にも期待
馬場咲希選手のプロフィール
2005年4月25日生まれ 東京都日野市出身 日野市立日野第一中学校
2022年現在:代々木高在籍中(9月1日付で日本ウェルネス高校から転校)
血液型:B型 ゴルフ歴:5歳~
JGAのプロフィールとアマチュア戦績はこちらです。
馬場咲希のコーチとスイング解説
コーチは、坂詰和久氏で、馬場さんを中学1年生のときから指導しています。
一見、トップが浅く見えますが、十分な捻転差があり体幹を使ったスイングです。
長い手足を活かしたスイングですね。
馬場咲希クラブセッティング
基本はブリヂストンで統一されています。
<全米女子アマのクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストン B-Limited B1(ロフト9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ60g台、硬さS)
フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-Fプロトタイプ(3番15度)
ユーティリティ:ブリヂストン B1 HY(18度)
アイアン:ブリヂストン ツアーB 201CB(4番-PW)
ウェッジ:ブリヂストン BRM(50、54、58度)
パター:テーラーメイド TP コレクション HYDRO BLAST ジュノ TB2
ボール:ブリヂストン ツアーB X
男子アマ上級者のハードヒッター?と思わせるセッティングです。
躍進した2022年の馬場咲希
2022年、一気に馬場咲希選手の名前がクローズアップされました。
ヤマハレディースでマンデー突破から本戦出場
まずは、ヤマハレディースでマンデートーナメントを突破。
4日間を戦い抜きましたが、その飛距離が抜群でした。
175㎝の身長から放たれる飛距離は、プロに入っても上位。
平均で、260から270ヤードと言われるのも納得の数値でした。
※最終成績は58位タイ
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全米女子オープン日本予選会を突破
次に注目されたのが、4月25日に行われた、全米女子オープンの日本予選会。
プロとアマ含めて、158選手が1日で36ホールを戦いました。
馬場さんは、4位タイで見事、本戦の出場権を獲得します。
この記事を書いている時点では、全米女子オープン開幕前です。
本戦での活躍も期待されるところです。
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関東女子ゴルフ選手権をレコードで優勝
2022年の関東女子ゴルフ選手権、3日間を70・69・68。
-9は大会レコード、しかも嵐山CCでは、史上最長距離の設定でした。
ロングヒッターの面目躍如たる結果です。
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ブリヂストンレディスの主催者推薦選考会をトップ通過しベストアマ
今年から会場が袖ヶ浦に変わる、ブリヂストンレディス。
雨の中、マンデートーナメントを-3でプレーし、トップ通過です。
そして、飛距離が長く、タフなコース。馬場さんは28位タイでベストアマを受賞しました。
馬場咲希 全米女子オープンで決勝進出
勢いを持って乗り込んだ、全米女子オープン。
持ち前の飛距離を活かし、予選ラウンドを突破しました。
最終日には落としてしまったのですが、49位でフィニッシュしました。
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今年からアマチュア規定が変わり、スポットで応援のスポンサーが付いています。
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馬場咲希 日本女子アマは9位タイ
全米女子オープンの健闘で一気に注目が集まった馬場咲希さん。
アマチュア日本一を決める、日本女子アマに出場しました。
結果は、9位タイ。
飛距離は良くても、フェアウェイキープが難しかったようです。
全米女子ジュニアに出場予定とのことです。
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馬場咲希 全米女子ジュニアで活躍
アメリカ、ケンタッキー州、コース:ザ・クラブ at オールドストーンで行われた、全米女子ジュニア。
馬場咲希さんは、予選ラウンド2日間を-7と首位タイで通過。
決勝のマッチプレーに進み、BEST32まで進みました。
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馬場咲希 関東ジュニアゴルフ選手権優勝
今年は、関東女子アマで優勝していた馬場咲希さん。
夏に行われた、関東ジュニアでも優勝し、関東二冠となりました。
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馬場咲希 全米女子アマ優勝
ここまで大器ぶりを書いてきた、馬場咲希さん快挙達成です。
アマチュア世界最高峰の試合、全米女子アマで優勝です。
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予選ラウンドから尻上がりに調子を上げ、決勝36Hのマッチプレーは11&9の圧勝でした。
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この優勝により、馬場さんには大きな変化が訪れます。
<出場権を獲得した大会>
