2020富士通レディース、ここで自己ベストフィニッシュをした選手がいます。
気象の割りにスコアが伸びなかった最終日。
やはり、例年とは違ったピンポジションもあり、攻略には戦略が必要でした。
戦略と言えば、これは、JGAのヘッドコーチであるガレス・ジョーンズ氏。
彼の申し子でもある、ミレニアム世代が強いわけです。
今回、その力を発揮できたと思うのが、西村優菜さんです。
何と言っても、身長が150cmなので、一般女性にしても小柄です。
しかし、その技術は誰しもが認めるところです。
雨風も強く、寒さもあり、大変厳しいコンディションだった2日目。
8人しかアンダーパーがいなかったのですが、彼女はその1人。
GDOの記事に、印象的なプレーの紹介があります。
最終日は7番(パー5)で3打目をミスしてファーストパットは約20m。「(カップを狙うには)カラーより外側のフェアウェイを通るライン。パターならすごく振り幅を大きくして打たないといけなくて、それならユーティリティで転がした方がいい」とグリーン上でユーティリティを使う奇策を披露。「ナショナルチームでオーストラリアでプレーしたとき、下が硬くてウェッジを持てないので使ったことはある。でも、グリーンからは初めてです」とうまく1mにつけてパーセーブした。
クレバー以外の何者でもないのですが、これがツアールーキーのレベルなのです。
日本女子プロゴルフ選手権では最終日に悔しい想いもありました。
しかし、西村さんのプレーを見ていると、日々成長を実感できます。
最終日、ノーボギーでの浮上は、希望を持たせてくれます。
また、今回の成績で嬉しいご褒美もあります。
今回の結果を受けて、TOTOジャパンクラシックへの出場権ゲットです。
この世代、安田祐香、古江彩佳、吉田優利だけではない、ルーキー西村優菜さんに注目です。
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