勘違いあるある ヒールアップ

ゴルフを始めた頃、思い返すと自己流の自分は完全に手打ちでしたね。そこで先輩から指摘されたのは、左足をヒールアップしてはいけないということ。しかし、ボディーターンのスイングができていれば、年齢や体の硬さに応じて、適度なヒールアップはアリだと思います。

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ヒールアップ=悪!?

ゴルフスイングでは、右側にバックスイングをしていきます。※右打ちの場合

例えば完全に手打ちだった場合、ヒールアップは悪影響の方が多いです。
軸が定まりませんし、芯に当たらない、飛ばない、曲がるといった状態になります。

似て非なる野球との違い

自己流でゴルフを始めて間もない方は、何となく野球のように振りますよね。
棒を持って球を叩くという見た目は確かに似ています。
ただし、大きく異なるのが、2点です。

1:球が動いているか、止まっているか
2:真ん中に飛ばすのが、右や左でも良いのか

野球であれば、飛んできたボールに反応して当てることになります。
三遊間をゴロで抜けてもヒット、つまり成功です。

一方で、ゴルフの場合、止まっている球を真っすぐ飛ばすことが要求されます。
短いピッチングウェッジでさえ、120ヤードくらい飛ぶ。
方向性は、バックスクリーンの幅にとどめるというのが根本的な違いになります。

ゴルフの場合、三遊間のゴロは、明らかなミスショットになりますよね。

ゴルフスイングの根本は軸

実は、軸という一般的な概念。これは日本特有のようです。
それでも、自分を含めて、この考え方が日本人にはイメージしやすいと思います。

軸の意識は、頭であれ、胸であれ、背中であれ、人それぞれだと思います。
要は、軸を中心に回転していくこと、厳密に言えば捻転していくことが必要になります。

良いヒールアップと悪いヒールアップ

軸を意識したボディスイングでは、出来るだけ足は大きく動かさない方が良いです。
それだけ、軸がずれたり、傾いたりしやすくなるためですね。
体重は移動されるものですが、あくまで体の内側の範囲で収めたい。
ですから、手打ちとヒールアップの組み合わせが奨励されないのですね。

一方で、良いと言うか、仕方のないヒールアップもあります。
バックスイングで右足に体重をかけ、上体も右に向けていきます。
加齢などで回転が難しくなった場合は、スウェーしない程度であれば、ヒールアップはアリです。

ヒールアップの程度と練習ドリル

良いヒールアップと言っても、バックスイングの度合いに関係します。
短いアプローチでは、スイングの幅も小さい。
つまり、腰の回転量も少ないため、ヒールアップする必要もありません。
フルスイングしたときに、人によっては必要となるものです。
では、その境目はどこかという話になります。

このチェック、練習方法は簡単です。
スイングの振り幅を変えて練習をするのが良いと思います。

9番などのショートアイアンを使い、距離を打ち分けた練習をしてみます。
20ヤードを打つときは、完全にアプローチなので、ヒールアップは無用です。
ハーフショットで、80ヤード打つときも必要ないかもしれません。

それ以上となったときに、初めて、必要となるヒールアップが出てきます。

ヒールアップをするときの注意点としては、結果としてヒールアップがされるというものです。
バックスイングで、右股関節から体重が外に逃げないこと。
右足に圧がかかっていることは、常に意識から外さないことが大切だと思います。

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