【試打レポート】ブリヂストン TOUR B JGRドライバー

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ブリヂストンのTOUR B JGRドライバーの2019年モデル。2021年シーズンでは、女子プロの吉田優利、三ヶ島かなの両選手がツアー初優勝を飾ったドライバーです。ほど良いつかまりと寛容性があり、使いやすく飛距離性能もまずまずのドライバーです。

中古でも優れた性能を実感

実は、2019年モデル発売当時にも試打して好印象でした。
今回は、吉田優利、三ヶ島かな両選手の優勝記念ということで、中古でゲット。
ブリヂストンでは、Bシリーズが現行モデルで、古江彩佳さんらが使用しています。
しかし、中古のJGRでも性能は十分という感触を持ちました。

ブリヂストンのTOUR B JGRドライバーの特徴

まずは、このモデルから搭載された、サスペンションコアが最大の特徴かもしれません。
フェース面の裏側、ここに赤いポッチがあります。
これが、サスペンションコアですね。

これが、どういった機能を発揮するかと言えば、寛容性だと思います。
芯で打ったときは、どのドライバーでも飛びます。
このサスペンションコアによって、多少、打点がぶれても曲がらずに飛ぶ効果があります。
ブリヂストンの公式HPはこちらです。

TOUR B JGRドライバーの試打スペック

既に購入をしてしまったので、購入スペックでもあります。
構えた感じのクラウン部。当時エースだった、タイトリストの917D3との比較で。

左側がJGRです。917D3が小ぶりなのですが、JGRはほど良い大きさで違和感はありません。

シャフトは標準でいくつか用意されています。
最も流通しているのが、TOUR AD for JGR TG2-5 シャフトでしょうか?
軽量が好みと言う方には、AiR Speeder JGR シャフトも用意されています。
自分が試打して、最もマッチしたのが、Speeder 569 EVOLUTION VI シャフトでした。

その他合わせて、計6種類のシャフトが用意されています。こちら

シャフトによって、振り感や挙動が変わるので、ベストマッチを選びたいですね。

TOUR B JGRドライバーを振ってみた

Speeder 569 EVOLUTION VI シャフト装着のモデルで重量は、296g。
アスリート系モデルだと、310g程度になるので、それらと比べるとほど良い軽さです。
一応、カタログ上のバランスは、D2で45.5インチとなっています。
個人的にはちょうど良い振り感でしたが、軽量好みの方は、AiR Speederも選択肢かもしれません。
それだと、重量が290gを切る軽さになります。

TOUR B JGRドライバーを打ってみた

このドライバーまでは、弾道調整機能、いわゆるカチャカチャはありません。
ですから、余計にシャフト選びには注意を払いたいです。
しかし、素性が良く、変なクセも無い、ちょうど良いつかまりにセッティングされています。
打ち方としても、クラブなりに振ってやれば大丈夫です。
変にアッパーに打たなくても、上がりやすくて、適度なつかまりです。

TOUR B JGRドライバー試打インプレッション

いくつかのポイントに分けて、印象を書いていきます。

TOUR B JGRドライバーの弾道

打ち出し角は、まずまず高めの弾道が出ます。
スピン量は、ほぼ標準的で、やや少なめの印象です。
この2つのバランスが大切で、スピン量は少なければ、飛ぶのですが、安定性には欠ける。
そういった意味からは、安定して、強い弾道だと思います。
少しのつかまりバイアスなので、ストレートからドローよりくらいの感じです。

TOUR B JGRドライバーの打感

打感は、ひと言で言えば、「爽快」です。
ソリッドで、若干高音な感じですが、「スパァーンッ」という感じで弾きます。
それでも、フェース面での食いつきも感じられ、弾道イメージと同調性があります。

TOUR B JGRドライバーの操作性

操作性については、「そこそこある」という感じです。
ストレートを基準にすると、ドローはかけやすいです。
逆にフェードを打つとなると、かなり、カットに入れる打ち方になります。
ただし、スライサーを助けるレベルでは無いと思います。
根っからスライスという方は、他のモデルが良いと思います。

TOUR B JGRドライバーの飛距離性能と許容率

ミスヒットについては、かなり優秀な許容度だと思います。
もちろん、スイングの軌道にもよりますが、フェースのミーリング部分に当たりさえすれば、そこそこ距離が出ます。
12月の試打データですが、冬でもこれくらいは飛びます。
初速、いわゆるボールスピードも、まずまず出ていると思います。
※補正無し、練習場のレンジボールでのデータです。

現在、エースとして使っているTSi3と比べると、一発の飛距離は若干劣ります。
それでも、平均的な飛距離や寛容性については、JGRが上回る印象です。

当然、暖かい季節になると、もう一段上の飛距離は出てくると思います。
寛容性についてですが、ミスヒットした場合は、ペチッ的な打音になります。
それでも、大きくは曲がらず、飛距離も落ちず、200ヤードそこそこ飛んでくれます。

TOUR B JGRドライバーをオススメできるユーザー

何しろ、エースのTSi3ドライバーは良いのですが、簡単では無いのが難点?です。
一生懸命振ることを要求されると言うか、振って当たれば、魔力のような球が出ます。
一方で、冬場になると、なかなか安定性という意味からは厳しい。

こういった点を考慮すると、オススメできるユーザーは、
ある程度の腕前があって、ストレス無くドライバーを振りたい方ってところでしょうか?

球筋はストレートドロー系なので、スライスを助けてくれるかと言えば、そうでは無いです。

スライスで困っている方には、SIM2MAXのDや、SIMグローレなどが良いと思います。

参考の試打動画

TOUR B JGRドライバーの試打動画

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