2022年 ゴルフルールの改正点

2019年に大幅なルール変更のあったゴルフ。2022年に、一部のゴルフルールが改正されます。2019年ほどの大幅変更ではありませんが、長尺ドライバーの規制や、アマチュアゴルファーに適用されていた複数の制限を撤廃など、注目ポイントの解説です。

スポンサーリンク

ドライバーの長尺規制

正しくは、パターを除くクラブの長さをゴルフ規則の最長48インチから46インチに制限するもので、これは、ゼネラルルールではなく、ローカルルールの扱い。

どういったことかと言えば、アマチュアのエンジョイゴルファーは対象外。
従来通り、48インチまでのドライバーが使用できます。

では、ローカルルールで影響を受けるのはと言えば、主にプロツアーです。
※一部のエリートアマチュア競技も含まれると予想。

ツアー競技でのドライバー46インチ規制 松山英樹の見解は
◇米国男子◇ザ・CJカップ 事前情報(13日)◇サミットクラブ(ネバダ州)◇7431yd(パー72) パターを除くクラブの長さをゴルフ規則の最長48インチから46インチに制限するローカルルール採用が2022年から可能になったことを受け、PGAツアーの選手が反応を口にした。松山英樹は「一般のアマチュアゴルファーのことを考...

これは、特にPGAツアーで顕著なのですが、近年、飛距離が格段に伸びた。
簡単に言えば、今までは、コースの全長を伸ばすことによって、ツアーは対応してきた訳です。
それが、現状で言えば、限界に近づいてきています。
例えば、500ヤードのパー4でさえ、350ヤードをドライバーで飛ばせば、残りは150ヤード。
350ヤードドライブをする選手であれば、残りは9番やピッチングウェッジになってしまいます。
そうするとゴルフというゲームの競技性、戦略性といったものが失われることになります。

やむを得ない部分もあるかと思いますが、例えば、ミケルソン選手。
彼は長尺を駆使して飛距離を伸ばし、50歳を超えてから、全米プロに勝ちました。
皮肉なことですが、これがルール改正のきっかけになったのかもしれません。
当然のことながら、ミケルソンは、反対する意志のツイートをしています。

他方、加齢による飛距離のダウンを長尺ドライバーを使い、技術向上により補っている一般ゴルファーもいます。
そういった点を考慮し、「ローカルルール」としての採用となったと思います。

アマチュア競技への影響は、ハイレベルなものに限られると推測されます。
しかし、月例競技などで、このルールを採用するコースが出るかもしれません。

例えば、2019年のルール改正により、ゼネラルルールで使用が認められた距離計測器。
今や、過半数以上のゴルファーが利用していると思いますが、トップのプロツアーでは、一部を除き、認められていません。
これは、ローカルルールとして使用を禁止しているためです。こちら

アマチュアゴルファーに適用されていた複数の制限を撤廃

2022年から、アマチュアゴルファーに適用されていた制限の一部が撤廃されます。
アマチュア規定と言うのは、非常に厳格でした。

アマチュアゴルファーのスポンサー契約を容認へ 2022年資格規則
ゴルフ規則をつかさどるR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は26日、アマチュア資格規則に関する改訂を明らかにした。広告出演やスポンサー契約など、これまでアマチュアゴルファーに適用されていた複数の制限を撤廃。2022年1月1日に発効する。 両統括団体は近年の社会情勢から、アマチュア資格の見直しを進め、資格失効となる行動を以...

今回のルール改正により、以下の4点のみに資格失効行動が集約されます。

・限度額(700ポンドまたは1000ドル)を超える賞、およびハンディキャップ競技での賞金獲得。
・プロフェッショナルとしてプレーすること。
・技術指導に対して報酬を受け取ること。教育機関でのコーチングや認可されたプログラムを援助することなどを除く。
・ゴルフクラブでプロとして雇用される、プロ協会の会員になること。

少し分かりづらい面もありますが、逆に考えると、要点は、2つでしょうか?

・広告活動および、スポンサーシップ契約の制限の撤廃される。
・スクラッチ競技で、限度額(1,000ドル)までの賞金が得られる。

今までのアマチュア資格で言えば、ざっくりですが、ゴルフに携わることで報酬を得ることに関しては、厳格に認められていませんでした。※一部の規定を除く。
今回の改正により、かなり、緩和されたと言っても良いかと思います。

つまり、アマチュアとして活動するにあたり、スポンサーを付けることができ、少額賞金の試合であれば、出場し、賞金を獲得できるというものです。

この改正によって、まずは、想像がつくのが、スポンサーシップについて。
プレイヤー自身がスポンサーを獲得できるので、例えば資金援助を受け、ウェアなどにスポンサーのロゴを付けたアマチュア選手が誕生してくることが日本国内でも予想されます。
例えば、アマチュアプレイヤーが、企業のCMに出演し、出演料を得ることも可能です。

また、少額賞金についてですが、これは大会自体の規模によると思います。
現時点での予想ですが、例えば、独立のワンデートーナメントで優勝賞金100万円だと範囲内。
※2021年10月29日現在の為替レートで計算。

プロとアマが混在した大会で、アマチュアが優勝した場合、100万円を獲得することができます。

これについて、R&Aは、以下の見解を示しています。

「ゴルフ関連費用の資金拠出の方法を求めているエリートアマチュアゴルファーにはかなりの恩恵をもたらすでしょう」

2022年に向けて

2022年のルール改正については、2021年の10月に明らかになったばかりです。
実際に2022年になり、どのようになるのかが注目されます。

R&Aのゴルフ規則については、こちらです。

コメント