飛ばすためにも大切な飛ばさない練習

ここでは、何回かに渡って、アプローチの記事を書きました。
ここでふと気が付いたのですが、アプローチは飛ばさない技術ですよね。
と言うことは、逆に飛ばしのヒントもあるのでは?と考えました。
今回は、それについて考えていきます。

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アプローチに必要なのは、飛ばさない技術

アプローチのミスにはザックリやトップがあります。
それと、飛ばし過ぎというのもありますね。
その飛ばし過ぎを回避するために、飛ばない準備をするのがアプローチです。
具体的に見ていきましょう。

振り幅のコントロール

ウェッジのフルショットで80ヤードとかを打たない限りは、振り幅を小さくします。
時計で言うところの、9時3時とか8時4時とかですね。
振り幅をコントロールするときに大切なことは何でしょう?

何だろう?

アプローチ以外の多くのショットでは、基本的にフルショットが多いですよね。
その違いを書き出していきます。

体重移動の違い

振り幅が小さければ体重移動は少なくて済みます。
大きくなればなるほど、体重移動は多く使います。
しかし、体重移動については、あくまで、体の内側の範囲です。
外にスウェーすると、エネルギーも正確性も落ちます。

確かに・・・

軸の考え方は、荷重のかけ方は違うにしろ、基本的に同じだと思います。

捻転(回転)量の違い

これは振り幅にも連動しますが、小さければ捻転も小さい。
逆に言って、大きく飛ばすためには、捻転量を増やさなければならないということになります。

腕の意識

アプローチでは、飛ばさないためにも、グリップは強めに握ります。
逆に言えば、飛ばすためには、グリップは緩めに握るのが正解ということになります。
どのくらいが適正なのかは人に拠りますが、アプローチより少なめにはなります。

また、グリップ圧は腕力にも関連します。
グリップを強く握れば握るほど、腕に力が入り、逆にヘッドスピードは落ちます。
逆に言えば、腕の意識を少なくすることが、飛ばす要素の1つでもあります。

スタンス幅の違い

特に短いアプローチでは、スタンス幅を狭くします。
両足かかとをつけるくらいの幅で良いときもありますね。
5ヤードしか飛ばさないためには、スタンス幅を大きくする必要はありません。
逆に言えば、スタンス幅はフルスイングの時には広くなります。

ただし、単にワイドにすれば良いと言う話ではありません。
自分の場合、目安は、ジャンプするのに最も高く飛べる幅です。

これは、荷重が最もかかるという意味が1つ。
安定感が得られるというのも理由です。

地面反力の使い方

ここ最近になって、地面反力がクローズアップされています。
GGスイングなども一例ですよね。
ただし、地面反力というのは、元々全てのゴルフスイングで使われているものです。
もちろん、ショートゲームに比べるとフルショットは地面反力は大きい。
スタンス幅にも関係しますが、地面反力を得るには、適正な幅があると思います。
そのために、ジャンプして着地することで確認するのは1つの方法です。

地面反力をどのくらいの強さで使ったら良いかは、スイングタイプによって違います。
また、求める飛距離や安定性にも関係します。
自分の理想に最も近い幅を見つけてスイングするのが大切だと思います。

逆説的飛ばしの考え方

いかがでしたでしょうか?
飛ばすためには、飛ばさないスイングからヒントを得る。
こういった考えをすること自体、自分のスイングを見つめる良い機会だと思います。

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