恒例、福岡カンツリー倶楽部 和白コースで開催のほけんの窓口レディース。
2021年の初日は、コンディション、また、セッティングともスコアが出やすい展開となりました。
ちなみに、今回のセッティング担当は諸見里しのぶさんです。
大会初日
首位が-6なのですが、-1が31位タイで46選手います。
例年の和白とは、思えない感じのスコアです。
ゴルフネットワークの12番ホール生中継を見ましたが、その印象。
風が穏やかだったのもありますが、例年に比べてグリーンが柔らかいです。
着弾する音が、いつもでしたら、ターンッと跳ねるのですが、今年は止まります。
また、ショットやプレーを見ても、稲見萌寧、小祝さくらの両選手は良いですねぇ。
何だか、スコアは伸ばしても、落とすって気配がありません。
しかしですが、好スコアが多かったので、上位陣はこうなりました。全体がこちら。
先週の西村優菜さんの優勝が、即、刺激になったからとは言いませんが、吉田優利さん。
66のスコアで初日を終え、首位タイです。
そして、どちらかと言えば、先々週の上田さん優勝で刺激が有村智恵さん。
しかし、混戦の上位陣。
週末のお天気が不安定なので、明日以降の展開は全く見えません。
過去大会を見る限り、実力者、ベテランが強い印象がありますが、今季ですよ。
もはや、若手が実力者でもあるので、予測不能の好ゲームが期待できます。
大会2日目 サスペンディッドに
お天気がよろしくないことは予想されていましたが、明けてみると、
【ほけんの窓口レディース】
本日、第2ラウンドは天候の回復が見込めないため、サスペンデッドになりました。
本大会規定ホール数(54ホール)を消化できる見込みがなくなったため、本大会は36ホールの短縮競技となります。— JLPGA_official (@JLPGA_official) May 15, 2021
2日目は順次スタートしていったのですが、10時前に中断。
天候の回復が見込めない、そして最終日も18ホールプラスアルファは難しい。
ということで、日曜日は、セカンドラウンドの残りをプレーしての36ホール決戦です。
短縮競技ですので、賞金加算額は既定の75%。
また、賞金については、60位タイまでの選手に支払われることになります。
そして、スプリントレースになる暫定順位。全体がこちら。
ただでさえ分からない優勝予想は、全く分からなくなりました。
大会最終日
大会最終日は、2日目の残りをプレーします。
半分近くをプレーしている組もあれば、最終組は18ホールをプレーになりました。
さて、終盤、優勝争いは、最終組の大里桃子、吉田優利の両選手。
そして、前を行く、ささきしょうこの3選手による争いとなりました。
優勝は大里桃子 プレーオフを制す
17番でティーショットを曲げた大里さんに対し、ささきさんは18番でバーディー。
一転、追う展開となった大里桃子さんは、18番で執念のバーディーで追いつき、プレーオフへ。
そして、プレーオフ3ホール目。
パー5を2オンさせ、イーグル逃しの楽々バーディー。
2018年以来の、プロ入り2勝目を決めました。
大里さんは、直近の2週が連続で2位です。
悔しさも手応えもあったと思いますが、涙の勝利でしたね。
長くパッティングに悩んでいたので、嬉しさもひとしおだと思います。
着実な成長 吉田優利
最終盤まで優勝争いを繰り広げた、吉田優利さん。
人気は世代でも抜群でしたが、プロとしての結果も残したと思います。
最終日、最終組での優勝争いで、最終盤まで粘っていった。
最後の18番はボギーとなってしまったのですが、3打目、4打目を勝負に行った結果です。
さわやかな印象とともに、「勝つ吉田優利」を予感させてくれました。
3位は、この大会のベストルーキー賞受賞です。
吉田 優利(3位タイ:-7)
「そこまで悔しいとか、残念という気持ちではなく、すごく楽しくいい集中力で18ホールをプレーできた。プロに入ってからなかなか調子が上がらず、予選通過ラインで戦っていましたが、最近は調子も上がってきました。いいところで回れるようになってきて思うのは、上位にいる選手は本当にゴルフのバランスがいいですし、ミスも最小限でプレーしている。この最終日最終組というのは、これからに繋がる」
ベストスマイル賞、西村優菜、ドレッサー賞、原英莉花
ファン投票によって決まる特別賞。
ボミちゃんが無類の強さだったのですが、今年の結果です。
【ベストドレッサー賞】
1位:原英莉花(2232票)
2位:吉田優利(1504票)
3位:小祝さくら(1358票)【ベストスマイル賞】
1位:西村優菜(1358票)
2位:吉田優利(1247票)
3位:原英莉花(1191票)
納得できる感じです。
最終日の上位陣。全体の結果がこちら。
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