成れますシングル ミスを許容しよう

最近は、ふぁんごるで、「勘違いあるあるシリーズ」を書いています。
これは、初心者や100切りレベルの方向けの内容です。
一方で、主に上級者向けのコンテンツは「成れます!シングルプレイヤー」があります。
これは、敢えて、プロゴルフプラスのカテゴリーにしています。
それは、女子プロゴルフで見られる技術が、上級者には大変、参考となるためです。
さて、このカテゴリー、久々の更新は、「許せるミス」です。

プロでも、ミスは大いにある

ミスは全てが許せないと考えていませんか?
これは、間違いで、超一流のプロにだって、ミスはあります。
逆に、完璧なショットというのは、トッププロでさえ、1ラウンドあたり数球です。
ただし、プロはミスの度合いが少ない。アマチュアであれば、ミスは必然なのです。
まず、「ゴルフにミスはつきもの」という前提でいきたいですね。

許せないミスとは?

許せるミスの前に、許せないミスをおさらいしましょう。
許せないミスとは、事前にわかっていながら、起きるミスです。
具体的に言えば、200ヤードで池に入るティーショット。
ここで、無造作にドライバーを持って、良い当たりで池。
こんなのは、打つ前からわかっている初歩的なミスです。

これは極論にしても、例えばライの見極め。
絶対にフェアウェイウッドでは打てないであろう深いラフ。
残り200ヤードをグリーン近くまで運びたい欲で長い番手を持つ。
もしかすると、生涯で一番のショットが成功するかもしれません。
しかし、99%以上はミスに繋がりますよね。
こういった、事前に予測できていながらも、ミスになるのは、許せないミスです。

許せるミスとは?

それでは許せるミスとは、どういったものでしょう?
上級者を目指すアマチュアでも、全てがナイスショットの連発ではありません。
上級者とそうでない人の分かれ目の1つが、ミスに対する意識があるかどうかです。

どういうことだろう?

例えば、フェアウェイの真ん中で、残り100ヤード、ピンは真ん中。
中級者であれば、乗ることはもちろん、寄せたい。
それは、上級者でも同じです。
しかし、100ヤードを確実にベタピンに寄せられるのは、トッププロだけです。
傾斜や風と言った要因ももちろんあるからですね。

ですから、ミスの許容度をどこまでに設定するかが大切なのです。
トッププロに場合でも、5mくらいに寄れば、許せるミスだと思います。
アマチュアであれば、グリーンに乗れば、例え寄らなくても許せるミス。
上級者であっても、5mに寄れば成功。ワンピン以内なら大成功なのです。

ティーショットについても、同様のことが言えます。

ティーショットは飛距離も当たりもそこそこでOK
14本の中で、最も飛ばせるクラブがドライバーです。何しろ飛ぶ快感を味わうことができます。しかし、シングルプレイヤーを目指すにあたって、ドライバーの飛距離は、男性で、220ヤードから230ヤード飛べば、ほぼOK。クラブ選びでは、振りやすさ、重量とバランス、打感などを重視することをお勧めします。

OKラインを決める

先日、小柄なルーキー、西村優菜さんがツアー初優勝を飾りました。
三菱電機レディスで、最終日、6打差を逆転しての優勝です。

2020 三菱電機レディス 西村優菜 大逆転で初優勝
秋も深まり今季の第10戦として開催された、三菱電機レディスです。コンパンクションが25という、とてつもない硬さで傾斜のある砲台グリーンに全選手が苦戦。2日目を終わった時点で勝みなみさんが-10と2位に5打差をつけての最終日。しかし大逆転優勝を飾ったのは、150cmのルーキー、西村優菜さんでした。

彼女が勝てた要因はいくつかありますが、ご紹介したいものを1つ。

それは、彼女がつけているゴルフノート。
プロを目指す選手であれば必ず、アマチュアでもつけている方もいると思います。
当然、西村さんも習慣付けているのですが、その内容ですね。
ミスが起きたときの改善点はもちろん書きます。
一方で、良かったことも必ず書くようにしているのですね。

彼女は、OKラインと呼んでいますが、これは大切なことです。
ともすれば、ミスばかりに目がいきがちですが、成功体験も大切です。
成功を振り返ることで、ポジティブにもなれ、ミスの低減にもつながります。

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