西村優菜 ビッグスコアで逆転優勝

台風の影響で、2日間36ホールの短縮競技となった、2021年、住友生命Vitalityレディス 東海クラシック。短期決戦を制したのは、最終日、63の自己ベスト、大会記録のスコアを出した西村優菜さんでした。3勝目も逆転。3勝どれもが見事な優勝です。

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予選ラウンドの結果

台風14号の影響が避けられないと予想された、この試合。
初日の金曜日は、雨、風ともにあり、スコアの出にくいコンディションでした。

その中、2選手が抜け出したという感じです。
上位陣。全体がこちら

大里桃子さんが6バーディー、仲宗根澄香さんが4バーディーでいずれもノーボギー。
それで2人が抜け出した初日ですが、当然、3位以下は密集状態です。

迎えた2日目は、台風の影響をまともに受けて中止。
結局、初日の結果がそのまま予選結果となり、+2の48位タイ、64選手が決勝進出です。

スクランブル状態の最終日

そもそも3日間大会が2日間の短縮競技となり、いきなり最終日です。
上位2人が、若干有利とは言え、予選ギリギリでも、首位とは8打差。
これは、誰が来ても全くおかしくない最終日となりました。

優勝争いは、植竹希望と西村優菜のマッチレースへ

とは言え、元々ビッグスコアが出る大会。
しかも、前日の雨でグリーンは止まる。
当然、ピンをデッドに攻めて行き、成功した選手がグイグイ伸ばします。

優勝争いは、最終組の植竹希望、5組前の西村優菜の2選手の伸ばし合いとなりました。
お互いに、取りも取ったりで、先行する西村さんが9バーディー、ノーボギー。
むしろ、もっと伸ばせたのではと思うほど、ショットはキレキレでした。

それを追う、ツアー初優勝を狙う植竹希望さん。
その豪快なスイングは、プロ仲間でも定評があり、パーオン率、ツアー3位のショットメーカー。
マッチレースの優勝争いは、ほぼ初。
緊張も見えたのですが、気合は十分。
15番は、グリーン奥から、ユーティリティーを使ったアプローチで、まさかのチップインバーディー。
16番のパー3もベタピンショットで、これは行くんじゃないかと勢いを感じました。

そして、-10で並んだ最終の18番。
植竹さんの放ったティーショットは力んで、無情にも左の池。
ここで勝負がありました。

しかし、この戦いの中での経験は大きい。
ポテンシャルは誰もが認める選手なので、下を向く必要は全くないと思います。

悪夢の18番 2位・植竹『同じミスはしない』|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。
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西村優菜の3勝目は、またも逆転

さて、勝ち切ったのは西村優菜さんです。
最終日の63は自身、ツアーでのベストスコア。
文句のつけようもないスコアですが、まだまだ伸ばす可能性が見えたのが恐ろしいところです。

西村優菜さんと言えば、安定感や小技を長所に挙げる方が多いです。
もちろん、それもですが、メンタルが強いことも見逃せません。
この試合も、後半にギアを上げて、バーディーラッシュです。

また、また逆転V 西村優菜-日曜日は最高|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

ギアを上げてバーディーが獲れるのなら、誰もが上げたい。
それを可能にしているのが、彼女のクレバーさだと思います。

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西村優菜 最大のストロングポイントは修正力

デビュー以来、彼女のプレーや成績を追いかけていますが、特に今年、ある傾向が見えます。
それは、日を追うごとにスコアと順位を上げていくこと。
正直なところ、どの試合も初日から飛び出るパターンは少ないのです。

それが日を追うごとにスコアも順位も上げてくる。
最たるものは、日本女子プロゴルフ選手権。
初日は出だしの4ホールで+5までいくという、絶望的な数字だったのです。

しかし、最終日には7バーディー、ノーボギーの65。
終わってみれば、-10と上位フィニッシュ。
あの初日の、4ホールで何があったのか不思議とさえ思います。

いずれにしても、これ以外でも修正能力の高さが光ります。
言われるところのメンタル、技術とともに、クレバーであることの証明ですね。

優勝おめでとうございます!

最終の上位陣。全体がこちら

渋野日向子さん、最終日はノーボギーの68。
派手さはなかったのですが、丁寧なスコアメイクで久々の上位です。

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目指すところは高い。まだまだ道半ばですが、長い目で見守りましょうね。

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