ゴルフに熱が入れば目指したい上級者。分かりやすい指標が、シングルになることですね。シングルになるかならないかの違いはショートゲーム。アプローチの技術差を感じるゴルファーも多いと思います。なぜ、上級者はアプローチを練習するのか?そこには、アプローチ以外の目的もあるのです。
ゴルフのインパクト感はアプローチで養う
ゴルフのスコアメイクで大切になるのがショートゲームですね。
言われるところで、全ショットの60から65%はショートゲームで作られます。
※総打数に占められる、アプローチとパッティングの打数ですね。
余談にはなりますが、女子プロゴルファーで旋風を起こしている、プラチナ世代、ミレニアム世代。
彼女たちは、アマチュア時代、JGAナショナルチームで、ガレス・ジョーンズ氏の指導を受けました。
彼の指導の1つに、ショートゲームの強化があります。
もちろん、アプローチはスコアに直結するのもそうですが、実は上達を目指すアマチュアにも、アプローチの精度向上も含めて、大きなメリットがあるのです。
なぜ、アプローチ練習が必要なのか?
自分もアプローチ練習には時間を割くのですが、理由はこれだと明確に説明しずらい部分がありました。
そこで、見つけたのが、ゴルフライター、コヤマカズヒロさんのYouTube。
コヤマさんは、YouTube動画で知る人ぞ知る、「しだるTV」もやっていますね。
コヤマさん個人のチャンネルは、YouTubeと言えども、動画と言うよりラジオ感覚です。
まずは、ラジオ感覚で、動画を見ていただければと思います。約30分の動画です。
動画の中で語られているのが、「球をとらえる感覚」
言ってみれば、ゴルフはクラブをコントロールして、ボールを思うところに運ぶゲームです。
そのためにスイングがあり、クラブやギアなどの道具もあります。
いずれにしても、球をとらえる感覚を磨くには、アプローチが最も分かりやすく効果的なのです。
アプローチを練習するドリル
とは言え、何も考えずに、アプローチ風に短い距離を打つだけでは意味がありません。
コヤマ氏は、ひたすら20ヤードを打つ練習をしましたが、これも練習方法の1つ。
自分も練習をするのですが、1ヤードから100ヤードまでをウェッジで打ちます。
重点的にどういった練習をすれば良いかという定義の無いのが難しいところですが、20ヤードなり、30ヤードを繰り返し練習するのが良いと思います。
その際は、球をとらえる感覚、距離や高さをそろえることを重視します。
繰り返し行うと、ウェッジの線、何本目に当たったかも分かるようになります。
スピンがどれくらい入ったかを感じることができれば最高ですね。
そして、入射角の意識。
コヤマ氏も実践しましたが、私もやってきたのが、ゴムでティーアップした球をウェッジでクリーンに打つ練習。
恐らく、最初は、ゴムティーをボコン、ポコンと打ってしまうと思います。
地味ですけど、だまされたと思って、繰り返すことをオススメします。
普通に球数を打つともったいないので、打ち放題練習をこれに集中させるのが良いと思います。
アプローチ練習ドリルの応用
このショートスイングの効用ですが、番手が長くなっても有効です。
例えば、7番アイアンでフルショットが150ヤードだったとします。
ウェッジのアプローチで球をとらえる感覚を養えば、ハーフショットやスリークォーターショット、いや、アプローチだってできるようになります。
シングルの自分でも、7番アイアンのフルショットで、本当のナイスショットの確率は低いです。
10球打って、1球や2球くらいしかなくて、実際のラウンドだと、1球も出ないのも普通。
それでも、球をとらえる感覚はあるので、ミスしても許容範囲内で原因も分かります。
そして、若干のミスであれば、普通にグリーンに乗ったりもします。
また、ライン出しの練習もやりますが、全ては、球をとらえる感覚、これに尽きます。
逆に言えば、球をとらえる感覚さえ分かれば、既に腕前はシングルと言っても良いと思います。
上達のために残す要素はここでも良く書く、コースマネジメント、ゴルフIQだけですね。
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