全英女子オープンの前哨戦と位置づけられる、ASIスコットランド女子オープン。
当然、全英女子オープンに出場する選手は、かなりの確率で出場します。
ただし、この試合はLPGAが主催。
ということは、メンバーではない渋野日向子さんには出場権がなかったのです。
渋野日向子 推薦出場へ
私も、事前記事で書きましたが、ある意味予想通りですが推薦が出ました。
渋野日向子さん、出場です。
渋野日向子「本当に楽しみ」 前哨戦出場決定で「全英女子」連覇に弾み#渋野日向子 #ASIスコットランド女子オープンhttps://t.co/uy2UhVa9RI
— GDOニュース (@GDO_news) July 21, 2020
何せ、去年の全英女子オープンの勝ちっぷりが良かった。
優勝したので、プレーはもちろん、良かったのですが、何よりそのプレースタイル。
流行語になった、「スマイリング・シンデレラ」は、海外メディアがつけたもの。
それだけ、衝撃的で、ツアーが望む、新しいスター像でもあったのです。
ですから、今回の推薦は、しぶこさんもですけど、主催者が喜んでいると思います。
大会公式サイトで「スマイリングシンデレラ」として紹介された渋野は「推薦出場で初めて英国のリンクスコースでプレーする機会を与えていただき、とても感謝しています。昨年の(全英が開催された)ウォーバーンでは夢のような素晴らしい経験をすることができました。スコットランドでの次の挑戦を本当に楽しみにしています」とコメントを寄せた。
その大会公式サイトは、こちらです。主催者はツイッターでも喜んでます。
Stars aiming to #RuletheLinks at the @LadiesScottish in 3 weeks as Catriona Matthew and Hinako Shibuno awarded invitations ⭐️ #ASILSO ⭐️
More ⬇️
https://t.co/eY1KxxNiyx— Ladies European Tour (@LETgolf) July 21, 2020
アース・モンダミンカップでは、スイング改造の影響もあってか予選落ち。
今年の状態と言うか、調子が気になるところではあります。
ましてや、海外のリンクスでプレーをするのも、初体験です。
しかし、何かやってくれるんじゃないかと思わせるのがしぶこさんです。
参戦する日本人選手
さて、この試合はLPGAのツアーメンバーである、畑岡奈紗さん、河本結さんも参戦します。
加えて、山口すず夏、野村敏京選手を加えた、5名が出場です。
彼女たちの活躍にも期待したいところです。
全英前哨戦、アバディーンスタンダードインベストメンツ スコットランド女子オープンは来月13日開幕です #LPGAツアー #渋野日向子https://t.co/zGpZl0LYvu
— ゴルフネットワーク (@golfnetwork_jp) July 22, 2020
渋野日向子 スコットランドに向け出発
さぁ、渋野日向子さん、スコットランドに向け出発です。
そして、それ以降のスケジュールが見えてきました。
スコットランドのあとは、直接渡米。
メジャーである、ANAインスピレーションと全米女子プロは出場権があります。
その間の試合も、おそらく推薦が出ると思われます。
畑岡奈紗、河本結も渡英
渋野日向子さんは、日本から旅立ちましたが、畑岡奈紗さん出発の記事。
そして、河本結さんは、ご本人からツイートがありました。
コロナ禍を思うと、いろいろなリスクがあります。
それでも、スーツケースいっぱいにマスクとお菓子を詰め込んだしぶこさん。
そして、畑岡奈紗、河本結両選手にも、頑張ってもらいたい。
この試合の翌週には、メジャー、AIG女子オープンが開幕です。
放送予定
この試合は、LPGAとヨーロピアンツアーの共催です。
そして、放送は、WOWOWになります。解説:羽川豊 実況:野瀬正夫
第1日 8/13(木)深夜0:30
第2日 8/14(金)深夜0:30
第3日 8/15(土)よる10:30
第4日 8/16(日)よる9:30
WOWOWの番組表は、こちら。未加入の方は、下記からどうぞ。
初日のペアリング
初日のペアリングが発表されました。こちら。
「全英」前哨戦 渋野日向子は09年全英覇者らと同組#渋野日向子 #畑岡奈紗 #河本結 #ASIスコットランド女子オープンhttps://t.co/jqZpTlENbD
— GDOニュース (@GDO_news) August 12, 2020
