【まとめ版】古江彩佳優勝 TOTO ジャパンクラシック2021

JLPGA特別公認競技として開催された、TOTO ジャパンクラシック2021。穏やかな秋晴れの中、古江彩佳さんが、今季6勝目を飾りました。2020-21と統合されたシーズンですが、2020年の秋に3勝、2021年秋に3勝。賞金女王レースでも、1位の稲見萌寧さんに肉薄です。

見どころを書いた事前記事

TOTO ジャパンクラシック2021の見どころ
本来であれば、アメリカLPGAツアーの日本開催となるこの大会。コロナ禍のため、昨年と同様、JLPGA特別公認競技として開催されます。出場選手は厳選78名。高額賞金を争います。
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大会初日と2日目

予選ラウンド2日間は、お天気も良く、風も弱い。
いつもでしたら、好スコア連発となりそうですが、そうはなりませんでした。
これはひとえに、グリーンが非常に良く、付ける位置によって難しかったためですね。

大会初日は、小祝さくらさんが久々に首位スタートです。

指一本分でゲキ変 小祝さくら首位スタート|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:晴れ 気温:17.1℃ 風速:1.6m/s)
《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:23mm》

大会2日目も絶好のコンディション。
しかし、ピンポジの関係もあってか、さほどスコアは伸びませんでした。
決して本調子に戻ったとは言えない中で、小祝さくらさんが首位をキープです。

小祝さくら 12番で見せた気迫の1打|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:曇り 気温:17.1℃ 風速:1.7m/s)
《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:23.5mm》

とは言え、2日目になり、じわりと実力者が順位を上げてきました。
秋に強く、このところ好調の古江彩佳さん、腰痛はどこへ?のプレーを見せる稲見萌寧さんもあがってきています。

大会3日目

予選落ちの無いこの試合も、3日目に入りました。若干、風が出た印象です。
グリーンの難しさは相変わらずで、特に上からのパットは要注意。
俗に、「バント」と言いますが、下りは触るだけで、スーーッと転がっていく。
上りのラインを残し、決めていく、総合力が試される展開となりました。

古江彩佳 それでも首位浮上のなぜ|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:晴れ 気温:15.6℃ 風速:2.4m/s)《グリーン=スティンプ:11 3/4フィート コンパクション:23.5mm》

ここへきて、好調の古江彩佳さんが首位に立ちました。
本人的には、決して絶好調の感覚は無いようですが、傍から見ると、実に危なげない。
それでも、優勝争いにふさわしいメンバーが揃い、最終日を迎えます。

2位T上田、稲見 絶好調ではなくても-逆転Vを|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

優勝争いの見どころ

何せ、古江彩佳さんが首位と言うことは、ここが起点になります。
と言うのも、古江さんが最終日を首位で迎えた場合の勝率は100%だからです。
崩れない技術に裏打ちされた、勝負強いメンタルとパッティング。
何かしらの不運でも無い限り、優勝スコアは、-15には届きそうです。

そうなると、そのスコアに追いつくには、後続選手はバーディーが必要。
優勝争いに絡む選手は、稲見萌寧、上田桃子、西郷真央、小祝さくらと絞られそうです。

大会最終日

大会最終日にして、初めて風らしい風が吹きました。
そのため上位陣でも、大きくスコアを伸ばす選手は現れませんでした。
こうなると、古江彩佳さんのゴルフに追いつく選手は出てきません。

古江彩佳 他を寄せ付けない勝利

まるで後続との間合いを楽しむかのように、余裕を持ったプレーに見えます。
全てのショットがコントロールされたゴルフ。
ティーショットはフェアウェイをキープして、危なげなくパーオンする。
それも、決して無理にピンを狙わず、安全なサイドから攻める。
パッティングに自信があるからこそのゲームプランなのですが、見事な優勝でした。

古江彩佳 通算7勝目も-スキなし圧勝V |JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

(天候:晴れ 気温:20.0℃ 風速:2.5m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:23mm》

崩れないスタイルは、さらに輝く。ボールを操るテクニックが素晴らしい。フェアウエイキープは14/14と100%。第3日、9/14で猛省していたことが脳裏に浮かんだ。「特にきょうは、ボギーをひとつでも叩くと、スキを与えることになる。フェアウエイでなければ、ゴルフが始まらないが、私の信念です」。

最終の上位陣。全体がこちら

Day 4 ベストショット|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

この試合のトピックス

この試合を受け、いくつかのトピックスを記録しておきます。

渋野日向子は追い上げて7位タイ

2日目にはパッティングが決まらず、良いプレーが出来なかった渋野日向子さん。
それでも、3日目、4日目とスコアを伸ばし、なんだかんだ言いながらTOP10フィニッシュです。

3連続ボギーに「ヤバイ」 渋野日向子は終盤巻き返し7位フィニッシュ
◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 最終日(7日)◇瀬田GC北コース (滋賀)◇6616yd(パー72) 9番のパー4で3オン2パットのボギーをたたいた渋野日向子は10番、11番でもスコアを落とし、「3連続はヤバイ」と気持ちを引き締め直した。 12番(パー3)は7Wで2.5mにつけて、バウンスバック。その後も3バー...

最終日も9番から3連続のボギー。
「気を引き締めた」でカムバックしてくるところが並みの選手との違いです。
調子自体は微妙だと思いますが、LPGAツアーQスクールに向けて、調子を上げていきたいところです。

葭葉ルミ ホールインワン達成

久々に登場ですが、葭葉ルミさんがホールインワン達成で300万円獲得です。

葭葉ルミ 人生初エースで流れが変わる|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

人生初と言うのは意外です。
しかし、現在賞金シード外の65位なので、300万円は、賞金に加算されればというのも本音としてありそうです。

接近した賞金女王争い

この大会2位に稲見萌寧さんが入ったので、順位は変わらず。
しかし、古江彩佳さんの優勝で、差は縮まりました。

1位 稲見萌寧 ¥234,566,049
2位 古江彩佳 ¥230,597,575

残り試合数を考えると、これは2人に絞られたように思います。
そして、メルセデスランキングですが、これは逆転です。

1位 古江彩佳 3,596.36pt
2位 稲見萌寧 3,535.60pt

こちらについては、非常に大きな意味が出てきます。
と言うのも、今季終了後、古江彩佳さんは、LPGAツアーのQスクールを受験します。
これに通過できれば、来季からは米ツアーを主に戦うと思いますが、それにあたっては、国内の出場資格も出来れば確保しておきたいところです。

メルセデスランキング1位になっても、3年シードが獲得できます。
賞金女王もですけど、こちらも手に入れたいタイトルだと思います。

シード権争いは残り2戦

シード権を争う選手にとっての出場は、残り2試合となりました。
ちなみに来季のシードは、今季の賞金ランキングまたは、メルセデスランキングの上位50人に与えられます。
この大会という意味では、菅沼菜々、林菜乃子の両選手が上げてきました。

賞金ランキングはこちら、メルセデスランキングはこちらです。

また、2023年度のシード権は2022年のランキングによって決定されるのですが、この年から、賞金によるランキングではなく、ポイント制のランキング(現メルセデスランキング)に一本化されます。

女子ゴルフ シード権はポイント制に完全移行へ
女子プロゴルフのシード権についての基準が変わります。長年、賞金ランキングをベースにしたシード権が常識化していましたが、各大会毎に賞金総額に差があること、海外試合での獲得賞金額が反映されていないといった側面がありました。今季、ポイント制との併用がされていますが、今後はポイント制へと一本化されます。

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