女子ゴルフペアマッチ選手権とミルフィーユ

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毎週月曜日の21時からBS朝日で放送されている、女子ゴルフペアマッチ選手権。シーズン8準決勝マッチ13は、千葉県のミルフィーユゴルフクラブで行われました。テレビ番組の舞台になることは珍しいコースですが、自分も多くラウンドしたコース。攻略の方法をご参考まで。

【2020R2】ミルフィーユゴルフクラブ ラウンドレポート
ミルフィーユゴルフクラブは、都心からもアクセスが良く、プレーフィーもお値打ちなコース。特に千葉市内からは高速道路を使わずに行けるのでコスパが高いゴルフ場です。実際のラウンドをしてレポートしてみました。プレーをする方のご参考になれば幸いです。

女子ゴルフペアマッチ選手権のHPはこちらです。

女子ゴルフペアマッチ選手権 | BS朝日
BS朝日「女子ゴルフペアマッチ選手権」の番組サイト。賞金総額500万円、若手女子プロゴルファーペア16組・32人による、マッチプレーのトーナメント戦を開催!予選・決勝を勝ち抜き、優勝賞金200万円をゲットするのは果たしてどのペアなのか?

ミルフィーユゴルフクラブNo.1ホール

1番なのですが、距離は短くても、結構、トリッキーなパー5です。
ティーショットが、まず、選択を強いられます。
正面のバンカー手前までで、約230ヤード。

ティーイングエリアからは見えないですが、バンカーのすぐ奥は池が隠れています。
ですから、基本は正面バンカー手前までフェアウェイウッドで運び、2打以降は、左ドッグレッグの打ち上げホールとなります。
そして、2打目レイアップも方向性が大事で、広い左半面はラフのため、3打目で砲台グリーンを狙うには難しい。グリーン手前には、がっつりとガードバンカー。
グリーンは砲台で奥行きの無い、左右2面に分かれています。
そのためにもセカンドを右フェアウェイの良い場所にレイアップして、短い番手で正確なキャリーで乗せたいと思うホールです。

しかし、番組では4人全員がドライバーでティーショット。
亀田さんは当たりが薄いのが幸いし、フェアウエイバンカーの手前。
それでも、実はこの地点が、セカンドを打っていくには、絶好のポジションです。

澁澤さんと鈴木さんは、ホールの罠通りに、右のペナルティゾーンぎりぎり。
後藤さんはナイスショットで飛ばしましたが、あのラインを狙うには、幅が10ヤード無いようなところなので、相当な技術が必要です。

後藤さんは、セカンドも3番ウッドで2オンを狙いましたが、オーバーして奥のこぶ。
良く止まったと思いますが、もう少しいくとOBのラインです。

やはり、このホールは1打目、2打目と正確に運んで、3打目をピンポジを確認しながら正確にキャリーさせたいところです。

ミルフィーユゴルフクラブNo.2ホール

2番ホールは、距離が短いものの、グリーンまでずっと打ち上げなので、数字以上に長いです。
また、グリーンは、奥行きが無いので、正確なキャリーで攻めたいです。

プロたちは強烈なアゲインストの中、セカンドを上手く打っていきました。
しかし、乗ってもグリーンの傾斜が強いので、まず、同じ面に乗せたい。
それから、タッチを合わせていきたいグリーンです。

ミルフィーユゴルフクラブNo.3ホール

打ち出しは真っすぐですが、セカンド地点から打ち下ろし、やや左ドッグレッグのホール。
220ヤードくらいまでの距離であれば、正面のフェアウェイ狙い。
240ヤード以上飛ぶのであれば、右はラフから斜面に落ちてしまいます
そのため、飛ぶ人は、フェアウェイ左サイドギリギリに打っていくことが要求されます。
下り斜面に落ちれば、傾斜で相当転がって距離を稼げますが、右ラフから斜面に落とすと、パーセーブも厳しいです。

