良い球=良いスコアとは限らない

ゴルフでも中級と言われるレベルでとどまっていて、シングルハンデまでどうしてもいかない。
もしかすると、良いスイングをして良い球を打っていれば、成れると思っているかもしれません。
しかし、スコアメイクには、少し考え方を変えなければいけないかもしれません。

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良い球イコール良いスコアではない

初級から中級になるまでは、ある程度の球は打てなければなりません。
つまり、番手なりに距離と方向性が出る球です。
そのためには、スイング作りが必要で、練習もしますよね。
ただし、中級になり、90前後でラウンドできるようになった方。
その延長線上に、シングルハンデが待っていると思ってはいないでしょうか?
実は、良いスイングや良い球が良いスコアに結びつくとは、上級になると、言い切れません。

とあるホールの攻略

私が良くラウンドするコースに、こんなパー5があります。

レギュラーティーから442ヤードと短いパー5。
しかし、2オンを狙うとなると、約200ヤード真正面の池越えです。
グリーンは奥行きが狭く、外すと15ヤードくらいでOBです。

さぁ、どうしますか?という話です。

私は、このホール、9割がたは、左にアイアンでレイアップして、残り100ヤード以内をウェッジでパーオンさせます。
試しに2オンを狙ったことも何回かはありますが、手前の池に落としたり、逆にオーバーさせたり。
かろうじてグリーンの手前ラフからアプローチをしてバーディーはとったこともあります。
しかし、確率からすると、3打目をウェッジで寄せる方が、はるかに高いのです。

100点満点のショットを続ける必要はない

ティーショット、セカンドも完璧でイーグルチャンスということもあるでしょう。
しかし、問題は、その確率です。
池に落とせば、池の手前から第3打、グリーンを超えればOBです。
そうなると、ボギー以上は、まず、確定しますよね?

一方で、第3打で確実にパーオンさせれば、中級以上の腕前であれば、悪くてもパー、何割かの確率でバーディーだって狙えるし、取ることもできるわけです。
そうなると、自ずと答えは明らかですよね。

判断力を鍛えましょう

リスクを負う価値、それに見合うリターンがあるのか、スコアメイクの基本だと思います。
正直、このホールをラウンドするときは、ドライバーをポーンと打って、セカンドをアイアンで左側に150ヤード打って、残りはウェッジで打って、乗せる。
いつもその繰り返しなので、面白くないって言えば、面白くないです。
ただし、見返りは、バーディー、悪くてもパーです。

ゴルフは常に判断を求められるスポーツ

いつでも、良いスイングをし、良い球を打って、スコアが良いってのは理想です。
それでも、今回のように、理想と目標の折り合いをつけるってことは大切だと思います。
こういった理想、目標、現実の折り合いは、プロを目指すレベルの選手でさえあります。

ツアープロであれば、3ヤード刻みの精度が要求される。
それを分かっていて、飛距離の出ない選手は、その精度向上に心血を注ぎ優勝した。

一方で、彼女より飛距離の出る、飛ばし屋と呼ばれるプロ未満の選手は多くいます。
いつも、何となくパー5で2オンを漠然と狙ってしまう。
結果として、稀にイーグルは取れるが、平均スコアはパーを超えていたりします。

飛ばしは確かに武器ですが、ゴールは、少ないストロークであがることです。
そうであれば、極論ですが、打った球であるとか、そのスイングというのは、それまでの過程にしか過ぎないとも言えると思います。

アマチュアであれば、なおのことです。
ライや傾斜、風の見極めを含めて、ゴルフは判断を求められるスポーツだと思います。

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