注目の日本勢3選手のペアリングがこうなっています。
第22組 渋野日向子、カトリオナ・マシュー、エスター・ヘンゼライト
現地時間13日午前10時21分(日本時間午後6時21分)
第45組 河本結、リディア・コ、パニーラ・リンドベリ
現地時間13日午後2時34分(日本時間午後10時34分)
第48組 畑岡奈紗、ミンジー・リー、アン・バンダム
現地時間13日午後3時7分(日本時間午後11時7分)
しぶこさんは、マシューかぁ。
洒落じゃないけど、渋過ぎる。マシューは今年50歳ですね。2009年の覇者、ワザ師。
と言っても、しぶこさんは知らないでしょうけど。
野村敏京選手は、第4組、山口すず夏さんは、第19組のスタートです。
WOWOWの放送予定から逆算すると、しぶこさんはホールアウト済。
畑岡さんは最終組なので、ライブで中継となると思います。
リーダーボード、LPGA版はこちら。日本語版だとこちらになります。
大会第1日
いきなりですが、霧のためスタートディレイになりました。
<速報>2時間遅れで“全英前哨戦”がスタート! 渋野日向子ら日本勢5人が参戦 #golf #ゴルフ #ALBA https://t.co/Yln8in30Sc
— ゴルフ情報ALBA.Net (@ALBA_golfnews) August 13, 2020
WOWOWでの放送は、8/13(木)深夜0:30ですが、先行配信されています。
さて、初日の結果ですが、まずは2時間遅れの影響で、さすがにサスペンディッドです。
それで、しぶこさんの126位・・・。
WOWOWでは放送に先駆けて、インターネットでライブ配信がありました。
そこで、20時から24時まで見ていたのですが、6ボギー・1ダブルボギーの「79」。
見ていてむちゃくちゃ悪いという感じではなかったのですが、
寄らなかったり入らなかったりして、ボギー。
寄ったときはパッティングが決まらずで、このスコアになっちゃいました。
一問一答の答えも、それを物語っています。
その他、日本勢の暫定順位。
野村敏京は1オーバーの「70」、山口すず夏は11オーバーの「82」でホールアウト。プレーをスタートしたばかりの畑岡奈紗はイーブンパー、河本結は1オーバーとなっている。
リーダーボード、LPGA版はこちら。日本語版だとこちらになります。
大会第2日
大会2日目、まずは予選カットのある日です。
特に初日に苦戦した、渋野日向子、河本結両選手に注目しました。
結果は、両名ともに予選落ちです。
渋野日向子さんは、+14の132位。
河本結さんは、+8の84位です。
GDO記事にもある通り、畑岡奈紗、野村敏京両選手は通算イーブンパー。
13位で決勝ラウンドに進みます。
さて、予選落ちを喫した両選手ですが、内容、とらえ方とも違います。
まずは、しぶこさん。正直、2日間で良いところがなかったという印象です。
苦戦を強いられたのは、2点あると思います。
まずは、本場リンクスへの対応。
これは、事前にも予想されていたことですが、予想以上の苦戦でした。
プレーを見ていて、バーディーが獲れる気配もなかったです。
もう1点、実はこちらの方が心配されるのですが、
調子自体が悪いこと。
何しろ、今季の公式戦は、アース・モンダミンカップのみ。
それも、予選落ちとなっています。
スイングやパッティングの改造をオフに取り組んだのですが、
正直なところ、ここまでうまくいっているとは言えません。
もちろん、長期的な視野での挑戦だとは思いますが、あまりにも試合がない。
ですから、必然ともいえる苦戦に思えます。
また、2日目に目立った左手首のテーピング。こちらも、心配なところです。
一方の河本結さんについては、少し違いますね。
2日目の前半3ホールで4つ落とすと、やっちまったのですが、その後に頑張りました。
3つのバーディーを奪取して、一時は予選通過が見える位置にきました。
結果は残念だったのですが、収穫と課題も見え、手ごたえがあったと思います。
「ぜんぶがうまくいかなさすぎて、アンラッキーも多かったです。でもそれがリンクスコースの醍醐味というか。それを受け入れられない自分がいました」
来週のAIG女子オープンに間に合うかどうかは別にして、やることが明確です。
2日目を終えての上位陣。リーダーボード、LPGA版はこちら。日本語版だとこちらになります。
大会第3日
渋野日向子、河本結と応援する2選手がいない決勝ラウンド。
さすがに応援の気合は落ちますが、エース畑岡奈紗さんには注目。
それと、世界のトップが、どのようにリンクスを攻略するのか?
