ゴルフ発展途上の方は、スイングの研究に余念が無いと思います。スイングの唯一の正解はありませんが、スイング軌道には唯一の正解らしきものがあります。それは、ビジネスゾーンと呼ばれる、インパクトの前後30㎝の部分。ここを正しい軌道でスイングすることを目的にしたいです。
素振りの質を高める
自宅の庭やベランダ、ガレージでも構わないと思いますが、素振りはしたいです。
素振りは特に目的を定めずに行っても、ある程度、それなりの効果はあります。
ゴルフスイングで使う、体の使い方や動かす筋肉を覚えることが出来るからです。
とは言っても、せっかくなので、効果を高めたいですよね。
自分が自宅素振りでやっているのが、左手での片手素振りです。
なぜ?左手の片手素振りの重要性
両手で言えば、左手は右手より、スイングで圧倒的に重要です。
女子ゴルフ、2019年のTポイント×ENEOS ゴルフトーナメント。
上田桃子さんが優勝したのですが、右手中指の怪我をして、ほぼ使えない状態でした。
「まさかです。朝、(右手中指が)こんなに痛くなったことも、まさか。プレーできたことも、まさかです。本当にまさか、まさかの連続で…」。
「昨晩、痛みで目が覚めた。最初は、骨折しているのか…。そのぐらい痛い。こういう痛みは初めてですから」と説明する。当然、好位置につけているとはいえ、棄権も覚悟したそうだ。
夜中に痛みで目が覚める、骨折しているかと思う、棄権を考えるほどの痛み。
それでも、逆転優勝なので、これは、根性だけで語れるものではありません。
優勝インタビューで、こんな部分があります。
「普段から、下半身で打つことを心がけていたから、右手がダメでもやれるのではないかと思った。練習場では20球程度、打ってみましたね。試合中は、右手をかばっているからどんどん痛くなってきたし、とにかく指先を意識しない。おなかに普段の何倍も力を込めた。普段と飛距離はそれほど変わらない。3番でバーディーが先行したことで助かったと思います」
いかに体幹を意識して、左手主導でスイングすることに効果があるかを表していると思います。
ちなみに、最終日に上田桃子さんを送り出した、辻村明志コーチの言葉は、
「ゴルフに右手は必要ないことを証明してこい!」でした。
左手素振りの方法
ビジネスゾーンと呼ばれる、インパクトゾーンを意識します。
振り幅は、8時-4時くらいで、30ヤードくらいのアプローチをするくらいの大きさです。
自分は、普段、使っていないウェッジを使っています。
家での練習ですから、ホームセンターに売っている、人工芝で十分です。
8時-4時とは言っても、いわゆる手打ちでは、そもそもクラブが上がりません。
そして、元に戻って来ない。体幹でテークバックすることが重要です。
あとは、手首の角度を保ったまま、体を回転して、人工芝の表面をサッとすれればOKです。
関連する練習ドリル
ウェッジの片手打ちは、上級者の方であれば、練習場や、ラウンド前の練習ルーティーンで、最初にやっていることかもしれません。
やぱり、練習で意識したいのが、ビジネスゾーンでの動き。
これについては、意外なところで、役立つ動画レッスンを見つけました。
UUUMで三浦桃香さんが出演している、アイアンショットの回です。
ここでは、左打ちの話は出て来ません。
しかし、アイアンを2本握ったショートスイングのドリル。
これは、初心者から上級者まで、やっておいて間違いのない練習方法です。
ドライバーショットからアプローチまで応用が効く、いわば基本でもあります。
シンプルなものですが、スイング迷子になっている方は、立ち返ると良いかもしれません。
コメント