渋野日向子さんのことは、今まで、相当ブログで書いてきました。
それでも、それほど昔のことでは、もちろんないです。
去年のKKT杯バンテリンで、初日最下位から、15打伸ばして予選通過。
ほぼ、ノーマークの扱いだった、サロンパスカップでの初優勝。
イミニョンさんとの雨中のプレーオフを制した、資生堂アネッサ。
全てを今でも鮮明に覚えています。
そして好調の波に乗って迎えた、2019年の全英女子オープン。
笑顔で、ノリとイカとタラを喰いつつ、最後まで走り切った。
スマイリングシンデレラとは、本当に素晴らしいニックネーム。
世界中が彼女の虜になりました。
自分を取り巻く世界が変わってから帰国し2勝。
しかも、両試合とも、感動的な勝利でした。
2020年は、挑戦の年。
元々国内志向だった彼女は、世界への道を選びました。
スイングを変え、考え方も変え、技術的な引き出しも増やした。
それを支えたのは、愚直とも言える練習だったのです。
今回の全米女子オープン。
3日目を終わって、最後の最後、暗くなるまで練習をしたのは彼女でした。
GDOの記事には、「勝利への執念」とあります。
でも、どうでしょう?彼女は、最終日に悔いなくプレーすること、
支えてくれた周囲の感謝に、結果として応えたい、
それだけを目標にしていたのではないかと思います。
今回、初めて知ったのですが、主催者である、USGAのセッティング。
彼らは、どんなにライが悪くとも、プリファードライは採用しないのですね。
これが今の時代に合っているのかは、賛否が分かれると思います。
それでも、それがルールなら、全く問題としないでしょう。
それが、渋野日向子という選手なのです。
どの試合にも、勝者がいて敗者がいます。
プロである限りは、勝ちにこだわるべきかもしれません。
でも、泥だらけのボールにまみれて、80打ったって良いじゃないですか。
自分の思う通り、コースが臨む通りのプレーさえして欲しい。
点数なんてつけなくても良いと思います。
ただただ、全力だけ尽くして欲しい。
それだけの準備をしてきたのですから。
決戦を前に、私から、一言だけエールを。
きっと、世界も同じエールを送るはずです。
GO HINAKO!
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