鈴木、澁澤、後藤の3選手は、しっかりと狙い目でフェアウエイキープ。さすがプロ。
亀田さんが打ち出した方向が、このホールの罠になっています。

セカンドは打ち下ろしと風を考慮して番手を選びたいです。
グリーンは大きくて、傾斜も少ない方なので、距離感重視で狙いたいところです。

ミルフィーユゴルフクラブNo.5ホール

ここは距離が短く、方向性を重視していきたいホール。
ティーショットさえ上手くフェアウェイに置ければ、残りはウェッジで寄せられるホールです。

ただし、景色もですが、右のカート道方向に誘われるので、そこが注意です。
一般的には、フェアウェイウッドを使ってティーショットを打ちますが、ドライバーを使って当たると、グリーン手前、微妙に距離の残るバンカーまで届いてしまいます。

亀田さんと鈴木さんは、各々5Wと5Iでティーショットを打ちましたが正解。
一方でマッチダウンしている澁澤さんと後藤さんは、果敢にドライバーを持ちましたが、ここはホールの罠である右のカート道路とラフ。

セカンド地点に行けばびっくりの、鈴木さんは、5Iのティーショットで残り86ヤード。
確かにドライバーで打てば、距離的には乗ったかもしれませんが、コースマネージメント的には正解の攻め方でした。結果も1mのベタピンバーディーです。

一方、右ラフに行ってしまった、後藤さん、澁澤さんの第2打地点。

さすがツアープロの技で乗せてきましたが、アマチュアだと難しいですね。

ミルフィーユゴルフクラブNo.7ホール

このパー5も罠があるホールです。
気を付けたいのは、ティーから見えない位置にある、右サイドの池です。

幸いにも?収録日は強烈なアゲインストのため、フェアウエイ左ガードバンカーの並びまでしか各選手とも飛びませんでした。
ただし、通常であれば、あのポジションは、ユーティリティーくらいの距離です。
もしドライバーで狙うとなれば、フェアウェイの右サイドに着弾してしまえば、かなりの高確率で、転がって右の池に転がり込む設計になっています。番組では、亀田さんがセカンドで右の池につかまってしまいました。
通常の状態で、ドライバーで打つ場合は、フェアウェイの左サイドより左。バンカーの上方向を狙っていかなければなりません。

そうすると、やっとフェアウェイの真ん中の下り傾斜にあたって、距離も稼げます。澁澤さんは、セカンドをこのライン、直ドラで打っていってナイスショットでしたが、これはプロだからです。(笑) 左の林方向にはOBがあります。

しかし、池越えのセカンドを200ヤードくらいで狙えるポジションからも、まぁまぁ難しい。

基本はティーショットをフェアウエイに置いて、セカンドを狙った距離と方向でレイアップする。
サードショットで短い距離をウェッジで狙うマネージメントをしたいホールです。

このホール、プレーするときの注意点ですが、セカンド地点がティーからブラインド見えない場所になることが多々あります。カートには前のカート位置がナビで出るので、全員がセカンドを打ち終わるまでは、カートを前に進めないことが大切です。思わぬ打ち込み防止の観点からですね。

さて、対決の結果は、亀田、鈴木ペアが3&2で勝って決勝進出でした。

見逃し配信もあるようなので、見逃した方は番組HP経由で視聴できますね。

ミルフィーユゴルフクラブのこと

こうして振り返ると、基本的に距離は短くて戦略的なコースですね。
戦略的と言っても、絶対行ってはいけないところが分かりやすいです。
ですから、セーフティーに攻めていけば、大たたきはしないと思います。

一方で、広いコースで豪快に飛ばしていきたいという方には不向きかもしれません。
自分が良く行っていたのは、千葉市内からだとアクセスがそこそこ良いからですね。
高速道路を使わずに、一般道で行ける立地です。
プレーフィーもまずまずお手頃なので、ご参考にしていただければ幸いです。

 

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