ブリヂストンレディス初日観戦記 その2

ブリヂストンレディス初日観戦記です。早朝から2組につきましたが、第2弾は、第10組、櫻井心那、脇元華、安田彩乃の3選手、インコースのプレーを振り返ります。
当日のコンディションは以下の通りです。

(天候:晴れ 気温:31.3℃ 風速:2.8m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/4フィート コンパクション:23.5mm》

朝の内は、ほぼ無風に近い微風でしたが、昼くらいから暑くなり、風も出て朝よりは若干難しいコンディションとなりました。グリーンはコンパクション:23.5mmと仕上がっており、ラフからのショットは止まらないセッティングでした。

各ホールのヤーデージは公式パンフレットによるものです。

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10番:380ヤードパー4

櫻井:ティーショット(FW)、セカンドをショートサイド6ヤードからチップイン逃しのパー
脇元:ティーショット(FW)、セカンドは手前5mにつけるもパー
安田:ティーショット(FW)、セカンドは奥5mにつけるもパー

セカンドからやや打ち上げでグリーン面は見えないホール。3選手ともフェアウェイキープしバーディーが狙える位置。櫻井さんは果敢にショートサイドを攻め、右ラフからチップイン逃しのナイスパーでした。

11番:420ヤードパー4

櫻井:ティーショット(FW)、右奥4mに乗せ、ラインを読み切りナイスバーディー
脇元:ティーショット(左ラフ)、セカンド右バンカーから1mのナイスショットに付けパー
安田:ティーショット(右FW)、セカンド右奥6mに寄せてバーディー逃しのパー

櫻井心那さんのドライバーは当たりが悪くペラって右フェアウェイ。セカンドは見事に付き、読み切ってバーディー。脇元さんはラフからバンカーと苦しい流れでしたが、素晴らしくスピンの効いたバンカーショットで、ナイスパーセーブです。

12番:176ヤードパー3

櫻井:グリーン手前5mに乗せるもパー
脇元:グリーン左手前5mに乗せるがパー
安田:グリーン手前ガードバンカー、4mをねじ込んでナイスパー

約20ヤード打ち下ろしのパー3で、距離感が重要。櫻井、脇元の両選手はナイスオンから惜しくも外してパー。安田さんはティーショットがダフって手前バンカーへ。寄せられずピンチでしたが入れ込んでガッツパーです。

13番:443ヤードパー4

櫻井:ティーショット(左B)、手前バンカーから1.5mに寄せるも決められずボギー
脇元:ティーショット(左FC)、手前バンカーから7mと寄せられず2パットのボギー
安田:ティーショット(左ラフ)、セカンドを細い花道カラーまで運び、寄せてパー

前回大会までパー5だったのをパー4設定にした距離の長いホール。距離の長いパー5だけあって、出来るだけ距離を稼いで、かつ、フェアウェイをキープしたかったが、櫻井、脇元両選手ともバンカーから寄せられず仕方のないパー。安田さんが見事に切り抜けたのが光った。

14番:382ヤードパー4

櫻井:ティーショット(左ラフ)、手前10mに乗せ2パットのパー
脇元:ティーショット(左FC)、奥4mに乗せるも、2パットのパー
安田:ティーショット(FW)、手前7mに乗せるも、2パットのパー

やや打ち下ろしで、フェアウェイキープが出来ればセカンドは距離も短い打ち下ろしとなるパー4。積極的にバーディーを狙っていきたいホール。櫻井さんのドライバーは激飛びで、セカンドは残り約80ヤード。しかしラフでくぐったか寄せられず惜しいパー。

15番:168ヤードパー3

櫻井:グリーン右上1.5mに寄せ、ナイスバーディー
脇元:グリーン左手前7mに乗せ、2パットのパー
安田:グリーン右手前ラフ12ヤードから寄せワンでパー

手前に池が広がるパー3。横長のグリーンで風を読み、キャリーとスピンをコントロールさせていきたいホール。櫻井さんのショットは見事。ショットで獲ったバーディー。

16番:546ヤードパー5

櫻井:ティーショット(左ラフ)、レイアップし、3rdは右奥カラーから寄せワンパー
脇元:ティーショット(左ラフ)、レイアップし、3rdは5mに乗せるも2パットのパー
安田:ティーショット(右B)、レイアップし左FW、3rdは奥2.5mだが惜しくも外しパー

セカンド以降、打ち下ろしとなる名物のパー5。ティーショットが下り斜面までキャリーすると、相当なランが出て、かつて松田鈴英さんが360ヤード以上飛ばしたホール。櫻井さんは果敢に狙い左バンカーの上狙いルート。惜しくもラフで止まってしまいレイアップから3rdも寄せられず。しかし、300ヤードドライブの可能性も感じたプレーでした。

17番:387ヤードパー4

櫻井:ティーショット(FW)、見事に飛ばしたフェアウェイからピン手前2mにつけナイスバーディー。
脇元:ティーショット(FW)、グリーン奥8mに乗せ難しいラインを2パットのパー。
安田:ティーショット(FW)、グリーン奥4mに乗せ難しいラインを2パットのパー。

中京ゴルフ俱楽部、後半名物の17番。ティーショットは左右のバンカーがあるが、飛ばし屋は右バンカーの上を狙っていく。3選手ともフェアウェイキープながら櫻井さんの距離が突出。短い番手で距離感も合い、会心のバーディー奪取。

18番:373ヤードパー4

櫻井:ティーショット(左ラフ)、左奥のラフにオーバーしたものの下りを絶妙に寄せてパー
脇元:ティーショット(右ラフ)グリーン手前15mのロングパットを2パットでパー
安田:ティーショット(FW)、セカンド右手前ラフから寄せるも、惜しくもボギー

最終ホールで2段グリーンとなっている。初日は右奥で池の恐怖はないが、寄せるにはキャリーの正確さが必要で、なかなかバーディーが出にくいピンポジション。櫻井さん、距離は出ていたものの、ラフからのセカンドはフライヤーか?奥からの超速いアプローチは絶品に寄せてナイスパー。

インコース各選手のスコアと所感

櫻井心那:3バーディー、1ボギーのー1
脇元華:ノーバーディー、1ボギーの+1
安田彩乃:ノーバーディー、1ボギーの+1

櫻井心那さんは持ち前の飛距離を随所に活かしていました。それだけ短い番手でグリーンを狙え、バーディーチャンスをしっかり決めていたのが印象に残ります。脇元華さんは左足のテーピングも痛々しかったのですが、好調とは言えない中、何とかパーセーブを重ねました。安田彩乃さんも12番のガッツパーをはじめとして、何としても落とさないという粘りのプレーはさすがでした。

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