アースモンダミンカップ 優勝の行方は?

これまで、女子ツアーごとに優勝争いについて書いてきました。
ただし、今回のアース・モンダミンカップ。
新型コロナウイルスの影響で、いきなり開幕戦となりました。
ですから、優勝争いをうらなうというのは、困難です。
ましてや、開幕前には予想だにしなかった選手の最終日、最終組です。
・・・もちろん、個人的な期待は各選手にありましたけど。

そうは言っても、いきますか、展開予想と見どころです。
まずは、優勝のベンチマーク、基準点を決めましょう。
それは、古江彩佳さんのプレーとスコアです。

最終日のペアリングをおさらいしておきます。

最終組からさかのぼって5組を貼りました。

実は、このくらいの選手まで、十分に可能性はあります。

古江彩佳さん、3日目を終わり、スコアはー8です。
彼女のプレースタイルからして、伸ばすことはあっても大崩れは無い。
そうなると、下から伸ばす選手がいると一気に混戦となります。

ベストスコア予想は、ざっくりとですが、68。
仮に古江彩佳さんがイーブンでまわったと仮定すると・・・。
優勝の可能性は-4までの26選手になります。

飛躍的な進化をし、去年のスタッツが全くあてにならない田中瑞希さん。
プロデビュー戦の西郷真央さんには、過去のスタッツが全くありません。
田中瑞希さんの逃げ切り、最終組の若手優勝も充分にありえます。

実績からすると本命視されている鈴木愛さんで、興味深い記事があります。

https://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=151145

鈴木愛さんは、カギとなる9番ホールで2日連続池ポチャ。
ここで、5打を失っていながら、4位タイなので、十分優勝圏内です。

しかし、記事にある通り、今回は無観客試合。
ギャラリーがいないという点で、いつものトーナメントとは趣が違うのです。

「今季初めての試合ですし、無観客なので大勢のギャラリーが入っていたいつもと雰囲気が違います。見ている方が多いほど“ミスしてはいけない”など緊張するものですが、今週はみんなプレッシャーを感じることなく、落ち着いてできているように見えます。経験が少ない子でも優勝する可能性は十分にあると思います

確かにこれはありえる話で、事実、こんな取材も入っています。

確かに西郷が「無観客はアマチュアの試合のようで逆に集中できていると思います」といえば、首位を走る田中に至っては「無観客のほうが良かったと思います。大勢の前でプレーした経験がないので、(ギャラリーがいたら)萎縮していたと思う。今は緊張していないです」とまで言い切っている。

間違いなく、数十万人以上がインターネット越しに声援を送るこの試合。

全面無観客試合の初代チャンピオン、非常に楽しみです。

参考までに過去記事を。スカイAで2019年度プロテストの放送がありました。

感想 女子プロゴルファーへの道
史上最難関と言われた2019年LPGAプロテスト。そのダイジェスト版放送がスカイAでありました。注目される選手が多かっただけに貴重な番組です。

今回、最終組から優勝者が出たら、スカイAで再放送がされるかもしれません。
ちなみに田中瑞希さんは最終日の15番まで合格圏外。
それが、16番からの3連続バーディーで合格なりました。

西郷さんは、とにかくパッティングが入らず、泣きながらのプレー。
最終日の18番でバーディーをとって、滑り込み合格です。
そういった意味では、2人とも勝負強さを持っていると思います。

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