1年から2年のサイクルで新作が発表されるゴルフクラブ。何らかの新しいテクノロジーや付加価値の上に新製品が開発され、発売されています。一方で、古いモデルを使う選択肢もあって、アマチュアのみならず、優勝するレベルの女子プロでも使われている名器も存在します。
ツアープロが今でも使うユーティリティー
ツアープロと言えば、その1打が賞金に結びつく、究極のプロです。
最新とまではいかなくても、通常は、先代くらいまでのモデルがほとんどです。
そんな中、2021年シーズンのユーティリティーでの例を見ていきます。
国内女子プロが使うユーティリティーの名器
タイトリスト「816H1」2015年
上田桃子、菊地絵理香の両選手が使用しています。
H2は自分も所有していた時期があったので、なじみがあるモデルです。
かたまり感のあるヘッドで、球が曲がりにくいといった印象があります。
ダンロップ「スリクソンZ H65」2016年
青木瀬令奈、岡山絵里の両選手が使用しています。
このクラブも試打したことがありますが、つかまりが良くて、球を拾いやすい。
技術に長けたプロが使えば、操作性も良いだろうと印象を持ったクラブです。
ツアーステージ「X-DRIVE GR」2012年
今は無きブリヂストンのブランド、ツアーステージ。
一世を風靡したブランドで、自分も2012年モデルのアイアンを所有していました。
ツアーステージ「X-DRIVE GR」2012年は堀琴音選手が使用しています。
本間ゴルフ「ツアーワールド TW737」2016年
5年振りの優勝をはたした、笠りつ子さん。
ヨネックスレディスでの優勝時に入っていたクラブです。
ユーティリティーながら、大型ヘッドが特徴ですね。
ヨネックス「EZONE XPG」2016年
こちらも、ママさんになって復活優勝を遂げた、若林舞衣子さん。
優勝も素晴らしかったのですが、85ホール連続ノーボギーの日本記録も樹立しました。
安定と信頼は勝利にも貢献する
基本的に新しいクラブの方が、絶対的な性能には優れているモデルが多いです。
一方で、グリーンをキャッチするクラブには、信頼感が必要です。
特に、昨今の女子ゴルフでは、ユーティリティーの担う役割は大きい。
だからこそ、打ちこなし、手足のように使えるクラブになっているのだと思います。
もちろん、パターなども、新作を持っていても、古くからのモデルを使うプロも多いですね。
コメント