2022年もJLPGAツアーの開幕戦は、ダイキンオーキッドレディス。
ここから1年間に及ぶ戦いが始まります。
ディフェンディングチャンピオンは小祝さくらさんです。
2022 ダイキンオーキッドレディス大会概要
大会名称:第35回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
開催コース:琉球ゴルフ倶楽部 (6,590 Yards/Par 72)
開催期間:3月3日~3月6日
賞金総額:12,000万円
優勝賞金:2,160万円
出場人数:108人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで (予定)
主催:ダイキン工業株式会社、琉球放送株式会社
公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
大会URL:こちらです。
※1日あたり、3,000人を上限とした有観客開催。
2022ダイキンオーキッドレディス 放送予定
ダイキンオーキッドレディスでは、放送とインターネット中継があります。
地上波、BS、CSでの放送予定
【地上波】
■TBS
3月5日(土) 15:00~15:54(LIVE)
■TBS系列全国ネット
3月6日(日) 15:30~16:54(録画)
【BS放送】
■BS-TBS
3月4日(金) 18:30~19:30(録画)
3月5日(土) 19:00~20:00(録画)
3月6日(日) 17:30~18:54(録画)
【CS放送】
■CS-TBS チャンネル2
3月4日(金) 10:30~12:30 延長あり(LIVE)
3月5日(土) 9:20~12:15 延長あり(LIVE)
3月6日(日) 7:30~10:15 延長あり(LIVE)
■ゴルフネットワーク
3月5日(土) 13:00~14:00(録画)
3月5日(土) 23:30~24:30(録画)
3月6日(日) 22:15~23:45(録画)
ダイキンオーキッドレディスのインターネット中継
昨シーズンと同様、GOLFTVでライブ配信されます。
有料コンテンツとなりますが、4日間ともライブ中継です。
GOLFTVはこちらです。
出場選手とペアリング
4日間大会なので、2日目までのペアリングが発表されています。
初日がこちら、2日目がこちらです。
開幕戦ともあって、どの組も注目なのですが、個人的にピックアップを。
16組 11:00 勝みなみ、山下美夢有、比嘉真美子
17組 11:10 西村優菜、西郷真央、稲見萌寧
18組 11:20 原英莉花、新垣比菜、小祝さくら
20組 08:40 @小潮川せり、リハナ、松田鈴英
何しろ、アウトスタートの1組目に佐久間朱莉、佐藤心結の両選手を持ってきた。
ここが注目で、期待の高さがうかがえます。
多くの注目が集まるのは、16組から18組でしょう。
20組を注目に挙げたのは、ステップ賞金ランキング1位のリハナさんがいるからです。
このステップ賞金ランキング1位には、インスタート1組目を組んでもらいたかったのが希望です。
尚、大山志保、柏原明日架の2選手が体調不良のため欠場となっています。
このため、QT39位の佐久間綾女さんと、40位の工藤優海さんが繰上り出場となっています。
2022 ダイキンオーキッドレディス 大会初日
大会初日は、非常に恵まれたコンディションの中、接戦となりました。
そんな中、首位に立ったのは渡邉彩香さんでした。
GOLFTVの中継では、初日は注目組が中心。
有力選手は、開幕戦の初日ということもあり、手探りのスタートという印象です。
そんな中、失うものは何もないのがルーキー。
アウトスタート1組目、佐久間朱莉さんと、佐藤心結さんが好発進です。
2日目になると、各選手、エンジンのかかり具合を調整してくると思います。
初日を終わってのリーディング。全体がこちら。
2日目のペアリングがこちら。
(天候:晴れ 気温:18.1℃ :2.0m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22.5mm》
2022 ダイキンオーキッドレディス 大会2日目
大会2日目も序盤は伸ばし合いの構図でした。
しかし、午後から急に風が出て、方向も変わりましたね。
一気にスコアを落とす選手も散見されました。
2日目を終わっての上位陣。全体がこちら。
初日に比べると、じわっと上位陣に実力者が揃ってきたように思います。
さりとて4日間大会は長いです。
特に2日目の後半のように風が吹くと、琉球ゴルフ倶楽部の難易度は急激に増します。
また、見る限り、グリーンを読み切っている選手は少数に思います。
このあたりが決勝ラウンドの見どころになるかと思います。注目選手としては、
さて、初日の好スタートをきった、ルーキー2人はスコアを落としてしまいました。
