2020年は中止となった、ステップアップツアーのECCレディス。
2021年は、無観客試合ですが、無事開催されることとなりました。
大会概要
大会名称:ECCレディスゴルフトーナメント
開催コース:北六甲カントリー倶楽部 東コース (6,497 Yards/Par 72)
開催期間:5月26日~5月28日
賞金総額:2,000万円
優勝賞金:360万円
優勝副賞
◎ECC特別レッスン1年分 提供:株式会社ECC
◎お米 200㎏ 提供:JA兵庫六甲
◎日清カップヌードル1年分 提供:日清食品株式会社
特別賞
■ホールインワン賞
200万円(13番ホール/決勝日のみ/複数均等割り) 提供:ECC
■イーグル賞
50万円(16番ホール/決勝日のみ/複数均等割り) 提供:ケイエスジャパン
出場人数:120人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 60位タイまで (予定)
主催:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
共催:株式会社ECC
後援:兵庫県ゴルフ連盟、関西ゴルフ練習場連盟、日刊スポーツ新聞西日本
特別協賛:エレコム
協賛:コカ・コーラボトラーズジャパン、JA兵庫六甲、江崎グリコ、日清食品、TSI、I.S.T
特別協力:北六甲カントリークラブ
大会URL:こちらです。
放送予定とインターネット中継
放送ですが、まず、定番のスカイAがあります。
■CS放送 「スカイA」、ゴルフ専門サイト「スカイAゴルフLIVE」 ※生中継
5月26日(水) 8:00~11:00、12:30~16:30(予定)
5月27日(木) 8:00~11:00、12:30~16:30(予定)
5月28日(金) 8:00~11:00、12:00~16:00(予定)
これに加えて、今回は、インターネット中継があります。こちら。
外出先から、スマホで見るという選択肢がありますね。
今回の解説は、茂木宏美さんですが、実況とレポーターがちょいと変則です。
小西綾子さんがメインでレポーターを務めるのですが、2日目は実況担当です。
それで、今回は、ラウンドレポーターとして三枝こころさんが登場という話です。
スカイAでは出演案内が無いので、インターネット中継の方で出るのですかね?
UUUMゴルフのYouTubeで、北六甲カントリー倶楽部東コースをラウンドしています。
出場選手と初日のペアリング
初日のペアリングが発表になっています。こちら。
有力選手が登場する、アウトスタート後半の組。
13組 10:17 小川陽子、 酒井千絵、フォンスーミン、小楠梨紗
14組 10:28 西木裕紀子、城間絵梨、J・H・リ、福田侑子
15組 10:39 竹山佳林、ヌック・スカパン、西山ゆかり、岸部桃子
大会初日
曇天、微風とコースコンディションは良かったのですが、スコアが伸びませんでした。
その理由は、レギュラーツアー並みに難しいピンポジション。
今回のコースセッティングは諸見里しのぶさん。
思い切りましたが良いと思います。
果たして、どのようにプロが挑むのかと思いきや、首位はアマチュアでした。
川崎春花さんが、けれんみの無いプレーで-5と単独首位です。
川崎さんは、この春に行われた高校ゴルフ選手権の女王。
あの、梶谷翼さんに競り勝ったので、実力は十分にあるところです。
上位陣。全体の結果がこちら。
大会2日目
大会2日目は第2ラウンドは降雨の影響によるコースコンディション不良のため順延。
残念ながら、36ホールの短縮競技となりました。
思えば、過去にも不成立があった大会。お天気には恵まれていませんねぇ。
大会最終日
雨天順延となった昨日とは見違えるほどの天候に恵まれました。
ほぼ無風のコンディションながら、非常に難しいピンポジションでした。
リハナが逆転で優勝
単独首位のアマチュア、川崎春花さんが1番でバーディーを奪取し、心躍る展開。
中盤までは、誰が勝つのか分からない混戦となりました。
勝負どころは、最終組の13番と14番。
ここは難易度も高く、パーセーブできれば良いとするところ。
しかし、この2ホールとも、リハナさんはピンを攻めていきました。
両ホールとも奥に外してしまったのですが、13番はパーセーブし、14番はチップインバーディー。
ここで事実上勝負の潮目が変わったと思います。
光るリハナの安定度
統合された、20-21シーズンですが、リハナさんは3勝目。
過去2勝は2020年でしたので、2021年の初勝利となります。
今回の勝利で素晴らしいと思ったのが2点あります。
1点目は、決して絶好調ではない中で勝ったこと。
もう1つは、どの試合もバックナインに強いことです。
リハナのプロデビューは日本ツアー
韓国籍のリハナさんですが、元々は中国生まれの中国籍です。
異色の経歴なので、記事をリンクしたいと思います。
「彼女は中国人の両親の下、中国で生まれ、父の影響で8歳からゴルフを始めました。良い環境の下でゴルフをするため、中学生のときに韓国へ留学し、高校までインターナショナルスクールに通っていました。この時に韓国籍に帰化しています。英語、中国語、韓国語が話せますし、日本語の勉強も家庭教師をつけてやっていたそうです。
高校卒業と同時に日本に来て、昨年の最終プロテストを受けたのですが、最終予選で落ちてしましました。それでも日本のQT(予選会)にファイナルまでどうにか残り60位に入りました。下部ツアーには出られるので結果を残して、そこからレギュラーツアーへの道をつかみたいと彼女と話しています」
つまり、プロデビュー戦は、2020年のアース・モンダミンカップだったのです。
現在、JLPGAツアーに出場している、2001年生まれ選手は、わずか4人です。
笹生優花、山下美夢有、西郷真央、そしてリハナの4選手です。
プレー中は、厳しい表情で戦うリハナさんですが、素顔は19歳のあどけなさがありますね。
リハナさんは、2019年のプロテスト合格にわずか及ばず、単年登録選手として戦っています。
ですから、6月の最終プロテストを受験することになります。
光ったセッティング
雨にはたたられましたが、初日、最終日とも大変難しいピンポジションでした。
通常、テレビでは傾斜が伝わりきれないのですが、それが分かるほど。
例えば、18番の最終日などは、こうでした。
今日の最終ホールのセカンド結構ピンすじっとったけん「あーもうこれはバーディーチャンスだわ」と思ってグリーン行ったらバックスピンですんごい戻っとって全然10m以上のパットが残っとったって話聞く?
— 後藤 未有 miyu goto (@mg___0929) May 28, 2021
それなりの数のバーディーが出た18番でさえ、こうでした。
こういったセッティングの中で戦ってこそ、レギュラーへの道もつながると思います。
それを物語る最終日の上位陣。全体がこちら。
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