そういった面からも、見逃せない決勝ラウンドです。
さて、上位陣と結果からいきましょう。
リーダーボード、LPGA版はこちら。日本語版だとこちらになります。
例年、好スコアが出るこの試合。
今年は風も弱く、コンディション的にはもっと出そうですが、伸びてないですね。
下が硬くて、ピンポジが振られていたら、やっぱりスコアは出ない感じです。
そうなってくると、まずは、フェアウェイキープ。
そして、パーオンできなかったときのパーセーブ、アプローチのバリエーション、想像力といった面がとても大切になります。
そんな中での上位陣なので、納得です。
こうすれば、スコアを作ることができる、逆に言えば、150ヤードと言えば、無条件で7番アイアンを持つようなゴルフでは、全く太刀打ちができないということです。
畑岡さん、絶好調とは言えないですが、非常にゴルフ脳が高いレベルのプレーです。
ポッドバンカーに入れても、冷静に出してパーセーブしてくる。
最後、18番のミスショットだけは、本人も残念でしょうけど。
「詰められない差じゃない」畑岡奈紗は全英前のビッグスコアに闘志#畑岡奈紗 #ASIスコットランド女子オープンhttps://t.co/fLYnzrpgiW
— GDOニュース (@GDO_news) August 15, 2020
さて、最終日、どんなプレーを見せてくれるのか?
<速報>畑岡奈紗、6打差逆転なるか 野村敏京は17位Tからスタート #golf #ゴルフ #ALBA https://t.co/WOUnjzdqDK
— ゴルフ情報ALBA.Net (@ALBA_golfnews) August 16, 2020
さあ、最終日の戦いが既に始まりました。
この4日間、放送よりも、オンデマンド先行ライブ配信で見ています。便利です。
大会最終日 優勝はステイシー・ルイス
スコットランド女子オープンの最終日。
国内女子ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントのあとに見ました。
何と言うか、同じゴルフツアーでも、完全に別物でしたね。
寒風が吹き、荒涼としたコースでの、我慢比べ。
避暑地軽井沢での伸ばし合いとなった国内とは、全く景色から違いました。
そんな中、優勝争いは4人のプレーオフとなり、ステイシー・ルイス選手が優勝です。
ステーシー・ルイスが“ママ初”の3年ぶりV 畑岡&野村は12位#ステーシー・ルイス #ASIスコットランド女子オープンhttps://t.co/K2pJm6rlHt
— GDOニュース (@GDO_news) August 16, 2020
ステイシーと言えば、言わずと知れた実力者。
しかし、結婚と産休があったので、2017年以来の優勝。
ママとなってからは、初の優勝です。
さて、日本勢の結果は、畑岡奈紗、野村敏京の両選手とも、通算1アンダー12位。
内容は違っていて、畑岡さんはボギー先行からの巻き返しです。
特に、最難関、最終日は2人しか出なかった18番のバーディーが光りました。
上位陣は以下の通り。リーダーボード、LPGA版はこちら。日本語版だとこちらになります。
来週は、いわゆる全英、AIG女子オープン。
舞台はリンクスを代表するコースの1つ、ロイヤルトゥルーンです。
コメント