3日間大会ながら、高額賞金のこの大会。
舞台は福岡市の中心部からほど近い、福岡カンツリー倶楽部和白コース。
短いながらも戦略性が問われるコースでの戦いは総合力が試されます。
昨年の優勝は、プレーオフで大里桃子さん。
18番のパー5で積極的な2オンが劇的でしたね。
2022ほけんの窓口レディース大会概要
大会名称:ほけんの窓口レディース
開催コース:福岡カンツリー倶楽部 和白コース (6,299 Yards/Par 72)
開催期間:5月13日~5月15日
賞金総額:12,000万円
優勝賞金:2,160万円
出場人数:107人
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで
主催:RKB毎日放送株式会社
大会URL:こちらです。
※1日当たり、5,000人を上限とした有観客開催
2022ほけんの窓口レディース大会初日
大会初日は雨予報のため、スタート時間が前倒しになりました。
予報通りの雨で、途中40分間の中断もありましたが、無事に競技は終了です。
そして、初日は、雨で重くなったグリーンのためか、例年とは少し違った印象の和白になりました。
初日を終わってのリーディング。全体がこちら。
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全体的にスコアが伸びているように思います。
経験値の高い、鈴木愛、菊地絵理香といった選手が上位。
しかし、後続も差が無く、ずらっと並んでいます。
2日目以降の天気は回復の予報です。
スコアや順位は変動してくると思います。
(天候:雨 気温:20.2℃ 風速:1.8m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/4フィート コンパクション:22.5mm》
2022ほけんの窓口レディース大会2日目
大会2日目は、絶好の天気となりましたが、例年に比べ、グリーンは柔らかい。
そのため、ピンをデッドに攻めていく選手が多い印象です。
2日目を終わっての上位陣、全体がこちら。
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意外と言っては何ですが、渡邉彩香、原英莉花といったロングヒッターが試合をリードしています。
確かに長いパー4もあるのですが、極端に短いパー4もあるコース。
印象としては、ショットメーカー有利なのですが、昨年は大里さんが勝ちました。
ロングヒッターで、かつ、調子の良い選手にはチャンスなのかもしれません。
また、原英莉花さんは、今季、上位フィニッシュがありません。
怪我の影響やクラブの変更など、いろいろ試行錯誤なシーズン。
しかし、最終組と絶好の位置から優勝を狙います。
この試合からですが、フェアウェイウッドにヤマハのVDを入れていますね。
飛びに定評があるモデルですが、原さんが打つと、並みの選手のドライバーを凌ぐ飛距離です。
最終組は、この2人に加えて、小祝さくらさん。
今週、派手さは無いものの、実に安定したプレーぶりが目立ちます。
復調気配の稲見萌寧さんを含めての優勝争いでしょうか?
なかなかビッグスコアが出ない印象のコースです。
上位の成績と顔ぶれから見て、7位タイの8選手までに優勝可能性があると思います。
(天候:晴れ 気温:20.6℃ 風速:6.8m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/4フィート コンパクション:22.5mm》
2022ほけんの窓口レディース大会最終日
大会最終日は、見ごたえのある展開となりました。
首位スタートの渡邉彩香さんが、前半で4つのバーディーを奪取。
正直、-14までいったときには、独走気配が濃厚でした。
渡邉彩香プレーオフを制し優勝
しかし、和白コースの難しさもあり、そう簡単にはいかなかったですね。
中盤、終盤には、目まぐるしくスコアが動く展開。
最後は、17番、18番を連続バーディーとした高橋彩華さんが追い付きプレーオフへ。
そして、プレーオフ2ホール目で、ロングパットを決めた、渡邉彩香さんが優勝です。
(天候:曇り 気温:18.9℃ 風速:2.3m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:22.5mm》
最終の上位陣。全体がこちら。
地力を見せた高橋彩華
この試合、最終プレーオフまで持ち込んだのは高橋彩華さんでした。
フジサンケイレディスで待望の初優勝を飾って以来、プレーぶりに貫禄さえ感じます。
2位とは言え、昨年までの2位とは内容が違うと思います。
ルーキー最上位は小倉彩愛
最終日、リーダーボードを駆け上がった1人が小倉彩愛さんでした。
優勝には届かなかったものの、5位はルーキー最上位です。
小倉彩愛(5位タイ:-8)
──途中、首位に2打差に迫った。
「スタート時点ではトップと差(6打)があったので、そこまで自分に期待していなかったのですが、終盤2つか3つ伸ばせれば優勝のチャンスもあると感じました」──14番以降、2バーディー・2ボギー。
「15番、パー4での初めてのボギーは、ティーショットをラフに打ち込んで泥が付いてしまい、寄せられませんでした」──KKT杯バンテリンレディス以来の好成績。
「ショットは開幕から悪くない。最近はショートゲームのミスが多くて、練習の8-9割を割いているのですが、上位で戦えて自信になります」
成績にムラはありますが、まだまだ発展途上で今後が楽しみです。
鉄板のベストスマイル賞とベストドレッサー賞
この大会独自ですが、ファン投票があります。
ベストスマイル賞とベストドレッサー賞ですが、昨年と同じ結果でした。
これは、ある意味、戦前からの予想通りかもしれませんね。
ベストスマイル賞:西村優菜
ベストドレッサー賞:原英莉花
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