永井花奈の現在 そして未来を見据えて

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ちょうど、これを書いているのは、2020年の10月29日。
昨夜は、ゴルフネットワークの「ひとりゴルフ」という番組で永井花奈さんを見ました。

ひとりゴルフ | ゴルフネットワーク
ゴルフの楽しさ、奥深い面白さを伝え、ドローンカメラで撮影することでゴルフ場の景色、コースの特徴も紹介しながらひとりのゴルファーの9ホールのラウンドを紹介する。西山ゆかりが「清川カントリークラブ(神奈川県)」をプレーする。

恐らくですが、ミヤギテレビ杯が中止になったので、近い日時の収録と思われます。
そこで思ったプレーを参考に、ツアープロとアマチュアの違い、見習う点を書きます。
忘れていてしまったのですが、3年前の10月29日は、永井花奈さん初優勝の日でした。

ゴルフきょうは何の日<10月29日>
2017年 史上初の男女ツアー2週連続最終日中止 小鯛竜也、永井花奈が初V 台風22号の接近に伴う大雨で男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」(兵庫県加東市・ABCゴルフ倶楽部)と女子ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」(埼玉県飯能...

永井花奈ドライバーショットの飛距離

永井花奈さんの飛距離は、2019年度ですが、229.81ヤード。
これは、JLPGAのスタッツで86位ということになります。
ひとりゴルフの番組中でも、そのような飛距離でした。

一方、昨日、書いたアマチュアのシングルプレイヤー向けの記事だと、
220から230ヤードくらい飛んで、次が打てれば大丈夫という位置づけです。

ティーショットは飛距離も当たりもそこそこでOK
14本の中で、最も飛ばせるクラブがドライバーです。何しろ飛ぶ快感を味わうことができます。しかし、シングルプレイヤーを目指すにあたって、ドライバーの飛距離は、男性で、220ヤードから230ヤード飛べば、ほぼOK。クラブ選びでは、振りやすさ、重量とバランス、打感などを重視することをお勧めします。

当たり前ですけど、トッププロとして戦うには、これだと厳しい。

また、記事の中で、アマチュアは、400ヤード超えのパー4はボギーもやむなしと書きました。
しかし、ツアープロであれば、ボギーやむなしではいかないですよね。
パーはもちろん、バーディーだって狙っていかなければいけません。

今回も430ヤード、パー4というホールがありました。
永井さんの飛距離では、当然、セカンドは3番ウッドで打たなくてはなりませんでした。
何とかグリーンの側まで持っていき、さすがのアプローチでパーセーブ。
笹生優花さんだったら、恐らく、ショートアイアンで狙える距離だったでしょう。

そんな飛距離でも、永井花奈さんがトッププレイヤーとして活躍できるのはショートゲーム。
特にアプローチは絶品で、菊地絵理香さんと並んで名手だと思います。
事実、今回獲ったバーディー3つの内、1つは、チップインバーディーでした。

永井花奈の生命線はフェアウェイキープとアプローチ

飛距離に劣る永井さんは、その分を他の技術でカバーしなければなりません。
その1つ目が、フェアウェイキープ。
他の選手より長いクラブでセカンドを打たなければならない。
ですから、フェアウェイキープをすることが、より一層大切になるのです。
これは、アマチュアでも同様ですね。

2つ目がアプローチの上手さ。
元々自宅の車庫を改造して、幼少期から毎日アプローチの練習をしていた永井さん。
そのため、アプローチの正確性は秀でたものがあります。

ラインの出し方、上げる、転がすの選択、スピン量の計算、イメージの出し方。
こういった全てが一級品でした。
繰り返しここも書いていますが、アマチュアにとっても、ショートゲームは重要なのです。

3つ目は、コースマネージメント。
ドーンッと飛ばす選手ではないので、点で打つ場所をつないでいかなければなりません。

アマチュア上級者にも参考となる点

上に書いた3つのポイントは、特にシングルを目指すゴルファーのお手本となるものです。
精度は、ツアープロである、永井さんに敵うことはありません。
それでも、これらが重要だと意識して練習に取り組むことが大切なのです。

永井花奈の近未来

女子ツアー選手の飛距離が、ここ数年大きく伸びていることは事実です。
やはりバーディーを多く獲っていかなければならない。
優勝を狙うためには、1ラウンドあたり、グリーンを狙う番手は短い方が有利です。
当然永井さんもわかっている訳で、2020年シーズンから、辻村明志コーチに師事しています。

辻村コーチと言えば、上田桃子、小祝さくらといった選手を指導。
特に体幹強化や素振りを中心とした飛距離アップには定評があります。
永井花奈さん、ツアープレイヤーとして、狙うは当然2勝目です。

永井花奈のクラブセッティング

2019年時点では、こちらです。
しかし、昨日のセッティングを見る限りでは、フェアウェイウッドは、エピックでしたね。
また、パターは本人も言っていた通り、今回はお試しのパター。
最近では、永峰咲希、稲見萌寧といった選手も使っているトラスのパターでした。こちら
今後はツアーでの使用が見られるかもしれません。
グリップはクローグリップで打っていましたね。

今回の会場は千葉夷隅ゴルフクラブ

さて、今回の番組で使用されたのは、千葉夷隅ゴルフクラブ
元々、接客やホスピタリティーについては、全国区で評判の高いコースです。
今回、そのコースコンディションを見ることができたのですが、素晴らしかったです。

番組内で永井花奈さんも、「トーナメントに匹敵するグリーン」と言っていました。
グリーンのみならず、フェアウェイの芝付きも大変すばらしく見えました。
最近テレビ番組で見た、同じ某千葉県のゴルフ場とは大違いです。
自分はプレーしたことがないのですが、一度は行ってみたいと思わせてくれるコースでした。

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