後続に3打差をつけて迎えた、初めての最終日最終組。
確かに、「成長した田中瑞希」を見せてくれました。
このブログでは、30回以上の登場回数があります。
それでも、今回、初めて名前を知った方も多いかと思います。
そのショットメーカーぶりには注目すべき点がある。
そして、3日目までは、上手くはまった。
151cmと小柄ながら、飛距離の出るドライバー、
ウェッジでピンを刺すショット。
愛くるしい笑顔も印象に残ったのではないでしょうか?
しかし、自分がオシていながらも、確実な優勝候補とは書けませんでした。
それは、ひとえに経験値が低かったからという、たった1つの理由です。
記事にもある通りです。
「ショットが曲がりだしたりもしたし、パットが緩んで外したりもした。プレッシャー…。そうですね、なんだろう…。あったかもしれないですね」。言葉を探すように、あらためて自らの精神状態を振り返った。必死に食らいついたものの、3バーディ、4ボギーの「73」。自己最高の3位タイフィニッシュにも、1打届かなかった思いが胸を占める。
プレッシャーは無いとインタビューで答えていた田中さん。
確かに手が震える、クラブが上がらないといったことは無かったです。
しかし、微妙にスイングの軌道やタイミングが違った。
つまり、これがプレッシャーなのだと思います。
16番でボギーをたたいたときは、さすがにダメだと私も思いました。
しかし、田中さんは最後まであきらめない、切り替えたのですね。
成長を感じた一週間だった。「ショット、アプローチ、パットと全体的にレベルアップできていると感じました」という技術面から、「(去年優勝争いした女子プロ選手権と比べて)焦らずフワフワせずできました。経験が生きたと思う」とメンタル面もレベルアップ。手ごたえは十分に感じた。
去年の日本女子プロゴルフ選手権は最終日に崩れてしまった。
最初からがっついて、ふわふわしたままスコアを落としてしまったのです。
それでも、良いプレーをするともらえる声援の楽しさを知ったのです。
会見中、目を潤ませる場面もあったが、最後まで田中らしい気丈さは見せた。「きつかったけど、終わってみたら楽しかった。勝てなかったことは課題として頑張りたい」。昨年から「みんな活躍して、優勝もしているので、早く追いつけるように精一杯頑張りたいです」と話す黄金世代の一角は、この経験を糧にさらに羽ばたいていく。
田中瑞希さんに、涙は似合わない。
どこでもマイペースな笑顔で、ベタピンショットを決める。
3度目の受験で合格した、黄金世代としてのプロテスト。
決して、出遅れなんかじゃありません。
岡本綾子さんでも、言うと思います。
まだまだ、これからです。
全国区として、注目すべきプロになったと思います。
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— JLPGA_official (@JLPGA_official) June 29, 2020
田中瑞希クラブセッティング
今大会健闘した田中瑞希さんのクラブセッティングです。
ドライバー: マーベリック サブゼロ ドライバー(10.5度)
スピーダー エボリューション 6(長さ44.75インチ、硬さSR)
FW&UT:マーベリック フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
XR ユーティリティ(22度)
X フォージド UT アイアン(24度)
アイアン:X フォージド スター アイアン(6番~PW)
ウェッジ:マックダディ フォージド ウェッジ(ミルキークロムメッキ仕上げ)(48度、52度)
ジョーズ ウェッジ ジョーズ ウェッジ(58度)
パター:トゥーロン サンフランシスコ パター
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