本来であれば、日米ツアーの共催となるこの大会。
今年はコロナ禍により、日本ツアー単独での開催となりました。
大会の見どころは事前記事で書いています。
大会初日
例年、伸ばし合いの展開が繰り広げられるこの大会。開催コースは、
綺麗な林間コースですけど、無観客ということもあり、静かな雰囲気です。
ただし、戦いは、予想通り、伸ばし合いの熱い大会となりました。
大会初日の上位陣、全体がこちらです。
例年通り、78選手が参戦しているのですが、47人がアンダーパー。
国内のトップ選手が参戦しているので、こうなりますよね。
先週の三菱電機レディスに比べてグリーンが柔らかい。
そして速さ、スティンプメーターも、先週の12フィート超えから、この試合は10フィート少し。
このグリーンだと、ツアー選手が最もやりやすいセッティングです。
通常はLPGAがピンポジを決めますが、今年は国内ツアーなので、JLPGAが決定。
それでも、コンディション的に、あまり大差は無いように思えます。
大会2日目
2日目になり、伸ばし合いの中、スコアが動いてきました。
2日目を終わっての上位陣。全体がこちらです。
これは、「来たな」と思わせる、申ジエさんが首位に浮上です。
プレーぶりも、スコア通り、見るからに盤石です。
また、イミニョンさんも二けたアンダーで順当ですが、頑張ったのが木村彩子さん。
2日目はベストスコアの64を出して、2位。最終日を最終組で迎えます。
このまま順当にいけば、申ジエさんが悠々と逃げ切るように思います。
ただし、同じような試合が2019年にありました。
渋野日向子さんが、8打差を大逆転して勝った、デサントレディース。
この時も申ジエさんが2日目を終わり、他を引き離し単独首位だったのです。
とは言え、今回のプレーを見る限り、死角は全く見えません。
アドバンテージが十分に活きる展開です。
大会最終日
大会最終日も、先行した選手が、ぐんぐんとスコアを伸ばす展開。
終わってみれば62選手がアンダーパーという、壮絶な伸ばし合いでした。
その中、最終組のスコアは前半アウトコースで伸び悩み、差が凝縮しました。
さぁ、勝負のサンデーバックナインです。
ここで、実力の差が出たという気がします。
優勝した申ジエさんの、ホールバイホール。
追いつかれた15番からの4ホールで4つ伸ばしています。
17番のイーグルパットなど、とても入る距離ではないロングパットを決めました。
18番のバーディーはご褒美かもしれませんが、何しろ勝負どころで強かったです。
さて、伸ばし合いの展開が予想された最終日。
誰かが、64は出す。もしかすると、63が出るんじゃないかと予想しました。
出ましたね、それも、圧巻の豪快なプレーでの笹生優花さん。
その見事な、ホールバイホール。
ベストプレーに近いと思いますが、申ジエさんが強かったということですね。
最終日の上位陣。全体はこちらです。
終わってみれば、さすがというか、納得のリーダーボードになりました。
先週優勝の西村優菜さん、伸ばし合いとなった今大会もしっかり9位フィニッシュ。
初優勝の翌週は大変戦い方が難しいものですが、大したものだと思います。
申ジエ クラブセッティング
3日間、54ホールをノーボギーで勝ち切った申ジエさんのセッティングです。
申ジエスイング解説
「TOTOジャパンクラシック」でツアー史上9人目の54ホールノーボギーで今季2勝目を挙げた申ジエプロ!
その強さの秘密を探るべく、彼女のスイングを徹底解析しました!『女子プロスイング徹底解説』是非お楽しみください!
▶️『女子プロスイング徹底解説 申ジエ編』https://t.co/IvqBJ27NhX pic.twitter.com/f3ZkMPN0YC
— GOLF Net TV (@GOLFNetTV) November 9, 2020
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