・2023年-2032年「全米女子アマチュア」
・2023年「全米女子オープン」
・2023年「シェブロン選手権」、「AIG女子オープン」、「アムンディ エビアン選手権」(アマチュアであることが条件)
・2023年「オーガスタナショナル女子アマチュア」
・2023年「全米女子ジュニア選手権」
また、現在の世界アマチュアランキングは45位ですが、大幅な上昇が見込まれます。
そして、8月1日付で、JGAナショナルチームへも追加されています。
次戦は、8月24日からフランスで開催されるエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権。
その活躍には注目せざるを得ません。
馬場咲希の世界アマチュアランキング
馬場咲希さんの世界アマチュアランキングは、全米女子アマ優勝で大きくランクアップしました。
優勝前は、45位でしたが、23ランクアップの22位です。
世界アマチュアランキングは、大会毎に加算対象となるポイントが異なります。
馬場さんはそもそも大きなポイントのつく、「エリート大会」への出場は少なかった。
いわゆる、国内アマチュア大会の成績を積み上げたポイントが主でした。
この22位というランキングは、日本勢で言えば、9番手から5番手に上がったことになります。
8月17日現在の日本人選手上位は以下の通りとなっています。
8位:吉田鈴
10位:梶谷翼
18位:荒川怜郁
19位:橋本美月
22位:馬場咲希
世界アマチュアランキングの最新順位はこちらから参照してください。
世界女子アマチュアゴルフチーム選手権
8月1日付けでJGAナショナルチームに召集された馬場咲希さん。
初のJAPAN代表としての試合です。
エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権は8月24日からフランスで行われました。
馬場咲希さんは、チーム3位にも貢献。個人でも4位に入りました。
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住友生命レディス東海クラシックに推薦出場
その後帰国しますが、国内レギュラーツアーからオファーは殺到しました。
国内凱旋試合となったのが、住友生命レディス東海クラシック。
9月16~18日、新南愛知CC美浜Cで開催されました。
馬場咲希さん、この大会は調子が出ず、結果は予選落ちでした。
馬場咲希 日本女子オープンでローアマ獲得
東海クラシックでは、あまりのギャラリーと報道陣に戸惑い調子の出なかった馬場咲希さん。
JGAの特別承認枠で出場した、日本女子オープンでは見事に活躍。
非常にタフなセッティングの中、総合11位タイ。
見事にローアマを獲得しました。
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馬場咲希 とちぎ国体で団体優勝
忙しいスケジュールの中、東京代表として国体に出場。
東京都は団体で初優勝。こちら。
馬場咲希さんは個人で4位の結果となりました。こちら。
馬場咲希 富士通レディースでローアマ獲得
推薦出場をした富士通レディース。
初日から、凄いペアリングとなりましたね。
初日は-4と好発進でしたが、最終的には-2で49位タイ。
それでもローアマを獲得。実りある1週間でした。
マスターズGCレディースに出場
推薦が出て、10月20日~23日、マスターズGCレディースに出場しましたが、この試合は特にグリーンに苦戦。パッティングから調子を崩して予選落ちとなりました。
アジアパシフィック女子アマに出場
タイで開催される、アジアパシフィック女子アマの代表に選出されました。
女子は11月3日~6日(サイアムCC ウォーターサイドコース)で開催。
馬場咲希さんは、全米女子アマ女王ですので、出場選手中、最も高い世界アマチュアランキング。
注目を浴びた試合ですが、3日目まではかみ合わず上位での戦いとはなりませんでした。
しかし、迎えた最終日、ベストスコアの66を叩き出し、最終的には6位タイフィニッシュです。
伊藤園レディスでローアマ獲得
タイの試合から帰国直後の参戦。
体調面も含めて調子が懸念されましたが、-2、30位タイで見事にローアマを獲得です。
エリエールレディスでローアマ獲得
激動の2022シーズンの締めくくりとして、エリエールレディスへの推薦出場をしました。
タイから帰国し、国内プロツアー2連戦となりましたが、4日間を戦い抜き、-8、15位タイでローアマを獲得しました。
この試合をもって、2022年はプロ、アマ通じてのシーズン終了となります。
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馬場咲希 東京スポーツ奨励賞を受賞
2022年、全ての試合が終了した馬場咲希さん。
サプライズですが、「東京スポーツ奨励賞」を受賞しました。
微笑ましいのは、インタビューでの、このやりとり。
メディアから地元のおすすめスポットを聞かれると、悩みながら「恥ずかしいんですけど…。日野駅のサイゼリヤ。あと、マック(マクドナルド)」と返し、場内は笑顔に。
そうです。素顔は17歳の高校生です。
馬場咲希 ドキュメンタリー動画
GOLFNetTVにて、ドキュメンタリー動画が公開されています。
馬場咲希 2023年の活躍にも期待
2022年に一気にブレイクをした馬場咲希さんですが、もちろん、今後、一層の活躍が期待されます。
2023年の活躍については、以下の記事で更新していきます。
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