しかし、24T 佐藤心結、33T 佐久間朱莉と、しっかり予選は通りました。
予選カットラインは、+2。48位タイの58選手が決勝ラウンドに進みます。
決勝ラウンド、3日目のペアリングはこちらです。
(天候:晴れ 気温:18.1℃ 風速:2.0m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:23mm》
2022 ダイキンオーキッドレディス 大会3日目
いやはや、3日目にして、結構、スリリングな展開となりました。
何しろ、12番を終わった時点では、
黄アルムさん独走態勢。2位に7打差は如何ともし難いように思えました。
しかし、ほんのちょっとした流れで、最終的にはこのようになりました。全体がこちら。
黄アルムさんが落とし、渡邉彩香さんが伸ばして、首位タイで最終日です。
渡邉さん、武器であるティーショットが曲がっていて、アドバンテージを取れない。
そんな中でも、17番は残り100ヤードを直接入れてのイーグル。
しかし、それだけではなく、18番はバンカーのあごに密接し、絶体絶命のピンチ。
バンカー内をパターの左打ちで転がし、4打目で脱出しパーセーブ。
なかなかミラクルなプレーを披露してくれました。
とは言え、渡邉さんが決して絶好調という訳ではありません。
アウトコースに強い黄アルムさんと、インコースに強い渡邉彩香さんが-10で首位。
ただし、3打差4打差には実力者が並びます。
首位を走る2人が伸ばせなければ、-5くらいの選手にまで、ワンチャンスある展開と見ます。
最終日のペアリングがこちら。
優勝を狙うであろう、-5より上のスコア、上位のペアリングです。
9組 09:20 西郷真央、佐藤心結、堀琴音
10組 09:30 木村彩子、鈴木愛、稲見萌寧
11組 09:40 西村優菜、黄アルム、渡邉彩香
西村優菜さんの安定感は群を抜いているのですが、最終組になりました。
その前を見ると、爆発力のある選手も複数います。
優勝スコアは、風次第となり、予想は難しいです。
-14まで行けば、上位2選手の争い。
-12くらいだと、相当に混戦になることも予想されます。
ワンチャンス、狙える位置にいるのが、
(天候:晴れ 気温:21.6℃ 風速:3.1m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22.5mm》
2022 ダイキンオーキッドレディス 大会最終日
優勝スコアの予想が難しかった最終日。
やはり風が吹き、4日間で最も強い風の中、優勝争いは終盤までもつれました。
そして、劇的な逆転劇の初優勝になりました。
昨シーズンは7回の2位。
いつ勝ってもおかしくないと言われた西郷真央さん。
終盤の16番と17番でバーディーを奪取。
ついに優勝までたどり着きました。
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意外だったのは、西郷さんが、我々が思うほどの歓喜ではなかったことです。
おそらくですが、今回の優勝も、これから長く続くプロ人生の通過点。
もちろん嬉しいでしょうけど、その先を見据えているかのようで頼もしかったです。
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最終の上位陣。全体がこちら。
結果的に優勝スコアは-10となりました。
15番までは、最終組中心の優勝争いでしたが、西郷さんが見事でしたね。
最終日の-5、67はベストスコアです。
途中まで優勝に届くかと思った、西村優菜さんは、悔しさと手応えの3位。
長いシーズンです。この結果が次へと続くと見ます。
さて、注目のルーキー勢では、佐藤心結さんが、健闘し、13位に入りました。
次戦以降の活躍に目が離せません。最終日ベストスコアの山下美夢有さんとの2ショット。
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山下美夢有(4位タイ:-7)
「(次戦は)ちょっとアップダウンがあるコースです。変わらず自分のプレーをしていきたいです。(開幕戦は)ショットがよかったのですが、パッティングで苦しみました。高麗グリーンは芝目が強く、思ったより切れた。最終日はしっかり伸ばすことができて、次週につながる」
佐藤心結(13位タイ:-3)
「次週はプレーしたことないコースです。練習日にコースをチェックして、次は上位争いをできるように出直したい。(デビュー戦は)そう簡単には上手くいかないですね。まだまだ足りないところがたくさんあります」
(天候:晴れ 気温:19.5℃ 風速:6.0m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22.5mm》
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